第8章 死闘
「オーブを?」
「ああ……アリアンロッド様にお預けする」
ライト様が シャリーの 頭を撫でた
パチン
ウインクされて
シャリーは ライト様とキスした事を 思い出した
顔から湯気をふきそうなほどシャリーが赤面する
「シャリー……」
ライト様が 膝を折る
「ありがとう!」
そして 毅然と 立ち上がる
「奴を叩こう!」
マントを はためかせ
古代王と一同が決起する
行きましょう
「くれぐれも!1人でも死んだら!アリアンロッド様に はたかれるから死なないでおくれ」
過激な ライト様
だけれど
シャリーは察した
凄く傷つく何かを隠されているのだと
「いくよ!」
一同は ベルカナを まわる
確か……この辺りです
ランドルが 闇を 追っている 手には 剣で 傷がつけられている
「ありがとうランドル」
ライト様が ランドルの 手に触れると 傷がきえた
「ライト様」
ライト様は 見回すと 1本の 大樹に 剣を 立てた
「出てこい!卑怯者!」
怒りが満ちているのか 温和なライト様の 声が
震えていた!
「おやおや!ライト王自ら おいでとは……」
その背後に ギュンターが現れた
「ギュンター!過去の主人まで食らうとは!」
ライト様が 剣を抜く
そして真っ向から斬りかかった
「どうされましたか?ライト王」
からかうようにして ギュンターは 消える そしてまたあらわれた
「ライト様!」
シャリーが 手をのばす!
「ライト様ともあろうお方が こんな小娘を お好みとは!」
ギュンターが 標的を シャリーに 定めた
そして……シャリー目掛けて 槍が 繰り出される
「ハミル様をお忘れか?」
ライト様の顔に青筋が走る
「その名を!」
「どうされた?王」
「口にするな!」
ライト様が 神剣で槍を絡め取る
「ライト様!」
シャリーが止めに入る
「おかしいです!落ち着いて!」
「王?」
ギュンターの 槍が 薄いシャリーの 胸を 貫いた
そしてライト様の 胸に埋まる
「馬鹿なお方だ!正気を 失ってハミルは愚か小娘も 救えないとは!」
「い……言うな!」
ソウェイル
ライト様が 残りの輝きを 放って
シャリーを 治癒した
「ライト様!」
死から救われた シャリーは ライト様にソウェイルを 使おうとする
「いい……あとは……あとは……」
消えかけた ライト様の 頬に 新たな手形!
「……?……」
シャリーが 首を傾げた
「ふ……追い返されたよ」
ふわ……
ライト様の傷が癒えている
アリアンロッド様も お人が悪い!
ががっ!
ギュンターの 鎧を 神剣が 切り裂いた
「お前を倒す……」
ライト様の剣が ギュンターを裂いた!
「ぐっ!」
ギュンターが 血を吐く
「お前は生身だろう?」
そして
ガンと 首を跳ねた
ギュンターは 血を撒いて 倒れる
テアが サラマンダーで 火葬を した
ライト様?
「シャリー……君に……」
言ってがくりと ライト様が 膝をおる
そして木に寄りかかった
「体力の限界だ!やれやれ!生身は 加減がね」
ふ…と 笑って ライト様が シャリーを 抱きしめた
このまま聞いておくれ
「僕にはね……ハミルという許嫁がいた」
「……!」
シャリーが 顔を上げる
なのに彼女も君と同じく 庇い 亡くなったんだよ
ふわ……唇が シャリーの 唇に 降る
「何とか倒しはした……だが このザマだ……許してくれるかい」
「はい……はい……!」
シャリーが 頷いた
「分かりますライト様」
「ありがとう……」
ライト様に ヒールを かけるウンディーネと 共に シャリーは 心の傷を 癒そうとした
「頼みがある!シャリー!僕の妻になっておくれ」
「も……もちろんです」
シャリーが 鎧に しがみつく
「良かった!」
「は?」
一同唖然
いやー断られたらと……
バッチーン
シャリーの 平手炸裂
ライト様は苦笑した
「1番の狸!逮捕です」
シャリーが 手形を 付けた頬にキスをした
「みーたわーよー」
テアとミソノに 背後霊のように
くっつかれて シャリーは 肩を竦める
だってぇ……
シャリーってばーチューした!
エンドが ぴっと指を指す
いけないんだー!
なにをよー!
シャリー 揉みくちゃである
アッハッハ ライト様が一際明るく笑った
あらまぁ1番の特効薬ね ウンディーネが ニッコリ
エンドが シャリーに キスをした
エンドもー
そしてライト様に キス
「エンド!」
シャリーに摘まれる
「えっへっへー」
こうして一同は めでたく凱旋したのである