筆者は日焼けしにくい体質なので、よく
小学生の時は、学校の先生から「四森は日に焼けてないから、家で勉強してたんだな。
女性の方からも(筆者は男性)、「色が白くて
実は、筆者としては肌の色具合について
そもそも、
「色が白い」というのが、褒め言葉だった時代もあった。
「
※
少し話は変わるが、筆者が小学生くらいの頃はまだ、
「肌色」といっても、
当時の人々に
しかし、これにも注意が必要だ。現在、親が外国出身などの理由でアフリカ系などの日本人も多数存在する。
今の学校ではどうか知らないけれども、筆者が小学生くらいの頃は、おそらく肌の色を理由にイジメられることもあったと思う。
日本人=
もちろん、前回の
※
今、小学生の方々に、「肌色などという色があった」ことは信じてもらえないかもしれない。
それくらい、
ただ、筆者(30代)の世代は、やっぱり、アフリカ系の方を見かけると「あ、外国人」と一瞬思ってしまう。これは、アップデートしなければならないと思いつつ、なかなか
※
外国人の話でいうと、以前日本では外国人のことを英語で「alien(エイリアン)」と
ところが、若い世代はピンと来ないかもしれないが、『エイリアン』というアメリカ映画が世界中で大ヒットしたため、「エイリアン」という言葉に「恐ろしい化け物」という
日本という島国(長らく
※
そこらへんは、大陸で地続きとなっているアメリカなんかとは価値観の違いがあるだろう。
それこそ、トランプ大統領が
※
ネイティブアメリカンに関して言うと、以前は「インディアン」という呼称が一般的だった。
現在、ドジャース大谷翔平選手の活躍が注目を集めいてるMLB(大リーグ)の中に、クリーブランド・ガーディアンズというチームがある。もともとは、クリーブランド・インディアンスというチーム名だったのだが、改名をしたのだ。
これに関してトランプ大統領が、ガーディアンズをインディアンスの名前に戻すよう
「インディアン」という言葉に差別的な意図があるかどうかは争いがある。
ネイティブアメリカンはインド人ではないため、正確性に欠くという側面はあるかもしれない。
ただ、ネイティブアメリカンのことをアメリカ人は長らくインディアンと呼んでいた。そして、それはインド人のことを指しているわけではなく、ネイティブアメリカンのことを指しているのだ。
例えば、アメリカ映画の西部劇(ウエスタン)で「インディアン」という言葉が台詞にあるとする。
これを日本語字幕にした時に、「ネイティブアメリカン」と翻訳したことが議論を呼んだことがあった。
これに関していうと、西部劇の時代に「ネイティブアメリカン」という呼び名は一般的ではないはずなので、行きすぎたポリティカリー・コレクトネスなのなもしれない。
トランプ大統領は逆張りで「インディアン」を復活させようとしているのかもしれないけれど、「インディアン」「ネイティブアメリカン」「アメリカ先住民」は大航海時代から虐殺などとんでもない人権侵害を受けてきた
インディアンという言葉にはそれだけ黒い歴史の側面もあり、ネイティブアメリカンと置き換えたところで虐殺の歴史が無くなるわけではない。
トランプ大統領は、「インディアンは誇り高き人々で、彼女ら彼らの存在をインディアンとして
同じ人間。
ちなみに、肌の色の話でいうと、ネイティブアメリカンは肌が赤いという認識があった。どうしても、人間は目で見えることで判断しがちな側面があり、肌の色にこだわるのかもしれない。
※
人気アーティストMrs.GREEN APPLE(ミセス)が『コロンブス』という楽曲を発表したときに、そのMVが問題になり一部で炎上したことがあった。
そもそも、大航海時代のコロンブスに関して、昨今黒歴史認定する認識が広がっており、コロンブスを
この騒動で、筆者ははじめてそのことを知った。
筆者もまだまだアップデートが足りないのだ・・・
※
なお、肌の色の話に戻るけれども、以前
大昔のアメリカ映画『國民の創生』で、黒人差別主義者のKKK(クー・クラックス・クラン)を英雄視したことがあり、これも長らく黒歴史認定されていた。
その映画で、まさしく、顔を黒く塗って黒人を表現したという事実がある。
もちろん、どこまで配慮しなければならないのかについては議論があってしかるべきだ。
歴史は繰り返すという。負の歴史はなるべく繰り返さないように、我々は過去に目を向け、よりよい未来を作り出していかなければならない。
※
ハリウッドが「出演者のうち、一定程度アフリカ系アメリカ人俳優や白人以外の俳優を起用するべきだ」という指針を打ち出したときに、日本人のコメンテーターが「たとえば、歴史ものの映画で、ほんらい歴史的にはその場所にはいるはずのない人種の方を配役するのはどうなのだろう」という指摘をしていた。
筆者に言わせると、「その時代がどうとか」と言うよりも、
「その場所にその時代にその人種の人はいなかった」、この指摘は正義だろうか?
肌の色を気にすること自体に、我々は何らかの認識の
※
まあ、とにかく、まとめると、みんな仲良くしてほしい。それが切なる願いだ。
人間に上下などなく、肌の色で区別されるなど、もってのほか。
人類、みな兄弟。
さすがに、もう、偏見はやめよう(そう思いながらも、筆者も毎日、自分の中にいる