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第15話 頼み事

コーラパンはとても美味しかった。


そうして、コーラパンもコーラレストランのメニューに加わり、私の仕事も一段落したかと思ったその日。


ファルーク様に呼び出されて彼の執務室に向かった。


ファルーク様の執務室はベージュとゴールドで上品に統一されていて、整然と本が並んでいた。


そこに、ザイード様がいらっしゃった。


「あのぅ…?」


「あぁ、セフィラ。

良かった、来てくれて。

少し2人に頼みたい事があるのだ。


まぁ、かけてくれ。」


そして、私とザイード様はソファに腰掛けた。


「頼みとは?」


ザイード様が尋ねる。


「あぁ、ザイードは知っているが、知らないセフィラのために説明しておくと…

この国、エリザテーラには、4つのオアシスの街がある。

一つ目はこのテーラ城のある、リザテーラ。

二つ目は東のオアシス、ザーラ。

三つ目は南のオアシス、エリザ。

四つ目は北のオアシス、リザラ。

だ。」


ファルーク様は説明する。

私はなんとなく頭の中の地図に、その4つを入れ込んだ。


「それで…

私は全体の政をするので忙しいから、2人にエリザの視察を頼みたいのだ。

ラクダーラに乗って1時間ほどで着くだろうから、視察が終わって少し休んだらとんぼ返りしてくれ。

悪いが、頼めるか?」


「…分かりました。」


「分かった…」


私たちは返事する。


「ありがとう、では、ラクダーラの手配はもう済んでいる。

早速向かってくれ。」


そうして、私とザイード様はエリザに向かった。

ラクダーラはこのエリザテーラ特有の動物らしく、地球で言う足の速いラクダのイメージだ。


私たちはラクダーラに乗ると、エリザに向かった。


1時間でつき、私たちはとりあえず喫茶店に入った。


「どうだ、エリザのオアシスの街は?」


「うーん…

正直あまり状態が言いとは言えませんね。

砂漠の砂の害が多く見られますし…

このままでは砂漠化する恐れもあるのでは無いでしょうか…?

それに経済的にも発展してるとは言いにくい。」


「ほー。

まさに、その通りだ。

で、どう対策を打つ?」


「砂の害に対しては今のところ良い対策は思いつきません…

が、経済的な対策なら手を打てます。」


「ほー?

どんな手だよ?」


「私のスキルが水以外にも出せる事はご存知ですよね?」


「あぁ、で?」


「この街には、オリーブオイルを授けたいと思います。」


「オリーブオイル…?

高級品だぜ!?

それが出せるというのか!?」


「出来ますわ。」


そして、オリーブオイルをタンク一杯に入れて、視察は終わった。

しかし、また1時間太陽の下に出るのは酷なので、一旦エリザの宿で休むことになった。


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