「み、みたって」
姉ちゃんとの密事を覗いてしまった事を伝え、2人がどういう付き合いなのか、それを確かめようと思った。
「あ、で、でも見たって言うより、正確にいえば聞いたっていうのが正しいかな……。ほら、一緒に夕飯作りにウチに来ただろ? あんときさ、財布を家に忘れて取りに帰ったんだ……その時に」
「あっああっ、ああああっ!! そんなぁ、あんなところ見られちゃったなんてぇっ!」
「いやでもっ、布団かぶってたし、二人の姿は直接は見えなかったっていうか……」
「で、でもぉ……私と
「う、うん。ごめん……」
「そっかぁ……できれば、知られたくなかったなぁ。他の人となんて、知られたくなかったよ」
「姉ちゃんに強引にファーストキスを奪われたって、言ってたよな?」
「そこも聞いてたんだ……。うん」
「
「んとね……もともとそうじゃなかった。でも、
「そうか、姉ちゃんはガチレズの人だったのか……長いこと姉弟やってても知らんかった」
「あはは……。でも、多分それは少し違う、かな」
「え?」
「
「でも?」
「うん……ごめん、やっぱりこれは私の口から言うべきじゃないかも」
「どういうこと? いや、その口ぶりだと……もしかして、姉ちゃんと
「うん。でも、その答えは待って欲しい。
「なるほど……分かった。正直、事の次第は気になるけど、今は
「ありがとう……順平ちゃん……お願い、まだ言わなきゃいけない事は沢山あるけど、今は……」
「分かった。もう何も言うな……」
俺はもう一度
「んっ、じゅんぺい、ちゃん、もっとぉ……」
俺達は自然と身体をこすり合う。
唇同士で気持ちを確かめ合って、どんどん身体を密着させていく。
「順平ちゃん……、私、処女だから……順平ちゃんに捧げたい」
「嬉しいよ
「キスは、
「その気持ちだけで十分だよ。過去より、未来だ。
「うん♡ あげる。順平ちゃんに全部あげる……」
「布団、行こうか」
「うん♡」
「よっとっ」
「ひゃっ♡ じゅ、順平ちゃんっ」
驚いた
「お、重いでしょ」
「そんな訳あるか。軽くて羽根みたいだ」
「そ、それは言い過ぎぃっ」
「ははは。こういう時の為に鍛えてるんだから」
「ふぁ……お姫様抱っこって、凄く、ドキドキする……順平ちゃん……やっぱり格好いい」
「男冥利に尽きるね。
「嬉しい……本当に夢みたい……私、頑張るから」
「うん?」
「
「え、もしかして、俺達のこと何か聞いてる?」
「うん。えへへ♡ 実は今日は
「やっぱりそうだったのか。もしかして、そのうち全員でエッチしようとか誘われてる」
「うん。実はそう……。
「そっかぁ……相当前から計画してたのかな、
「それも、あとでちゃんとお話ししなきゃね。えっと、明日合流するんでしょ?」
「ああ。せっかくだ。四人で思い出作りしよう」
「うん♡」
俺は
「いよいよなんだ……。あの、私、さっきも言ったけど男の人とは初めてだから……それに、
「分かってる。
「んと……首謀者、かな……」
「マジか……それも後でじっくり聞きたいところだ。まあいい。もうこの話はやめよう。今は
「うん……全部、捧げます♡」
まだまだ聞かないといけない事は沢山ありそうだ。
だけど、今は