あらすじ
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とある山の中の一軒家。耳かき職人の竹田清耳(たけだせいじ)は、 毎日細々と、こだわりの耳かきの製作をしていた。 ある日の朝、空から少女が落ちてくる。 急降下してくる彼女を、耳かき職人の鍛え抜かれた筋肉で受け止める。 彼女は不思議な言葉で彼に語り掛ける。 『ワタシノ ミミヲ キレイニ シテクダサイ』 彼女は神の耳の巫女。 異世界には魔王が封印される際に残した、耳の呪いがはびこっているという。 ひとたび耳が呪われると、言葉が通じなくなってしまう。 その呪いで、異世界は混乱に陥っていた。 耳かき職人は耳かきの勇者として、 異世界に旅立ち、耳の呪いを解くべく、耳をかきまくる。 この小説は、小説家になろうとカクヨムとpixivにも投稿しています。閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-05-11 21:00ネオ・デビューネオ・デビュー2024-07-30 22:52作者のひとりごと作者のひとりごと
とにかくいろいろ書いています。完結済み作品もいくつかよその投稿サイトにありますので、時間ができ次第持ってきます。基本はファンタジー、たまにホラー。異世界転移するかと思えば、耳かき職人の話も書きます。あまり流行りには乗れませんが、よろしくお願いいたします。閉じる
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散財戦士サンザイン
散財戦士サンザイン現在と地続き程度の近未来。 世界経済は疲弊しきっていて、 消費は落ち込み、景気はよくなかった。 多分日本に似た、どこかの国のヒーローの話。 その国では、 金の使い方がなっていなかった。 表向きでは、質素倹約と勤勉を推し進めているように見えた。 表向きの話だ。 裏では、人々が節約したその金が、 悪人の手によって湯水のように使われるという、 決してほめられない状態になっていた。 すべては、悪の帝王シッソケンヤークの思うがまま。 その国の権力者も、国民も、 何もかもが、悪い金の流れに流されようとしていた。 これではいけないと立ち上がったのが、 正義の術師ムダヅカインだった。 この国の国民達は、 無駄遣いをする喜びを忘れてしまっている。 節約も喜ばしいことかもしれない。 それでも、と、ムダヅカインは思う。 金というものは回ってこそ力が宿るもの。 もう一度、金を回そうじゃないかと。 そして、この国の民に、 消費と生産の楽しさを教えようじゃないかと。 作るものがいて、それを消費するものがいて、 その間に力が生まれる。 「ゼニー」という力だ。 ゼニーが大きければ、それは何かを動かす力になる。 心だったりする。 物理的な力だって加えられる。 あるいは、ゼニーの力で、 世界まで回るかもしれない。 ムダヅカインは、 ゼニーの力の大きな若者を探す旅に出た。 悪い倹約におかされていない、 純粋なゼニーの力。 金を回して、ゼニーの力で人々の心まで変えられるもの。 ムダヅカインはそれを求めた。 これは、サンザインというヒーローと、 巨悪の織り成す物語。 ヒーローたちの行く末を見逃すな。
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