EDEN〜灰の青年は、銀の少女と果てへ征く〜契約作品
連載中·新着更新:熱狂 下·2025年04月28日 19:00
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あらすじ
詳細
 鼻腔をつく血と死臭の臭い、道端に転がる腐りかけた死体の臭い。  死体を見ない日は無い、銃声を聞かない日は無い、薬を使ってラリっている人間を見ない日は勿論在る筈が無い。  死を纏った生を享受し、力なき者は強者に全てを奪われる。そんな事は稚児ですら理解している法則であり、街に蔓延する慢性的な先天性の病のようなモノ。  例え路地裏にバラされた死体があったとしても、奇怪な造形を模した野犬や野鳥が捨てられた赤子を啄ばんでいても、それらは当たり前の光景だ。驚嘆にすら値しない日常的なもの。  この街は最低最悪で。  この街は誰もが罪を背負って生きている。  誰もが生きていたいが故に―——罪と罰に生きている。  命の意味を探り、運命を手繰るサイバーパンク・ディストピア。  毎週月・水・金・日、19時更新閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-04-28 19:00ネオ・デビューネオ・デビュー2024-07-09 20:54作者のひとりごと作者のひとりごと
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つけとレビュー
会社員兼趣味で執筆活動をしています! 基本的に暗い話や、ダーク系の話ばかりになると思いますが、それでも最後にはハッピーエンドで終わらせられるよう書き続けたいと思っています! 以前書いていた物語も転載していくので、宜しくお願いします!閉じる
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東京九龍魔境都市
東京九龍魔境都市腐臭を際立たせていた。浮浪者の老人は、ゴミ山の上で泥酔して眠るサラリーマンの財布を盗み取り、束の間の幸運に酔いしれる。だが、その財布の中に潜んでいたのは、九龍の呪物――梵字の黒巾着だった。 黒い靄に絡め取られた老人の肉体は、快楽の果てに無惨に溶け落ち、命は呪物に喰われた。老人を罠に嵌めたのは、他ならぬサラリーマン自身。九龍の掟を知らぬ者には死あるのみ――男はそう言い残し、巾着を懐に帰路へつく。 だが、街角には一人の少女が立ち尽くしていた。濡れそぼった制服姿、曇天を見上げるその瞳は、失われたものを探し続ける旅人のようだった。サラリーマンは知らぬふりで通り過ぎようとするが、背後から降りかかる女の声に足を止める。 絶世の美女――マリグナント・イェラ・スエーガー。九龍最強の魔人・掃除屋の助手であり、男はその名を耳にした瞬間、死を恐れて逃げ出した。 残された少女に歩み寄るマリグナント。少女は仇討ちのため「掃除屋」を探していた。冷たい夜の街に交わされた短い言葉の応酬。その末に、少女はマリグナントに導かれ、魔人たちが支配する異界――九龍へと足を踏み入れるのだった。 ※趣味全開で書いた小説です。
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