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第88話 第2の小春誕生


 小春こはるは公開エッチを受け入れた。

 元からお外での過激な調教エッチにも興味があると言っていたし、最近の彼女のアグレッシブさには俺も押され気味だ。


 だけど、不思議と悪い気はしない。


 ベッドの上に座った小春こはるを後ろから抱き締め、シャツの上からおっぱいを揉みしだく。


 頬を赤らめて息を弾ませ、自ら胸を大きく前に突き出して目の前で目を見張る美女に見せつける。


удивительный凄い……、小春こはるちゃん、凄く色っぽい、デス……」


 そういえば、気付けば2人は互いにちゃん付けで呼び合っている。

 既に興奮した様子の紗理奈さりなさんが小春こはるの動きにシンクロしている。



 なんとも奇妙な事になってしまったが、これはこれで興奮するかもしれない。

 ここまで来たら俺も楽しむしかあるまい。


 そうして始まった扇情的な宴。

 俺の興奮は限り無く高まっていった。


◇◇◇


「ふぅ……凄かったな」

「ヒグチ、さん……とっても、素敵、デス……、もう、服従、しました。紗理奈の事、小春ちゃんと一緒に……飼って、ください、デス」


「いいぜ、紗理奈。最後にキスしようか」

「♡」


 途中から盛り上がった俺達は紗理奈の参戦を歓迎した。


 というより、むしろ紗理奈の方から俺との睦み合いを希望し、欲情した赤ら顔でキスを迫ってきたのである。


 俺は自然と彼女の名前を呼び捨てた。それが許されていると理解したからだ。彼女は小春こはるとかなりシンクロしている。

 望んでいること、やって欲しい事、どんな性癖か、どんな風に抱かれたいか。


 手に取るように分かってしまう。


 俺は自分を彼女の意識にシンクロさせる。彼女が望む俺の姿はどんなものか。

 強く、雄々しく、荒々しくメスを貪るオスの姿を思い浮かべて自分に浸透させた。


「すげぇドスケベ顔だな、紗理奈さりな。これがキミの望んだ男の姿か?」


「♡最高、です♡」


 キスから解放された紗理奈さりなの顔は、AVや同人誌でも見たことがないほど、極まったドM顔でアヘっている。


 舌を突き出して息を弾ませ、口元は口角を上げてニヤついて、瞳の中にハートマークでも浮かんでいるような気さえしてくるほどだ。


「なあ紗理奈さりな

「なんで、しょうか」


「今日、処女を捧げるところまで行っとくか?」


 彼女が望めばそこに行く覚悟も既にできている。俺は彼女のおっぱいをもてあそびながら尋ねた。


 イエスかノーか……。


「イ……いいえ……樋口さんに、お願い、あります」


 イエスかと思われた紗理奈さりなの口からは、否定の言葉が紡がれる。


「ワタシを、調教してください……。小春こはるさんと、一緒に」


「え?」


 すっかりメスの顔になった紗理奈さりなに呼応するように、脇に控えた小春こはるの呼吸は弾んでいた。


「ワタシ、きっと小春こはるさんとソウルメイト、です……。Mッ子で、されたがり……支配されること、凄く興奮しマス♡」


 第2の小春こはるとも言うべきMっ子が誕生した瞬間だった。


「調教してほしい、デス……それと、もう一つ、お願いあります」

「なんだい?」


若菜わかなちゃんにも……この幸せを知ってほしい。きっと喜びマス……。でも、まだ準備必要デス……。まずは、ワタシ、調教してほしいデス」



「分かった。でも無理やりはダメだよ?」

「分かってマス。準備は任せてください。若菜わかなちゃんも、女の子だけじゃ勿体無い……」


若菜わかなちゃんはキラキラアリスの2人に取り込んでもらえば良いと思う」


「それ、とっても名案デス……若菜わかなちゃん、きっと喜ぶ♡」


 もう既に取り込む気満々のようだ。姉妹仲良くレズハーレムに参加させる気だな。


「なるほど……まあ良い。とりあえず、今は紗理奈さりなの調教を先に始めようか」


「はいデス♡ 小春こはるちゃん、いえ、小春こはる先輩、教えてくださいデス。ご主人様への、ご奉仕の仕方……♡」


 瞳に宿る怪しい光が紗理奈さりなの顔をメスへと変える。

 紗理奈さりなはごく自然に俺のことをご主人様と呼んだ。それが当たり前であるかのように。

 俺は紗理奈さりなのことをほとんど知らない。


 にも関わらず、それが当たり前であるかのようにそれを口にし、俺もそれを受け入れいた。


 第2の小春こはるは、あらゆる点で魂をシンクロさせるほどよく似ている。


 俺達はまだ処女である紗理奈さりなを調教し、今日から幾日もしないうちに様々なプレイを経験していくことになるのだった。


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