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湖と彼岸花



 赤い花弁が一枚 此処に浮かんでいた

 花弁はゆらり 黒い水面を漂っている


 けれどもうすぐ それも終わってしまう

 薄い花弁には じわじわ水がしみこんで

 沈んでいった 深い深い 静かな水底へ




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