イスラエルが大暴れしている。第二次世界大戦中に、エルサレムにユダヤ人の国を築こうという方針が立てられたわけだが、エルサレムはキリスト教、ユダヤ教、イスラームの聖地である。
筆者は、イスラームという宗教に一ミリも共感を見出すことが出来ない。特に、同性愛行為を死刑と定めている点は、異常である。
筆者の持論だが、同性愛を否定し、異性愛を推奨する宗教は、信者の獲得という下心のためであって、決して信条に基づくものではないと看破するからだ。
ともあれ、イスラームをあまり刺激するべきではない。
『悪魔の詩』を書いたサルマン・ラシュディはイスラーム世界から死刑宣告を受け、実際に襲撃を受けた。
また、『悪魔の詩』を翻訳した翻訳家も各地で襲撃されており、日本でも日本語版の翻訳を担当した翻訳者が殺害される事件がおこっている(未解決)。
イスラエルがイランを再度攻撃したことで、中東が危機的状況に陥るかというと、必ずしもそうではないらしく、イスラームの中でもシーア派やらスンニ派やらといった派閥があるらしく、イランの派閥は近隣のイスラーム諸国とは一線を画するため、イスラエル(アメリカ側)とイスラーム諸国という大きな対立は成り立たないとされる。
イランに対して、周辺のイスラーム諸国はどのような視線を注いでいるのだろう……。
イスラエルのイランへの攻撃は衝撃的で第三次世界大戦開戦かなどという見方もあったが、なんと、ウクライナに侵攻中のロシアのプーチン大統領がイスラエルとイランの仲裁に入ろうとしているらしい。
アメリカVSロシア あるいは アメリカVSイスラーム諸国連合 ・・・ こういった図式は今のところ成立しそうになく、第三次世界大戦の到来はあまり恐れなくてもいいような気がする。
しかし、宗教とはいったい何なのだろう、と考えさせられる。
基本的には人々が救われるためにこそあるものだと思うけれど、宗教が根幹にある対立というのは本末転倒にも見え、そしてそんな単純な話ではないのだろうなという諦めも覚える。
宗教・・・むずかしい。