靖国神社で出会った男性と、とある学生のお話です。
靖国神社と九段下を舞台に、
時にはゆるく、時には物騒に、
彼らは語り合い、それでもお互いの心の内をすべて明らかにするわけではありません。
彼らの物語を中心として、
靖国神社にまつわる物語、
命に関する物語、
宗教に関する物語など、
筆者の広い知識が絡まり合って、
物語は意外な結末を迎えます。
靖国神社で出会った男性の、正体も何もかも闇の中です。
それが一番のホラーであり、
不気味さでもありました。
とても読みごたえがありました。
ありがとうございました。