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第3節

 第3節 ああ愛しのリリーちゃん


 そして神子として 朝な夕なに祈り……ルキオの給仕のもと暮したサーラだが退屈

 町のお店に行って 民族音楽にも触れたいし 町の子供と駆け回りたい

 前はそれが出来たのに まあ里の中だけだけども

 サーラは朝から 星の歌を歌い 祈る

 そして怪我人 病人への祈祷が始まり

 星の歌

 そして昼に王都の祈祷会

 夜に敬老院の為に歌う

 サーラ キレそうである

「ルーテル……このまま死にそう」

「まあまあ……そう言わない」

 ルーテルが自分の髪をかき混ぜる

 ルーテルの髪が 日に透けて炎のようだ

 退屈

 サーラがぶちぶち……言いながら

 敬老院の仕事が終わった時

 カームが可愛らしい子犬を連れてきた

 サーラ初めて満面の笑顔

 きゃーーーーーつ

 抱っこー

 子犬を抱き上げてキスをする

「なりません」

 カームがとがめる

 キスはなりません

 だってこの子女の子よ

 ぷくー

 サーラふくれて ぴん……と弦をはねた

「ご機嫌が?」

 カーム ルーテルにきく

「そりゃあもう」

 こう 角を指でつくってみせる

「神子様おつかれで」

 ルキオがため息

「ルーテル……ルキオー」

 ぶちぶちと呻く

「この子にキス出来ないなら歌わない」

 神子ぉ

 大神官カーム絶体絶命である

「ふーんだ」

「リリー……このコーギーの名はリリーです」

 かぁわいい

「リリー」

 この点 カーム 上手である

 断尾してませんが

「かまわないわ尾っぽは残して!かわいそうよ」

 では?歌は?

 ルーテル ニヤリ

 歌ってくださいますな?

「はーい」

 サーラすりすり

「カーム大好き」

 単純だった

 はぁ

 ため息をつくカーム

 若々しい神子さま

「有り余ってからねパワー」

「ルーテル様からも」

 ルーテルでいいです大神官

 ルーテル笑顔

「ルーテル協力を」

 ……うーんことと次第だね?

「と言うと?」

 明日晴れそうだからピクニックをさせてやって!ルキオもつれて!私も行くから

 あー

 カームパチリとおでこを叩く

 そうきますか?

「そうきます」

 わかりました

 サーラはリリーに夢中

 お手

 ぺちゃ

 リリーがかわいくてしかたない

「神子様……明日ピクニックにでもいかれますか?」

 聞くカーム

 いいの?

 サーラはカームに抱きつく

「わーい」

 神殿中に響いたサーラの明るい声に神官達は苦笑い

 ただし……!

 ぴくとサーラ

 カームめもまいります

 リリーなどもつれて

 カームため息

  良いわ!ありがとうルーテル

 カーム目をまん丸

 ばれていた

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