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第23話 余計なことをしないで!


 世間では、収益を上げたいばっかりに(これ以上内部留保増やしてどうすんの?)余計なサービスが行われている。


 一つ一つ指摘していたらきりがないので、今年被った余計なサービスについて二つ記します!


①有楽町OIOI 「クレイジージャーニー展」グッズ売り場


 クレイジージャーニーの詳細は省くけれど、奇矯な旅人(ジャーニー)が普通は行かないところに旅に行く、というTBSの人気番組で10年以上続いているみたいだ。


 筆者は、これといって熱狂的なファンというわけではないけれど、それなりに視聴していたのでこの「クレイジージャーニー展」にも足を運んだ。


 そして、展示物を見たあと、グッズ売り場でグッズを買おうとした・・・


 エポスカードの営業である。

 筆者はどうせ審査に通らないことなんか承知している。「審査通らないと思いますよ」と言った。

 でも、エポスカードの営業は「審査は別のスタッフが行うので」と取り合ってくれない。


 30分後。やはり、審査に落ちた。


 エポスカードを作った人には特典として、通常は1枚配布の「カード」(ジャーニーの名刺みたいなもの)が2枚貰える。


 まあ、審査には落ちたけど、さすがに30分付き合ってあげたんだ。最初に「審査落ちますよ」と告げたわけだしね・・・


「カード、2枚くださいよ」

「いや、1枚しか・・・」

「でも、30分時間を作ってあげたのに、あの時間は何だったの?」

「それは、審査の時間」


 先方は至極真っ当なことを言っている、と筆者も重々承知している(そもそも、クレジットカードの審査に落ちるような頭がアレレな人間だ)。


 ただ、どうしても納得がいかなかった。


 本来であれば、30分前に買えていたはずの商品を、カードの審査につきあわされ、書類なんかも書いたりした。


 それで、筆者としては、30分時間をあげて、手間もかけたのに、本来30分前にすんなり受け取れていたはずの品物とまったく同じ状態のものを購入するのは納得がいかなかった。


 たかが、カード。ペラペラのカードを1枚貰えるか、2枚貰えるかの些末なことだ。


 だけれども、30分余計に時間かかったんだからカード1枚くらいオマケしてよ。


 これは、筆者は無理難題をふっかけているだろうか?(まあ、ふっかけているのかもしれんな・・・)


 ただ、あんまりしつこくしてもカスタマーハラスメント(カスハラ)になる。


 「だったら、もういいです。買わないです」


 ・・・そう言い残し、その場を後にした。


 30分余計に時間と手間をかけて、同じものしか受け取れないくらいなら、何も受け取らないほうがマシだというのが、筆者の理論である。


 ただ、結果的にこの判断は正しかった。


 クレイジージャーニーのグッズなんて、ゴミみたいなもんなのだ(ファンの方ごめんなさい)。


 ゴミを買わされずに済んだ、と今では感謝しているくらい。


 【ここから、ちょっと人生論】


 とにかく、この世界には様々な価値観を持った人がおり、公共の福祉が害された場合は法律が入ってくるわけだけれども、筆者は、納得がいくかどうかで物事を見ている。


 夢を追いかけるのも、自由。


 例えば、芥川賞を受賞したいなあ、という夢を持つ。


 でも、どんなに素晴らしい小説を書いたとしても、評価されるかどうかは別軸の話だ。


 だから、作家を志すものは、納得のいくまで書くしかない。


 作家だけではない。漫才師だってそうだ。


 M-1グランプリで優勝したい。うん。


 でも、必ずしも、漫才の技量は陸上競技のタイムと違って数値化出来ないから。


 明確な優劣のつけようがない。だから、漫才師は納得のいくまで漫才をすればいい。


 素晴らしいものを書くことは出来る。

 素晴らしい漫才を演じることは出来る。


 でも、評価されるかどうかは、ギャンブルだ!!


 また、これはちょっと別角度の話になるけれど、「あの日見た芥川賞」、「あの日見たM-1グランプリ」に憧れるのは分かる。


 だが、意外と現在や将来の時点においては、実はみんなそんな羨望の眼差しで、芥川賞やM-1を見ていないかもしれない、という可能性はある。


 だから、あくまで自分らが納得することを第一に置いたほうが、より本質に近付けると思うのだ。(もっとも、何かしらの区切りをつけるという意味では賞レースも有効かもしれない)


 納得のいくまでやればいいさ!!


 ・・・と、まあ、クレーマーの話から、何故か夢の話へと変遷したけれど、ようするに、筆者はクレーマーだ。ごめんなさい(謝れて偉い)。



② 薬局日本メディカルシステム所沢店


 統合失調症とは別に、ハウスダストアレルギー、ダニ・カビアレルギーも患っており(めんどくさい肉体である)、アレルギー薬を受け取りに行った。


 そしたら、ほれ、見ろ、また余計な営業がやって来た。


 「試飲はいかがですか」というのだ。


 まあ、前に飲んだココアは美味しかったし、飲んでみるか・・・


 これがとんでもない辛さで、とにかく大変なことになり、結果的に言うと、家に帰って2回嘔吐した。


 普通に薬を受け取って帰りたかっただけなんだけどな〜


 ※これは、保健所案件で、いま、調査してもらってます。


 まあ、とにかく、金を儲けたい、金はあればあるほどいい、という企業側の論理によって、我々矮小な消費者は踊らされる。


 拙著『向こうから人がやって来る』ではないけれども、余計な


 だから〜!そんなに内部留保増やしてどうしたいの?

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