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バイオレント・ワールド(この酷く暴力的な世界で)


 来年から罰則ばっそくが導入されるらしいけれども、歩道を走行する自転車の存在がある。


 自転車走行者のほうからしたらなんてことのない走行をしているのかもしれないが、歩行者のほうからすると間近をビュンと通り過ぎられるのはあまり良い心持ちではない。


 基本的に、歩道を走行する自転車走行者は、自分が車道を走行して自動車と交通事故にあうリスクよりも、歩道を走行して歩行者と交通事故にあうリスクをとっていることになる。


 極端な物言いだが、歩道を走行する自転車走行者は、歩行者を


 ちなみに、なぜ筆者がここまで自転車に否定的な物言いをするかというと、自分のことも切実に明かさなければフェアではないので明記するが、以前に自転車で歩道を走行し、歩行者の方と接触してしまう交通事故を起こしてしまったことがあり、結局交通違反にはならなかったが、交番まで連れて行かれるという苦い思い出がある。

 筆者はそれ以降、一切自転車に乗ることをやめたのだ。


 まあ、筆者のほうでも自転車を使用していた時は、ととられても致し方ない。


 自転車側の気持ちもわかるからこそ、自転車は歩行者を殺しにかかっているという極端な思想に筆者は陥った。


 まあ、ひとたび街中に出たらもう日本はと筆者は考えている。


 かつて、日本の安全神話などというものがあり、日本は治安が良いとされたが、今ではどうなのだろう。


 もっとも、日本では滅多に銃を使用した犯罪は起きない。

 あと、海外のギャングがやるような、いきなり自動車でどこからともなくやって来て、路上に死体と切断された首を転がして走り去っていくような出来事が日常的に起こるような国よりは、まだ治安が良いと思う。


 とはいえ、日本には「人を見たら泥棒と思え」という精神もある。


 筆者は、外に出るのは、命がけだと思っている。


 命のやり取りをするつもりで出歩く。


 もはや、警察も市民のことを守ってはくれないし。


 そもそも、外に出歩くどうのこうの以前に、生きることは命がけなのだ。


 生きるというのは、命がけで死なないようにすることだ。


 病気を抱えているような方々は常に苦しい思いをしているかもしれないが、そうでない人々はあまりに生きていることを当然としすぎている。


 以前に『人生論』でも書いた記憶があるが、


 命は当たり前に継続されるはずのものではない!


 ↑当たり前だけど、忘れがちなことで、筆者も自戒を込めて、このことを心に刻む。

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