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第30話 忙しい日々 ★0.4

それから、私はというと忙しい日々を送っていた。

エリザにオリーブオイルを補給しに行ったり、リザテーラのF地区の緑化活動に務めたり、スラム区のコーラ販売を手伝ったり…と…


とにかく忙しい日々で、私は働きまくっていた。


そして、その頃には、私の水の女神としての名声は隣国にも響き渡り始めていたのだ。


すっかり忘れていたが、私はガミーラ国ハーティス侯爵家の令嬢だった。

それを思い出す日がやってくるとは…


「セフィラ、君の両親がやってきている…」


その日ファルーク様は妙に真剣な表情でそう言った。


「え!?

私の両親が!?」


驚いた。


ただ驚いた。


私はファルーク様らと応接ルームに向かった。

確かに両親が揃っている。


「おぉ、セフィラ!」


父は私を見るなり駆け寄った。


「セフィラちゃん!

元気!?」


母も私に駆け寄る。


「あ、あの…?」


「いや、悪かったよ、セフィラ!

私たちがバカだった!

可愛い娘を追い出すようなことをして!」


父は言う。


「ねっ、セフィラちゃん?

帰ってきてちょうだい。」


母が言う。


「いえ、でも、私は…」


今でも恨んでいるか?と言われれば、よく分からないが、帰る気持ちにはイマイチなれない。


「セフィラちゃん、私、実はもう長くないのよ。

だから、ね。

あなたにそばに居てほしいのよ。」


母はハンカチを取り出してそう言った。


「お母様…」


「セフィラ、帰ってみたらどうだ…?」


ファルーク様がおっしゃる。


「え…?

でも…」


「ここにはまたいつでも来れますよ。

寂しいけれど、それがあなたの為ならば…」


シャリフ様が言う。


「そうだな…

親孝行してやれよ。」


ザイード様。


「またね…

セフィラちゃん…」


カリーム様が言う。


そして、私はガミーラ国に帰ることになった。


馬車に乗り、ガミーラ国に着くと、父は言った。


「セフィラ、コーラという液体を出せるそうじゃないか?

この器に注いでくれないか?」


「え、えぇ…」


私はコーラを念じる。

しかし、何も出ない…


あれ?


♦︎♦︎♦︎


私はハーティス侯爵家の地下の部屋に閉じ込められた。


「お前たち!

その娘がコーラを出すまで、この鞭で拷問するんだ!」


凄まじいことを言う父。


私は…

騙されたのだ…


「あぁぁぁぁッッ!!!」


鞭打たれて、叫ぶ私。


「さぁ、コーラを出すんだ!

もう一発!」


「キャァァァッッ!!!」


私の腕は腫れ上がる。


「なぁ、この女、かなり上玉じゃないか?

犯そうぜ?

そしたら、コーラも出すかもしれねーだろ。」


1人のチンピラもどきが言う。


いやっッッ!


「そうだな!

おい!

ひっぺがせ!」


「キャァァァー!!!

やめてェェェ!

やめてください!!!」


私のドレスはビリビリと破かれていく。


「おっほ!

おっぱい真っ白だぜ!」


「こりゃあ上玉だ!

乳首もピンクだぜ!」


数人の出がおっぱいを遠慮なく鷲掴みして強く揉んだ。


「いやぁァァァァァ!!!

助けてッッッ!!!

ファルーク様ぁぁぁ!

シャリフ様ァァァ!」


「はぁ?

誰だそれ?」


そして、男たちが私の身体にむしゃぶりつく。

脇の下や首、乳首は痛いほどに舐めしゃぶられる。


「フゥゥァ…

ファァン…!

いやあぁッッッ!

痛いよぉぉぉ!

ァン…!」


痛みと乱暴な快楽で私は声を上げる。


「コーラはここかなぁ?」


スカートを捲し上げる男。


もうダメッッッ!!!


私がそう思った時、部屋の扉が壊された。


「彼女は返してもらいます…」


アキレス様…!!!

アキレス様の黒魔法が炸裂し、男たちを吹き飛ばし、気絶させていく。


「セフィラさん…

遅くなりましたね。

よいしょ!」


「あ、アキレス…様…」


私はアキレス様に抱き抱えられ、安堵で気を失った。




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