胸の奥がキュウキュウする…
胸の先端に何か生暖かいものがへばりついているみたいな感触がした。
そしてそれはにゅるにゅると動いている。
私は深い眠りの中で、そのにゅるにゅるを取ろうとして、胸に手を伸ばす。
ふわりとした毛が手に当たった。
その下に固い丸いものがある。
「んっ…や、やめて…
離れてっ…」
私は毛むくじゃらの岩のようなそれをどかそうと手に力を込める。
それは、なおも私の乳首に吸い付いている。
「あっ…はぁ…ぁん…
ふぁぁぁん…!」
私は自分の喘ぎ声に目を覚ました。
「え、なに…?」
シーツの中で何かが蠢いている。
シーツを剥がすと、そこには露出した乳部とそれに吸い付く男がいた…!
「きゃ、キャァァァぁぁぁ!!!」
「んふぅ…!
良い胸してるね、アンタ?」
やっと彼は私の乳首を口から離してそう言った。
「な、な、なにをっ!?」
「オォー、怒った顔もかわいー!
俺はザイード。
第3王子だぜ?」
だ、だ、第3王子!?
が、なぜ!?
「う、嘘です!
なぜ、こんな事を…!?」
「良いじゃん、ちょっとした味見だよ。
アンタは俺の女になる運命だ。」
はあぁぁぁぁ!?
そう言ってザイード様は私の胸を揉んだ。
「や、や、やめてください!」
「なんで?」
「なんでって…!
こんな事望んでいません!!!」
「そう?
気持ち良さそうに勃起させて…ピンク色の太陽の実みたいに俺の口の中で…」
「やめてっっっ!!!」
私はシーツを引き上げて胸を隠した。
もう、散々見られた後だろうが…
「まぁ、今日は挨拶がてら。
また、会おう。
じゃあな、セフィラ。」
そして、彼は去って行った。
な、な、なんて奴なの!?
私はすぐにシャワーを浴びた。
敏感になった片方の乳首は確かにピンク色に勃ち上がり、主張していた。
最悪…
♦︎♦︎♦︎
その日、朝食をシャリフ様と共に食べた。
「どうですか?
この城には慣れましたか?」
シャリフ様が言う。
「え、ええ、みなさん親切な方ばかりで…」
ザイードの奴を除きね!
「そうですか。
また、枯れた湧き水を復活させて欲しいのですが…」
「えぇ、私に出来る事なら…」
「良かった!
では、今から行きましょう!」
そして、私たちはリザテーラのC地区に向かった。
「ここ…
この区はずいぶんと貧しそうですけれど…」
私は辺りを見回してそう言った。
「えぇ、ここは別名スラム区と言って…
見ての通り貧民街なんです。
僕たちも政策を打っていますが、なかなか…」
シャリフ様は言う。
「そうなんですね。
分かりました。
とりあえず湧き水を復活させます!」
私は枯れた湧き水に手を伸ばした。