私が勝手に「ホラー界の巨匠」と呼んでいるミスミ先生の新作です。
途中までですが、田舎の嫌なじっとり感と、自分だけが素材感を感じちゃうような雰囲気が最高に気持ち悪いです。
先生らしい「辺境の村」までの交通の方法とか、叢に入ると足を切っちゃうとか、そういうリアリティも伏線なんじゃないかとか、色々考えちゃいます。
でもそこで登場する美形兄弟……表紙を見てみると「彼らか!」という気持ちになって、たまりません。
タイトルがトウさんの顔にかぶってる意味とか、この先生なら絶対意味ある!と妄想するとそれだけで楽しいです。
さかさまさまとか、普通かと思ったらいきなりぶっ壊れる日常とか……
契約連載もありますが、こっちのホラーも読んでみて欲しい!という気持ちでいっぱいです。
因習村、ボーイ・ミーツ・ガール、呪い、謎の儀式なんかが刺さる人は絶対に刺さると思います!
男の人なのにさかさまさまの「花嫁」なところとか、裏盆とか、気になる言葉がいっぱい。
先生のお言葉では4万文字程度の作品らしいので、続きが執筆されるのを心待ちにしています!