「次は俺だ」
もう何巡目かの王様ゲーム。エッチな命令をすることもいとわなくなってきた俺達。
「それじゃあ一人ずつ、王様の前でスカートをたくし上げてパンツを見せてくれ」
もうこう言ったことにも抵抗を示さない。姉ちゃんですら興奮した薄笑いを浮かべて、渋々を装ってミニスカートをたくし上げていく。
ちなみに格好は女児のままだ。
変な趣味に目覚めそうになるリビドーを押さえながらスカートをたくし上げる姉ちゃんを食い入るように見つめた。
どうやら俺は手遅れらしい。
「ふぅ……ふぅ……順平、お前変な趣味に目覚めたんじゃないか?」
「可愛すぎる姉ちゃんが悪い」
「くぅ……んっ……」
視線すらも快感のエッセンスになっており、食い入るように見つめる俺の凝視の眼差しに顔を赤くしている姉ちゃんの色っぽさよ。
「きゅぅ……順平ちゃん……視線が、エッチ」
「でも
「あうぅ……だってぇ」
抗議の言葉とは裏腹に
「兄ちゃん、見てみてぇ~♡」
「おおうっ! これは、なんという食い込み」
「エッチでしょ♡」
キラキラアリスは俺を欲情させることに特化した下着を着用し、完全に見せつけている。
「ふぅふぅ……にーちゃんのエッチな視線がヤバいぃ……♡ 興奮するぅ♡」
そしてTの部分からは既に透明な蜜が垂れ始めており、肌が全体的に赤みが差している。
「王様ぁ……パンツ見せるだけでいいのぉ?」
「よーし」
「鼻息がくすぐったいよ兄ちゃん♡」
「にーちゃん匂いフェチ発動してるぅ。ふへへぇ、にーちゃんの匂いフェチを目覚めさせたのはウチだからねぇ」
「
「姉ちゃん犯罪的にヤバいぜ。
「す、好きにしろよ……今だけだぞ」
最近気が付いたが、姉ちゃんはエッチに興奮すると優しくなり、ワガママを聞いてくれる。調子に乗りすぎると後が怖いが、今はそんなこと気にしたら負けだ。
「なんか身体が熱い……」
「
「ちくしょう……言い返せねぇ……はう♡」
姉ちゃんの匂いをたっぷりと堪能し、満足した俺は次に移行しようと皆を促した。
『王様だーれだっ!』
「次は私だねぇ~。じゃあ4番が……」
視線が姉ちゃんに固定されて次の言葉を紡ぎ出す。
「4番が前の王様をお兄ちゃんと呼びます」
「はぁ!?」
姉ちゃんが首を絞められたような声を上げ、命令の内容に苦言を呈した。
「ちょ、ちょっと待てッ、前の王様ってなんでっ!?」
「王様の命令は絶対だよぉ♡」
「うう、ま、前の王様ってことは順平だよな……これってあたし完全に狙われてるよなぁ……」
「姉ちゃん可愛すぎるからしゃーない。俺も新しい何かに目覚めてしまったぞ」
「マジかぁ……マジなのかぁ……」
ツインテールをクシクシとイジりながら顔を赤くする姉ちゃんが可愛い。
「それじゃあさっそくお兄ちゃんと呼んでもらおうか」
「うう、分かったよぉ……お、お、お……お兄ちゃん」
ゾクゾクゾクッ!
「な、なに興奮してんだお前はッ!」
気が付くと姉ちゃんの前に突きだしていた。ナニヲトハイワヌ。
女の子座りで怖がってる
「
「お前マジで後で覚えてろよ……」
「姉ちゃんの女児プレイを見られるなら殺されても本望だ」
「やべぇ弟が覚醒して手が付けられない……」
「ほれほれ、早くぅ、姉ちゃん、いやさ
「わ、分かったよぉ……分かったからその意味不明なアピールやめろっ」
姉ちゃんは俺をソファを座らせ、股ぐらに顔を突っ込んで上目遣いをしながらツインテールを持ち上げた。
「お、お兄ちゃん……
ギンッ!!
「ひゃわっ!? お、大っきくなった……?」
ナニヲトハイワヌが大っきくなってしまった。
「
「ええっ!? そ、それは勘弁してくれ……心の準備が追いつかねぇ……」
「残念~」
流石に動画撮影は厳しかったか。しかし口元は笑うように歪んでいるから押せばいけるかもしれない。
まあ今回はやめておこう。まだ処女卒業から数日だからな。
「
「はい♡」
姉ちゃんは
王様ゲームは中断することになるが、既に四人とも発情モードに入っているから問題ないだろう。
それにしても
「お兄ちゃん……。妹に興奮してるの?」
「
自分の頭が段々ドロドロに溶けているような感じだ。
頭が悪くなって語彙力がなくなっていく。
「しょ、しょーがないなぁお兄ちゃんは……」
なんだかんだで姉ちゃんもシチュエーションプレイに興奮しているらしい。
「お兄ちゃん、か、か、かか、
「めっちゃ可愛いッ!」
「
「頼む
確かにこのメンバーの中で姉ちゃんだけが肉体条件が大分違う。だが、俺はそれこそが最高のバランスではないかと思っている。
姉ちゃんが小っちゃいからこそ、他の三人がバランス良く動くことができる。
姉ちゃんが恥ずかしがり屋だからこそ、他の三人が姉ちゃんを支えるように恥じらうことなくセックスを楽しむことができる。
このハーレムの中心は姉ちゃんなのは間違いない。
俺は姉ちゃんのツインテールの頭を撫で撫でする。
「ふみゅ……」
やっぱり姉ちゃんは可愛い反応を示してくれる。
王様ゲームはここまでだろう。その証拠に
両側にはべった二人がシャツを脱がしていき、上半身を裸になった俺は二人の体温を直接感じることができる。
「こっからは~」
「王様にご奉仕ゲームだねぇ」
予想通りの展開になり、俺はますます滾ってしまった。
◇◇◇
王様ゲームが終わり、俺達は全員でお風呂に入って汗を流していた。
その
「ひひひ♪ The・ハーレムって感じだねにーちゃん♡」
「感無量だ……」
これほどの美少女達に囲まれて盛大に奉仕してもらっては、男冥利に尽きるどころの騒ぎではない。
「またやろうね」
「ああ、楽しかったな王様ゲーム」
「ね♪ ウチは特に王様にご奉仕ゲームの方が」
「いっそ最初からでもいいかもね」
「それも魅力的だが、普通の遊びもしないとな。エッチばっかりでは」
「ふふ……順平ちゃんとの思い出作りも、春休みにいっぱいしなくっちゃ」
「五人でどっか遊びにいくかー。せっかくワンボックスカーもあることだしな」
姉ちゃんの提案にみんなも賛成する。
「母ちゃん保険の適用
「そうだなぁ。それもいいな」
「うん。私も運転で遠くに行ってみたい。自分用のクルマはまだ買えないから」
まあそれが普通なのだ。ウチが特殊なのだろう。
「実はもうレジャーリゾートのチケット取ってあるんだ♪」
「マジか。さすが
「うん。私達の春休みが始まってからだけどね。皆でいっぱい思い出作りしよ♡」
「新しい水着買わなくっちゃ。キラキラアリスがプロデュースしてる新作水着売ってるお店行ってみようよ」
「こんな時期から水着って売ってるの」
「もちろん売ってるよっ」
水着かぁ、楽しみだなぁ。みんなの水着を他の男に見せるのは癪だが、自慢したい気持ちもあって複雑だ。
これから春休みが始まる。俺達は楽しい思いで作りに胸いっぱいの期待を詰めて、これからの計画について楽しく話し合ったのだった。
~第4章 完~