浴衣を脱ぎ払い、ボクサーパンツ一枚になった俺を興奮した表情で凝視する
「さあ
命令して♡と懇願されたら、そうするしかあるまい。俺はかつてないほど興奮してきた。
「
「動画はあんまり……。モザイク越しでも生の男の人って見るの気持ち悪くて……。同人誌とかなら……」
「へえ。なんか
「な、なによそれぇっ」
「いやぁ、
「ぷぅうっ! なによそれぇ~」
「あ、その顔可愛い。初めて見たっ」
「ふえっ!?」
「
「も、もうっ、順平ちゃんの意地悪ッ」
「その顔も初めてだ。俺の好きな表情だ。どんどん俺の色に染まっていくな」
「えへへ、そっかぁ♪」
「てか、同人は平気なんだな」
「ん、そうだね。生の映像ってなんか気持ち悪くて、気分が悪くなっちゃうから……。本物は、これが初めて……」
「ゆっくりと、
顔の間近にその匂いを感じた
「もしかして、想像しながらオナニーした?」
「ひゃうっ! ぅう……言わなきゃダメ?」
「それやってるって白状しているのと同じだぜ?」
「ううぅ……。はい、してました……順平ちゃんと、エッチするの想像してて」
「ちなみに俺も
「ほっ、ホントにッ!?」
場を和ませる為に言ったのだが思いのほか食いつきが凄い。
まさかこんなセクハラ染みたセリフで喜ばれるとは。
「マジだぜ。お前無防備なんだもん」
中学の時、人生で初のオカズにしたのは有紗だった。
妄想シチュが豊富だったのは希良里であったり。
だけど、回数で言えば無防備に胸チラなんかをしてくるもんだから自然と意識が向いていく
俺、やっぱり
自分の心なんて自分ですら分からないってのは本当だ。
「これからは妄想を現実にして良いんだぜ? 妄想の俺はどんな風に
「ん、ちゅ……えっと、引いたりしない?」
「内容によるなぁ」
「怖いこと言わないでぇ」
「冗談さ。いいよ。初体験の記念になんでも叶えてあげるよ」
「本当に……? じゃああそこの椅子に座ってもらえる?」
「分かった」
彼女に言われるがままに窓際の椅子に腰掛ける。
「
「ホントに引かない?」
「いいぜ。今日は
「ご主人様にご奉仕する性奴隷……」
「……マジで言ってる?」
「だ、だから引かないでぇっ」
「いやいや、引いてるわけじゃなくて、本当にそれでいいの?」
先ほどの命令願望といい、
「うん……、私、身体大きいから……もっと大きな順平ちゃんから、強く求めてもらいたかった。花恋ちゃんとお付き合いするようになってからは、順平ちゃんに奪い取ってもらって、落とされて、自分から奉仕する従順な奉仕者になる、みたいな……」
随分とまあ具体的な妄想である。
肥大化した妄想を現実の言葉に表すことは、確かにドン引きするヤツもいるかもしれないが、俺にとってはウェルカムもウェルカムだ。
「
「え?」
「だから、
「本当に?」
「ああ。じゃあ、始めようか……
「うん、いいえ、はい……ご主人様っ、
「
「ふへへ、それ良いかも。本当にご主人様っ、なんて呼んでみたいよ」
普段はおっとりしている
潜在的に相当性欲が強いのだろう。抑圧された妄想が現実の行動現れており、
椅子に座り、跪いて奉仕する
それこそが自分自身の本分であると言わんばかりだ。
抑圧女子は実はドスケベなんて低俗で下世話なありふれた話ではない。
もっともっと崇高で純粋な感情だ。
【恥ずかしいけど好きな人の為なら】
男はこれに弱い。
驚くべきことに
俺の快感ポイントを確実に抑え、動きの一つ一つがどんどん精錬されていく。
それがどうだろうか。この一瞬で俺の特製を理解し、奉仕するだけでどんどん上達していく。
乾いたスポンジが水分を劇的に吸収するように、今の
多分ずっとずっと練習してきた有紗や希良里を遙かに超えるスピードで。
「精神が肉体を超越してるな……
「んふ♡ 順平ちゃん♡ ……処女、捧げたいです」
俺は
「綺麗だ……
「うん。なんでも言って……。順平ちゃんの喜ぶこと、全部する」
「処女膜、見せてくれ」
その言葉を受けた
「うん♡ 見て♡」
俺は椅子から立ち上がり、
「綺麗だ、
口付けをかわし、割り開いて唾液を吸う。
一枚残して全ての衣服を脱ぎ去った
女性の裸体にこれほどの感動を味わうとは思わなかった。
「キス、やっぱり気持ち良い……♡」
「最後の一枚、自分で脱いで」
「うん……」
俺は彼女の前に座り、それを凝視する。
レースの入った下着が
「綺麗だな……勝負下着か?」
「う、うん……。今日の為に、花恋ちゃんが」
「なるほど。感動的だ……さあ、脱いで」
「はい♡」
両手が下着の端を引っかけてゆっくりと引き下げていく。
神秘的な女体の秘密の部分が晒されていき、月明かりがとてもハッキリとそれを照らしてくれた。
「順平ちゃん……嬉しいよ♡ 私、やっと順平ちゃんのものになれる♡ ずっと、ずっと夢だった……叶わないと思ってた……。順平ちゃん、大好き♡ 大好きだよ」
「俺もだよ
「不思議だね。普通の感覚なら、浮気みたいな言葉なのに、順平ちゃんがちゃんと三人を好きだってこと、純粋に好きだってこと、ちゃんと分かるよ。順平ちゃんなら、ちゃんと全員愛してくれるって、全部分かる」
「自信は無いけどね。だから今から頑張る。
「うん。私、順平ちゃんの心、守るよ。順平ちゃんが全部失っても、私だけは絶対に順平ちゃんを守る」
「
「でも、有紗ちゃんも希良里ちゃんも、きっと同じ気持ち……。それに……」
「それに?」
「ううん。なんでもない。順平ちゃん……来て……♡ 私を順平ちゃんの女にして♡」
「ああ。それじゃあいくぞっ……」
そうして、小春は大人になった。俺と2人で一緒に。