目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

篝火




 抜き放たれた白刃は切先に重心を乗せ八の字を描いた。

 赤黒く煤けた魔物の血が軌跡を追いかける。

 その様は血の嵐。

 その嵐は環を描き眼前の魑魅魍魎、有象無象を叩き斬る。


 恥ずかしげもなく露わになった肌を魔物の血で染め上げたライラ・リンパルの姿だ。腰まである金髪。それは、しなやかに弧を描き血嵐けつらんに彩をのせ、ぐんぐんと押し進む戦神の姿だった。


 旋回、もうひと回り、更に、更に。

 その毎に十の土鬼ノームの頸を跳ね、巨魔トロルの脚を斬り飛ばす。

 堪らずひっくり返った巨魔トロルの眉間に短剣を突き立て沈黙させるのは、もっぱらライラの背中を護ったアドルフとアッシュだった。エステルは、今はこの三人の体力を維持するべく<言の音>を紡ぎ続けた。





 ナウファルに頼まれ、魔物討伐に駆け付けたアッシュ達。

 迷いもなく村の東門を開け放ち、門外に躍り出たのだ。

 それにどよめく警備隊の戦士達へ「門は閉めてください」と伝えると、押し寄せた第一波を壊滅させたのだ。


 たったの四人だ。

 百近くの警備兵でも死者を出し苦戦を強いられた猛攻を、たったの四人で押し返し、そして壊滅させたのだ。村をぐるりと囲む壁の後ろから突き出た物見櫓ものみやぐらに取り着いた何人もの警備兵が、その様子を見届けると「やったぞ!」と思い思いに声を挙げた。

 ライラはその声に剣を天空に掲げる。

 空は次第に藍色の帷を降ろし始めていたが、掲げられた白刃の輝きはいっそう強く輝いたように見えた。それに警備兵達は「おおおおおおお!」と鬨の声を挙げ、それまで死地の雰囲気を漂わせた周囲の空気を一変させる。


 しかしライラはそれに「まだよ!」と大声を張り上げた。


 掲げられた篝火の灯りの間際。

 夜の暗闇との境界線。

 ライラの声と同時に、そこに姿を現したのだ。


 、筋骨隆々とした体躯に簡単な軽鎧を身に付けている。

 総勢十を数える黒の集団は手に斬馬刀を握り、ゴオゥ! ゴオゥ! ゴオゥ! と声を挙げ周囲の魔物を威嚇した。

 かれらは、女剣術士の鬼気迫る剣戟に慄き逃げ惑う土鬼ノーム達を払い除けるよう斬馬刀で斬りつける。右に左に。目にも留まらぬ速さで振るわれると、その度に土鬼ノームの上半身、頭、腕、脚が宙を舞った。

 巨魔トロルは、薙ぎ倒される土鬼ノームを見ると、甲高い叫び声をあげ、這這の体ほうほうのていの自分達を邪険にする人喰い鬼オルグに掴みかかる。


 人喰い鬼オルグは迫り来る巨魔トロルへ、ゴオオオオオゥ! と身体を前屈み叫びつけると、そのまま突進し飛びかかった。巨魔トロルよりもほんの少しだけ低い身体。巨魔トロルと比べると、随分と引き締まり鍛え抜かれた身体。それが宙へ跳ぶと、瞬く間に斬馬刀を袈裟斬りに叩き込み、巨魔トロルの身体を真っ二つにした。


 その光景は凄惨な魔物の牢獄での殺し合いといったふうだった。


 殺し合いに美しいもなにもあったものではない。

 だがしかし、それは人間の思い上がりだと断じられたとしても、ライラの剣戟は確かに目を奪われたのだ。そう、美しいとさえ思った。少なくともエステルはそうだった。


 だが、目の前で繰り広げられるのは、ただただひたすらに貪るよう死を喰らい合うだけの惨劇だった。


 エステルはそれに堪らず口を抑え、嘔吐してしまう。

 彼女の集中力はそこで途切れてしまった。

 魔導の恩恵が霧散していくのを前衛の三人が感じると、すかさずエステルを囲うようにそこへ身を寄せる。

「エステル、大丈夫ですか?」

「大丈夫」赤髪の魔導師は苦笑気味に口角をあげ、心配をしたアッシュへ返した。





 人喰い鬼オルグ

 身の丈は総じて人のあたま三つ分は背が高く、それより低い個体を見た者は恐らくいない。人喰い鬼オルグの氏族の多くは戦闘狂の氏族であり、優劣は強いか弱いかの二択だ。魔物であるとされるが、幾分か、猿ほどの知性は持ち合わせているということである。

 多くの場合、山の奥深くに郷を拓き生息をする人喰い鬼オルグの氏族は、その頂点に立つ氏族というものは、人里に降りて来ることはない。なぜならば、底辺に属する氏族は、頂点に君臨する氏族のために狩を行い、糧を上納するのだから、わざわざ手を汚す必要もないという訳なのだ。

 だが、今、目の前で巨魔を屠り頸を落とし、あまつさえ吹き出す鮮血を口に注ぐのは、篝火の氏族イグニスの強者と目される一体だった。篝火の氏族イグニスの名が示すものは、この辺一体の人喰い鬼オルグの頂点に立つ氏族であるということだ。


篝火の氏族イグニスだ」

「まずいぞ」


 壁の向こうから、ほうぼうから、どよめきが聞こえてくる。

 そして次には、遠くから聞こえてくる叫び声がどよめきを覆い隠した。


「南門が破られたぞ!」


 ライラはその声に片眉を釣り上げると「思ったより——きっついね」と溢した。

「どうしますか?」それを拾ったのはアドルフだった。そして、小声で続ける。「ここは民間の僕に任せてもらっても大丈夫ですよ」

「生意気いっちゃって。ところで後ろの二人は南に回ってもらっても大丈夫? ああ、こっちの心配はしてなくて」

「大丈夫です。あの二人なら問題ないですよ」

「なら、こっちは私達で片付けちゃお」

「了解です」

「それともう一つ」

「あたな今、民間って云ったわね」

「はい。それが何か?」

「何か? じゃないわよ。爽やかな顔したって駄目よ。私の素性知っているなら——後であなたの居場所、教えなさいよ。悪いようにはしないから」

「へい」

「何が『へい』よ」









「これでヨシ!」


 ブリタが予測した通り西門にも少数であったが、魔物が取り付いていた。しかし、これをブリタ達は手際良く追い払い、魔術の結界をその辺一体へ施すと一息ついたのだった。


「凄い! ブリタさん凄い」


 まるで初めて手品を目の当たりにした子供のようにミラは手を叩き、そう感嘆の声を挙げ、銀髪の薬師に駆け寄った。ブリタは意外とミラの抜き身の感情に気圧されたのか、少々身体を仰け反らせ「そ、そう?」と、いつもの飄々とした体を崩した。


「うん。だって私だったら分からないけれど門とか壊しちゃってたかも」

「なるほどね。でも、それはそれで良いか悪いかは別として、ミラさんも十分凄いんじゃないの? だって、ほら<魔力の奔流>を放ったのはあなたでしょ?」


 ブリタは、西はこれで安心だろうから南に行こうと声をかけ歩き出すとひっついて離れないミラに返した。グラドはと云えば、ひょこひょこと二人の背中を追いかけた。ミラはブリタの猫のような面立ちを繁々と眺め「うん、そうだけれど——あれってそういう名前なんだね。知らなかった」と、風に毛先を揺らすブリタの銀髪へ視線を移した。


「綺麗な髪だね、ブリタさん」

「そう? 初めて云われたかも。ああ、でもお父様も云ってたかな」

「お父様? ブリタさんのお父さん?」

「ええ、そうよ」


 何故かブリタはそこで顔を曇らせたように見えた。ミラはそれに気が付くと、何か悪いことを訊いてしまったかも知れないと、心配になった。今は後ろから追いかけてくるグラドによく注意をされていたのを思い出したのだ。お前はもっと人の話の流れを気にして喋れと。でも、今の会話の中に何かあっただろうか。


 魔術の名前を知らなかったのが不勉強で駄目だった?

 髪を褒めたのが駄目だった?

 それとも——お父さんの話が駄目だった?


「おい! お前ら置いてくな! 俺は脚が短いんだぜ、少しは気を遣ってくれ! 労われってんだ!」


 ミラの心を浸した心配は、間が良いのか悪いのか、この気の良い酒樽の甘えた罵声に吹き飛んだ。自分は脚が短く、脚の長い二人に助けてくれと云ってるのである。それにブリタとミラは顔を見合わせると、ひょこひょこと走ってくる酒樽が追いつくのを待った。

「そんなにゆっくりしていたら、南門がなくなってしまいますよ?」先ほど刹那に見せた曇り顔は嘘のようで、ブリタは凛と声を張っていた。





「あの二人、大丈夫かな?」


 東の騒ぎを背負い馬を駆るエステルとアッシュ。

 村の中央近くを走り抜けると、もうそこは人っこひとりも居ない、出来立ての廃墟然としていることに気がつく。それに不安がよぎりエステルは赤髪を押さえつけながらアッシュに訊ねていた。

 横を走る黒髪は先程から——門前でも、随分と苦しそうな表情を滲ませている。

 鬼神の如き姿を見せたライラを前ではあったが、いつものアッシュであればきっと肩を並べたのであろう。しかし先程はそうしなかった。彼女の背を護ることに徹していた。


 エステルは、それにも不安を寄せていた。

 だから、不謹慎ではあるが正直なところあの二人よりもアッシュのことが心配なのである。それを真正面に云えないのは、どうだろう、アッシュの佇まいがそれを許さなかったのかも知れない。


「あの二人なら大丈夫ですよ。むしろ僕らが居る方がやりにくいかも」アッシュは苦笑い混じりに溢した。

「そんなことは無いと思うのだけど——」

 アッシュは大丈夫? その一言を口に出せないエステルは、打ち破られた南門が視界に入ると、喉に押し込み「アッシュ、南門が」と苦しそうに言葉をすげかえた。


 訊いてしまえば「大丈夫だ」と、ただの一言で片付けられる。

 きっと大丈夫では無いのに、大丈夫だとアッシュは云うのであろう。エステルは何故かそれに気持ちの距離を感じてしまうようで仕方がなかったのだ。もっと、もっと。自分に気持ちをより掛けてくれても良いのに。そう想うのだ。

 そばかす顔を一度しかめ、目を見開き「急ご」と、エステルは馬の腹を少しばかり強く挟むと、早駆けの合図を送った。





「さてと」


 ライラは手にした片手半剣をぐるりと振り回し正眼に構えた。そしてゆっくりと左手を前に軽く突き出し、頸を軽く傾ける。切っ先は巨魔トロルの首を左にぶらさげた人喰い鬼オルグに向けられた。

 人喰い鬼オルグは、それを一瞥し橙色の瞳を揺らすと生首を脇にぶん投げる。そして咄嗟に上半身を前に少しおると、耳をつんざく叫び声を挙げライラを威嚇した。


 ゴオオオオオゥ! ゴオオオオオゥ! ゴオオオオオゥ!


 かぶりを勢いよく左右にぶるぶると振り乱すと、黒いざんばら髪が狂ったように、その軌跡を追った。それはおそらく一騎討ちの確認だった。後ろに控えた人喰い鬼オルグはそれに後退り、揃って斬馬刀を降ろし地面を激しく、そして何かの旋律に乗せるよう叩き始めたのだ。


 ドンドンドン、ドンドドン。

 ドンドンドン、ドンドドン。


「モテモテじゃないですか」とアドルフはライラと肩を並べ、黒鋼の短剣ふたふりを構えた。

「お姉さんを茶化すもんじゃないわよ」

 傾げた顔から横に上目遣いでライラはアドルフ見ると「手出しは無用よ」と続けた。





「ありゃ一体なんだよ!」


 グラドは足を止めると南門前に溢れかえった土鬼ノームの集団に驚きの声を挙げた。それにブリタは「あれが土鬼ノームです。でも亡霊塚にいたのとは、ちょっと様子が違いますね」と返した。

 土鬼ノームの集団は、頭に乱暴な鉄兜を乗せた何匹かの土鬼ノームに指揮をされているようにも見えた。兜を被ったそれらは、首から頭蓋骨の首飾りを垂らし、そしてお粗末な木の杖を、ぶんぶんと振り回した。


 比較的に被害の少なかった南側には沢山の生き残りが家屋で息を潜めていた。鉄兜のが指示を出すと、一斉に土鬼ノームが家の中に雪崩込み、家人を引っ張り出し、男共は頸を跳ねられた。女子供は服を引き剥がされると、どこかへと連れ去られてしまう。

 その中でも抵抗を試みた若い母親は娘を決死の覚悟で抱きしめ逃げ出そうとした。しかし刹那の隙に駈け出した母娘であったが、足を滑らせてしまい転げてしまう。


「ああ!」声を挙げたのはミラだった。

「助けなきゃ!」と彼女は続け走り出そうとしたのだが、ブリタがミラのチュニックの袖を掴み押し留めた。

「なんで!?」

「駄目ですよ。このまま突っ込んだら返り討ちにあってしまう」

「でもでも!」

 ミラは腕を振り回しブリタの手を解こうとするのだが、意外にもこの薬師の手の力は強くミラは遂には、その場に座り込んでしまった。

「なんで助けないの?」

「だから云ったでしょ? 返り討ちにあってしまうって。それにほら見て——」



 ミラは濡れた黒瞳でブリタを恐る恐る見上げた。

 そう、恐る恐るだ。

 ブリタの言葉尻には何故だろう、どこか冷淡さが混じり、そして嬉々とした音を感じたように想ったのだ。何かの聞き違いではないのか? ミラは自分の耳を疑った。背筋が小刻みに震えた。そうだ。ミラの直感が背筋に冷たい何かを呼び込んだのだ。

 ミラはブリタの顔が笑っているように見えた。

 もう夜の帳が落とされた。だから頼りになる光はあちこちでまだ燻っている炎の灯りと月明かりだった。子猫のような顔に落とされた陰影のせいだったのかも知れない。しかしブリタの目は笑っているように見えたのだ。


「ブリタさん?」

「弱さは罪。でも私は違う。私は弱いけれども、それを武器にした」

「ねぇ、ブリタさん?」


 ミラはブリタの顔を見上げていたのだが、向こうから女の悲鳴、いや断末魔の叫びが耳に飛び込むと、急いでそちらに視線を投げた。続いてグラドが「うわ!」と叫び声を挙げた。母親は胸に抱いた娘を奪われると、鉄兜の土鬼ノームに足蹴とされ倒れ込んだ。娘は泣き叫び服を引き剥がされると、土鬼ノームの一人が南門の外に連れ出してしまう。

 母親はそれに娘の名前を叫び、何度も起きあがろうとするのだが、今では自分を跨ぎ目の前に立ち尽くす鉄兜のに何度も押し倒される。


「嗚呼、そうそうあんな感じ。最初はあんな感じだった——」


 ブリタはその光景から視線を外すことはなかった。

 愛くるしい子猫のような表情はそこにはなかった。白磁でできた皮膚を貼り付けたかのように表情はなく、ただただ小さな口が、幾許か歪められていた。


「ねえ! 助けなきゃ! 離して!」ミラが叫んだ。


 アギャギャギャぁぁ——。

 うすら気味の悪い笑い声を挙げた鉄兜のは、口から涎を垂れ流し、娘の名前をまだ叫び続ける母親の上にゆっくりと腰を下ろすと手にした短剣で服を切り裂き始めた。周りでは他の土鬼ノーム達が村人達を追い回す光景がまるで影絵が踊るように映った。


「そう。私は分からなかったの。小さかったからね。それがどういうことなのかも分からなかった。でもただただ気持ち悪かった」


 周囲の喧騒が激しくなったのか、それともブリタの声が小さくなったのか。

 薬師の口を突いた言葉は、ミラにはよく聞き取れなかった。でも、それでも、このままでは、あの母親が——「ブリタさん!」ミラはもう一度声を張り上げた。




 娘の名を叫んだ母親の声は、言葉にならない悲鳴に変わった。

 引き裂かれた服を鉄兜の土鬼ノームは乱暴に引き剥がし母親の素肌を露わにすると、のしかかる。下卑た笑いを浮かべ鉄兜は母親の首筋に舌を一度這わせると体を仰け反らせ今度は、アギャギャギャ! と虫唾の走る声を挙げたのだ。

「なんでなんでなんで!」ミラは最後の方は暴れ出しブリタの拘束を解こうとするが、やはり尋常ではない力に阻まれてしまう。グラドもその異変に気が付き「おい! 薬師!」と肩に手をやるのだが、ブリタはピクリとも動かなかった。


 やめて! やめて!

 女の絶叫がこだました。

 鉄兜の土鬼ノームが母親の脚を両脇に抱え持ち上げようとしたその時だった。




 三人の前を突如、黒の嵐が過ぎ去った。




 黒の嵐は青く輝く軌跡を追わせ、地に弧を描くように駆け抜けた。

 そして冷たい刃のいななきが聞こえたかと思うと、瞬く間に鉄兜のかぶりを跳ね飛ばしたのだった。

 それはアッシュ・グラントだった。

「お父さん!」ミラのその声にブリタは我に帰ると身体を震わせ、その場にへなへなと腰を落としてしまう。



 全身に土鬼ノームの血を浴びてしまった女にアッシュは自分の外套を掛けてやると、駆け寄ってきたミラに「遅くなりました」と小さく声をかけた。

 アッシュに抱き付いたミラは「ううん」と小さく声を漏らすと、後ろで半ば気を失っているふうのブリタに猜疑の視線を向けた。しかし、俯いているブリタはそれに気が付くことはなく、身体を震わせている。


 これに騒ぎ出した、残りの土鬼ノーム達は、方々で雄叫びを挙げはじめ、次第にアッシュ達を取り囲むようジリジリとその場に集まりはじめたのだった。

 双眸を青く輝かせ、薄っすらと緑の靄を纏ったアッシュ。

 土鬼ノーム達は、その様子に忌諱の念を抱いているのか、アッシュを威嚇するよう思い思いに手にした武器を振り回してみせる。

 そこにエステルも合流をし——抱きついたミラを一瞥し憮然とするが、気を取り直し<魔力の弓>を構える。



「アッシュ?」


 打ち震えた女をグラドが抱え上げ、その場から離れるのを見届けたエステルはアッシュに声をかけた。

 先程よりも更に顔を白くしたアッシュ。酷く疲れた様子にエステルは、一抹の不安を覚えた。大崩壊のあと、<大木様の館>で自分に襲いかかった、あの時のアッシュの姿がエステルの頭に蘇った。


 しかし、それは要らぬ心配だったか。

 アッシュはただ一言「ええ、一匹残らず」とだけ答えた。




この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?