「三人とも、免許取得おめでとう~~」
「二人ともありがとう♪」
「無事に取れてよかったね」
「ウチは先ににーちゃんの運転堪能させてもらった~」
歓談を楽しみながら料理に舌鼓を打ち、楽しい時間は過ぎていく。
「さあさあっ! お腹も良い感じに膨れてきたところでぇ、ゲーム大会を始めよっかぁ」
テンションの高い
「
「いえーい!」
王様ゲームと言えば大学に行ったら飲み会とかもあるだろうし、そういうのになれておいた方が良いかもね。
まあ、サークルとか入るか決めてないし、ヘンテコな誘惑も多そうだしな。
俺も
「さあさあ、みんなこのお箸のクジを引いてね。先端に赤いテープ貼ってたら王様だからね」
そんな訳で始まった王様ゲーム。参加するのが全員恋人っていうのはちょっとワクワクしてしまうね。
「あ、にーちゃん。エッチなのはまだ禁止ねぇ」
「わ、わかっておりますとも」
考えを見透かされてちょっと恥ずかしい。
いや、まだって事はいずれいいのかっ!?
嫌が応にも期待が高まってしまう。
『王様だーれだっ!』
「最初はウチだ~~っ!」
まずは
「そんじゃぁねぇ、1番が3番のモノマネをする~」
「モノマネかぁ。さて、誰が何番だ?」
俺は自分の割り箸クジを確認した。そこには4番と書かれており、俺は該当者ではなかったらしい。
「えっと、私が1番です……」
「3番はアタシだなぁ……。
「うう、モノマネとか恥ずかしい」
「ほらほら
「
「う、うーん、えっと、それじゃあ、
「うん、いいよぉ」
ちょうど
そして両手をぶりっ子のように口元に当て、
「こはる~んっ♡ ふとももムチムチ~。おっぱい吸いたいおっ(^ω^)」
「ぷっ、あはははっ! それって甘えてる時の
「ご飯の後とかエッチの後とかこうなるよ」
「姉ちゃんあんな風になるのか」
「う、うるせぇっ」
バツの悪そうに赤面して姉ちゃんを見つめてみた。
あんまりからかいすぎると殴られそうなので密かに笑いを堪えておこう。
ちなみに俺は姉ちゃんから八つ当たりの肘打ちを食らって悶絶している最中だ。
「次いくよ~」
『王様だーれだっ!』
「おっ、次はアタシだな」
次の王様は姉ちゃんだった。
「ふーむ。ではまず軽いジャブから入れるとしようか。4番が王様の肩を揉む」
「四番、俺だ」
「順平かよ。ほれ、王様は肩が凝っておるぞよ」
「ははぁーっ」
恭しく礼をして姉ちゃんの後ろに回る。
小さな肩は一見華奢だが凶悪な密度で筋肉が詰まっている。
この肩が俺を卒倒させるほどのパンチ力を生み出すというのは未だに信じられない。
理不尽にもほどがあるぜ。
「おー、気持ち良いぞ順平」
母ちゃんの肩もみ係を一手に引き受けていた俺としては凝っている肩とそうでないものは一目瞭然だ。
何しろウチの母ちゃん、
古武術の道場で人間の身体の構造については教えてもらったし、気の流れとか
「ふぅ、んっ……」
「姉ちゃんの肩が凝ってるなんてことは流石にないか」
とはいえ、手を当てると体温の高いところと低いところがあり、おおよそ低いところに気の流れの悪い箇所があると考えることができる。
「そうかぁ? ぁんっ……あ、あれ?」
肩が凝ってないとしても、肩と肩甲骨の周りには押すと気持ち良いツボが沢山存在する。
柔らかいタッチでゆっくりとプッシュして手の平で全体を広げるように接触させる。
「はきゅっ!? んっ、ちょ、こ、こらじゅんぺっ、っぁんっ……」
さり気なくスペンス乳腺に近いところを刺激しておくことも忘れない。
こういう時に手がでかいと便利だぜ。
「ぁ、、んぅ、こらぁ、待て順平、ストッ、ピュンっ♡ 、んぅうっ」
「あれ?」
気が付くと俺は姉ちゃんをソファに引き倒して背中全体をマッサージしたのだが、なぜか顔を赤くして息を弾ませている。
「はひっ……はひぃ……ふぅ、ふぅ」
「にーちゃんの肩もみ、凄くエッチだ……」
「私もやってほしいかも」
「はう……私も……」
肩こりだけで何故だか全員が発情顔になってしまった。
他の三人はおっぱいが重たくて肩が凝ることが多そうだ。
今度ゲームとか関係無くやってあげようかな。
「じゃ、じゃあ次行こっか」
「お、おう」
「ふにゃぁ……」
「
姉ちゃんが復活するまでの間はクジの数を一つ減らして継続することとなった。ソファに座っている
「そろそろ王様に何々する的なヤツも入れてみようよ」
「そうだねぇ」
と
この一言が段々エッチ度を高めて行く事になるとは……。
「王様だーれだっ!」
「あ、次は私……」
「じゃあえっと、1番が、王様にハグしてください……」
「あ、1番ウチだ。じゃあハグしよっか♪」
「う、うん。よろしくお願いします」
そのままハグするのかと思いきや、
「ハグ~~」
「きゃんっ、あ、
「ふおおおっ、コレが
「こ、こはるっぱいって、ひゃんっ♡ あ、
「ふわふわ柔らかでボリューム感すげ~。
「はーいはいっ。タイムアップで~すっ!」
その表情はなんとなく機嫌が悪そうだ。
他の女に夢中になる恋人にジェラシってしまったというところか。
「やんっ、なに
「知りませんっ。ほら次いきますよっ」
表情をみればプリプリと怒っているのが分かる。
やはり皆仲良しのハーレムを始めたとはいっても、元々の好き同士カップルが別の相手とあれこれするのには嫉妬が伴うらしい。
今後の付き合い方として気を付けるべき点だ。
こういう所はこのハーレムの中心に添えられた俺が気を付けていかないとな。
ここから俺達のゲームは、一層エッチ度を増していくことになる……。