三度目の正直とはよく言ったものだ。
筆者はまず、それほど話題になる前に映画『国宝』の鑑賞を試みた。
結果は、30分くらいで退場。
「ちょっと説明過剰だなあ」という感想とともに、映画館を後にした。
最初の鑑賞では、吉沢亮と横浜流星が出てくる前に退場してしまったので、二度目の鑑賞では彼らが出てくるところまでは鑑賞できたが、それでも1時間くらいで退場。この頃には、相当なブームになっていた。
筆者には行きつけのスナックがあるのだが、そこで出会ったお兄様に、「私は『国宝』を3回観た。観るほどに体感上映時間は短くなっていく。ラストシーンが素晴らしいので最後まで観たほうがいい」と言われた。
そこで、今般、三度目の鑑賞と相成った。『国宝』がロングランしてくれているおかげで、三度目の雪辱を果たすチャンスを得ることが出来た。
そして、筆者はあまり長時間ジッとしていられないので、二回ほどトイレ休憩に立ったが(もちろん、出入り口に近い通路側の座席です)、なんとか、そのラストシーンまで観ることが出来た。
まあ、ラストシーン・・・。なんだか、筆者はサウンドトラックの素晴らしさに誤魔化されたような気もするけれど、良かったと思います。
・・・これだけ、語られているので、今さら『国宝』って感じですよね・・・。
一人の人間国宝が出来上がるまでに多くの人間の涙があった的なまとまり方だったと思いますが、直木賞候補になった加藤シゲアキ氏の小説『なれのはて』を思い出しますね。おそらく『なれのはて』も近いうちに映画化されるでしょう。
『国宝』・・・。筆者の感性が死んでいるのかもしれないですが、こういう人間の心理の
基本的に筆者はアメリカナイズドされた人間なので、日本人の機微って分からない。
逆に、北野武監督の『首』なんかは、四の五の言わずに殺し合いだ、って感じだったので大好きでした。
ちなみに、吉沢亮の幼少期を演じていた黒川想矢さんは、是枝裕和監督の『怪物』で主役をやっていました。『国宝』で気になった方は是非。
くらいかな〜。
予告編でやっていた妻夫木聡主演の『宝島』は、原作が同名の直木賞受賞作。
監督の大友啓史は実写版『るろうに剣心』シリーズを手掛けたことで知られ、アクションシーンは上手いんだけれど、それ以外はどうなんだろうねえ・・・
と、まあ、こんな感じで、以前『人生論』で『国宝』を全部観られなかった話をしていたので、全部観られたよっていう報告でした!