目次
ブックマーク
応援する
2
コメント
シェア
通報

四森見聞録 某牛丼チェーン店


 筆者は東京・池袋によく行くのだが、筆者はあまり食にこだわりがないので、同じチェーン店を頻繁ひんぱんに利用する。


 一つは、サンシャインシティにある、スパゲッティ店。ここのミートソーススパゲッティと、焼きカルボナーラが絶品だ。


 もう一つは、西武鉄道池袋駅にほど近い、某牛丼チェーン店だ。


 筆者が棲息せいそくしている所沢市の中心部には、実は、その牛丼チェーン店がなくて、だから、出先でそのチェーン店を見つけると迷わず入ることにしている。


 ある日のこと。その池袋の牛丼チェーン店が明らかにいつもと様子が違う。


 厨房ちゅうぼうを取り仕切っている女性従業員が悲痛な叫びを上げた。


「ウーバー(宅配用)は後回しにしよう!お店のお客様のを優先してお出ししよう!」


 筆者には、青春映画で、吹奏楽部のある女子生徒が、まとまらない生徒たちに対し「ちゃんと練習しようよ!」と声を張り上げている場面のように映った。


 ところが、某牛丼チェーン店従業員の彼女たちにとっては、そんな悠長ゆうちょうな場合ではない。現場は明らかに逼迫ひっぱくしていた・・・


 それから、女性従業員は、その時間帯には非番の従業員に電話をかけまくり、「今日すごい混んでて。なんとか入れないかな?」とSOSを求めていた。


 大変だなあ・・・


 とはいえ、筆者も10分15分待って、牛丼にありつくことが出来た。


 我々の胃袋を支えているのは、某牛丼チェーン店の重役などでは決してなく、現場の従業員の皆さんなのである。



この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?