「このチーズでベイクドチーズケーキを作ってみようかな」
自家製クリー厶チーズにシキカ蜜をかけて食べていたら、チーズケーキを食べたくなってきた。
ちょろっと現実世界へ空間移動して、スマホでベイクドチーズケーキのレシピを検索してみた。
【ネットで調べた材料】
クリームチーズ200g
砂糖60g
卵2個
薄力粉大さじ3(27g)
生クリーム200ml
レモン汁大さじ2
無塩バター 20g
(砂糖か、これシキカ蜜で代用したら美味いかも。
オラオラ鳥のタマゴと、薄力粉は前にキャットフードを分解したときのがあったな。レモン汁はシキカの果汁で代用しよう)
家にある物を思い出しつつ、これから手に入れる物を把握した。
オラオラ鳥のタマゴは1個で鶏卵L玉3個分サイズなので、3分の2を使おう。
砂糖の代わりに蜂蜜を使う場合はネット検索したら70gと書いてあった。
シキカ蜜も同じくらいで良さそうだ。
(タマゴ1個下さ~い)
俺は心の中で言いつつ、巣からタマゴを1個頂戴した。
抱卵前の巣に母鳥はいない。
父鳥にも見つからずに済んだ。
タダで貰うのは悪いかなと思い、彼らの好物のトウモロコシっぽい穀物をそっと置いた。
「生クリームとバターを作るから、ミルクを分けてもらえるかな?」
「「「メェ~」」」
今回は、馴染みのシェーブルとその仲間たちに集まってもらった。
ミルクを絞り、その場で魔道具を使って過熱殺菌を済ませて、【分離】魔法で生クリームを抽出していく。
バターはその生クリームから作る。
これ、手作業だと大変だよ。
生クリームを瓶に入れて、ひたすらシェイクしなきゃならないからね。
これも【分離】魔法で作れるから、今の俺には簡単なお仕事だ。
材料が揃ったところで、俺は帰宅してベイクドチーズケーキ作りを開始した。
【ネットで調べた作り方】
①クリームチーズは室温に戻すか、レンジで30秒ほど加熱してやわらかくしておく。
②ボウルにクリームチーズを入れ、木べらやゴムべらでよく練り、なめらかになったら砂糖を加え、泡立て器で混ぜる。
③卵を溶き、数回に分けて加え、そのつど混ぜてなじませる。
④ふるった薄力粉、生クリーム、レモン汁の順に加え、そのつどよく混ぜる。
⑤バターを湯せんにかけて溶かし、熱いうちに加え混ぜる。
⑥オーブンシートを敷いた型に⑤の生地を流し、180℃のオーブンで約40分焼く。
⑦焼き上がったら型ごと常温に置いて充分粗熱をとり、冷蔵庫に入れて約2~3時間冷やす。
異世界の場合はオーブンじゃなくて石窯だけど。
窯焼きベイクドチーズケーキ、美味しくできたよ!
ルカや猫神様は食べられない(食べない)から、職場に差し入れてみよう。