白銀のコントラクトゥム
連載中·新着更新:黒甲冑の剣士·2024年12月12日 22:30
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あらすじ
詳細
全てを失って生きることは、幸福なのか不幸なのか…… 失いながら生きることは、生きる者の使命か運命か…… この世界で生きる者は不変の円環で生きている。この世界で死ぬものはその瞬間、不変の螺旋に苦しみながら死んでいる。 不変を異常と思わぬ傀儡の世界。不変を受け入れ思考停止に陥る者の無間地獄。この世界は不変のルールに縛られ不変の楽園と化した。 異常に気付き、剣を取る者は手の届かない憧れに、変化という憧れだけを胸に牙を研ぐ。 幸福を願う者は終わらぬ戦乱と云う不変を憎み、平穏という変化を求める為に盟約を契る。 世界を憎み、世界へ殺意を向け、世界へ憤怒の炎を燃やす者は、一人の為に血に濡れる。 誰もが異常に気付かず、変化に気付かず、不変に気付かぬ世界。一人の少女と過去を失った男の出会いが、世界を変える。閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2024-12-12 22:31ネオ・デビューネオ・デビュー2024-07-10 01:45作者のひとりごと作者のひとりごと
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つけとレビュー
会社員兼趣味で執筆活動をしています! 基本的に暗い話や、ダーク系の話ばかりになると思いますが、それでも最後にはハッピーエンドで終わらせられるよう書き続けたいと思っています! 以前書いていた物語も転載していくので、宜しくお願いします!閉じる
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東京九龍魔境都市
東京九龍魔境都市腐臭を際立たせていた。浮浪者の老人は、ゴミ山の上で泥酔して眠るサラリーマンの財布を盗み取り、束の間の幸運に酔いしれる。だが、その財布の中に潜んでいたのは、九龍の呪物――梵字の黒巾着だった。 黒い靄に絡め取られた老人の肉体は、快楽の果てに無惨に溶け落ち、命は呪物に喰われた。老人を罠に嵌めたのは、他ならぬサラリーマン自身。九龍の掟を知らぬ者には死あるのみ――男はそう言い残し、巾着を懐に帰路へつく。 だが、街角には一人の少女が立ち尽くしていた。濡れそぼった制服姿、曇天を見上げるその瞳は、失われたものを探し続ける旅人のようだった。サラリーマンは知らぬふりで通り過ぎようとするが、背後から降りかかる女の声に足を止める。 絶世の美女――マリグナント・イェラ・スエーガー。九龍最強の魔人・掃除屋の助手であり、男はその名を耳にした瞬間、死を恐れて逃げ出した。 残された少女に歩み寄るマリグナント。少女は仇討ちのため「掃除屋」を探していた。冷たい夜の街に交わされた短い言葉の応酬。その末に、少女はマリグナントに導かれ、魔人たちが支配する異界――九龍へと足を踏み入れるのだった。 ※趣味全開で書いた小説です。
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