ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
第3章では意地悪トリオによるパーティ追放と、リピエノさん&先輩トリオによる救済などを書きました。
意地悪トリオのイジメの理由、奴隷商人ユピテルの企みも明らかにしています。
続く第4章では、2年生に飛び級したアルキオネのダンジョン研修や、セラフィナ関連のエピソードを書く予定です。
この後もどうぞお楽しみ下さいませ。
【30話までに登場した初級スキルと下位魔法】
学園ダンジョンの宝箱から手に入るスキルは、基本的に冒険者にとって役立つものになっています。
スキルは能力値に関係なく誰でも習得可能です。
魔法は「魔法文字」を理解できれば、その文字に触れることで習得可能です。
魔法文字は学園の授業で習うほか、貴族や富裕層の子供は家庭教師から習うのが主流です。
魔法には熟練度の概念があり、使用することで性能が上がる。
魔法の射程範囲は「目視できる場所」まで。
◆初級スキル:スライムアタック
かけだしダンジョンの最奥にある水色の宝箱から手に入るスキルカードを使うと習得。
スライムの攻撃を再現したスキル。
スキルを使うと手乗りサイズのスライムが飛び、相手に打撲傷を与える。
使用者の運が良ければ、相手を転倒させられる。
◆初級スキル:スライムガード
フェヴリエ洞窟の最奥にある黄色の宝箱から手に入るスキルカードを使うと習得。
スライムの弾力を強化し再現したスキル。
スキルを使うと弾力のある壁が現れて、攻撃を防ぐ。
使用者の運が良ければ、ダメージ返しの効果が出る。
◆下位土魔法:ストーンバレット
図書館の魔法書から習得。
土属性をもっていると威力が上がる。
石礫を飛ばして敵を攻撃、数個の小石が敵に向かって飛ぶ。
◆下位風魔法:ウィンドストーム
図書館の魔法書から習得。
風属性をもっていると威力が上がる。
竜巻を起こして敵を巻き込む、または自分の周囲に風の壁を作って敵の接近を防ぐ。
◆下位風魔法:ウィンド・カッター
図書館の魔法書から習得。
風属性をもっていると威力が上がる。
カマイタチに似た現象を起こし、旋風の中心にある真空や低圧によって敵を切り裂く。
◆下位火魔法:ファイアボール
図書館の魔法書から習得。
火属性をもっていると威力が上がる。
火の玉を飛ばして敵を攻撃する。
◆古代光魔法:
伝説の聖女が使っていた回復系の魔法。
古代魔法文字が読めることと、光属性をもつことを条件に習得。
光属性をもつ者は基本的に聖女だが、
怪我や病気や状態異常など、健康に問題がある相手を完治させる。
熟練度の概念は現代の魔法と同じ。
効果範囲は「使用者が放つ光が届く場所」まで。