オモイカネ ~ハイスペッカーが奏でる権謀術数駁論~
連載中·新着更新:第84話 ·2025年08月18日 12:16
901人気·0·16.8万字
最初から読むブックマーク応援する
あらすじ
詳細
パチモン賢者の異世界転生譚。 現世で賢者と呼ばれた男、異世界でパチモンから本物へと成かわる。 知的探究心が強く、様々な事象を知識として擦り込むことが生きがいの一条蒼介。 彼はその膨大な知識量を背景に、開設したブログを生計の柱としていた。 貪欲に知識を貪る性癖で、高校生ながら一千万円以上のアドセンス収益を得ていた一条蒼介は、大学進学と同時に合同会社を設立する。 月額数百円からのサブスクで事業者が利用出来る求人サイトを立ち上げて業績を伸ばしていき、大学卒業後も事業は順調に推移していた。いくつかのサイトを立ち上げ、これまで行っていた活動との相乗効果もあり、小さいながらも会社としての体裁も強固なものとなっていく。 ある時、共に事業を立ち上げた親友の不正を知り、他の従業員の心情や会社の将来を見据えて告発したことにより相手は逮捕されてしまう。 そこでのショックが予想以上に大きかった一条蒼介は、かねてより打診のあった企業に持ち得る事業のすべてを売却して億単位の富を得た。 立ち上げたサイトは堅調な利益を出しており、関連のある企業からM&Aの打診をされていたが、信じていた仲間の裏切り、そして事業を通して人の闇に何度か触れたことにより何もかも清算することにしたのだ。 その後、海外に渡って好きに生きようと考えていたが、逆恨みを抱いた元親友に車で轢かれて命を絶たれてしまう。 つぎに意識を取り戻した一条蒼介を待ち受けていたのは··· チートもハーレムもなし。 生まれもった特別な才能などとは無縁の一条蒼介は、"氏より育ち"を座右の銘に生きてきた等身大の青年。ストイックに知識や経験を培い、若くしてハイスペッカーとなった男が異世界の不条理に挑む。 閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-08-18 12:16ネオ・デビューネオ・デビュー2024-11-19 07:49作者のひとりごと作者のひとりごと
コミュニティ (0)
目次 (84)
しおり
つけとレビュー
小説家になろうで執筆を開始して約5年。代表作は1000万PV超を突破。しかし、コンテストなどでは二次選考落ちの常連というマニアック(商業的には万人受けしない?)な作品ばかり書いています。 執筆傾向は異世界物やガンアクション、超能力、知識無双ものなど。ファイナンシャルプランナー有資格者で特技は家のプランニングや自動車の査定、趣味はジム通いと小説執筆、読書や映画観賞など。ゲームはあまりしないけどPUBGmobileはダイヤモンドクラスです。有栖川有栖先生や綾辻行人先生の推理小説、大薮春彦先生や大沢在昌先生、北方謙三先生などのハードボイルド小説が大好きです。 晴れて2025年7月にNEOページの契約作家になりました。新作を間もなく投稿致します。初のゲーム内転生、MMORPGものです。乞う、ご期待!閉じる
フォロー
他の作品
冒険者ギルドの特命執行官
冒険者ギルドの特命執行官印象に残りにくい顔。 それがその男の特徴といえば特徴だった。 ヒューマンにエルフにドワーフ、それに獣人など雑多な人種が行き交う街では特に目立つことはない。 強いていうならば、時折見せる視線の動きが普通の者でないことを物語っている。 高位の冒険者や練達の武芸者のみが辛うじて気づくであろうその鋭さは、その男の真の職業を物語っているといえよう。 冒険者、それとも傭兵か。 そう一括りにすれば、日常から命のやりとりを行っている人物だと思える。 しかし、人と接する時の弛緩した表情、それに装備を見ればどことなくおかしいことに気づく者もいるだろう。 この男は子どもや老人に対して屈託のない笑顔を見せる。そこには傭兵がまとう殺伐とした雰囲気も、その日暮らしな冒険者の刹那さも見受けられない。 そして魔物や敵兵を相手にするには明らかに不利だといえる刃渡りの短いナイフをぶらさげ、防御力を期待できない軽装に身を包んでいた。 人畜無害、素朴な青年。 その印象が偽りであることを知る者は少なかった。 これはチートなしで異世界に召喚され、名を馳せることなく世界を救うひとりの専門的冒険者(スペシャリスト)の物語である。 ハードボイルドな主人公(シリアスターン)が世の不条理(ギャグターン)に翻弄される異世界奇譚開幕。
超能力者は苦笑いしか浮かべない
超能力者は苦笑いしか浮かべない大国と呼ばれる国々では、1950年代初頭から長年に渡ってひとつの研究に膨大な資金が投入されてきた。 学問では超心理学といわれ、有識者からはオカルトと批判されるようなパラノーマルな研究だ。 すなわち、ESPやサイコキネシスなどと呼称される超能力である。 1960年代以降にはサイバネティックスと呼ばれる学問も成立し、人間と機械のシンクロを解き明かす科学的試みも実施されてきた。 1980年代後半には日本が誇る世界的なコングロマリットが超能力研究所を開設し、透視能力やテレパシー、気の科学的な検証などを行っていたことを知る者も多いだろう。 現代において、超能力というものはフィクションの世界ではテーマとして取り上げられることも多いが、現実社会のニュースとしては記事として記されることがほとんどない。 生まれつき高いIQ値や才能を持つ者は、天から才能を授かったとしてギフテッドと呼ばれる。近年ではメディア露出の多いパワーワードだが、彼らこそが超能力者なのだろうか。 答えは否である。 超能力は過去には神通力とも呼ばれていた。しかし、実際には天や神から授かった能力ではなく、先天後天問わずに脳や遺伝子の突然変異で現れる能力との見解もある。そして、それは鍛錬や思考により、複雑なロジックを形成して昇華を可能とするものだと考える学者たちも存在した。 その理論から、一部では超能力者はホルダーと呼称されている。 一般的な視点から考えると、ギフテッドに比べて超能力者のメディアへの露出が極めて少ないことに疑問を感じる者もいるだろう。 では、超能力の研究は衰退したのだろうか? これも答えは否である。 それらは国家機密として厚いベールに包まれながらも、様々なレベルで国家安全保障の名目において継続されてきた。 数万、数千万にも及ぶ実証実験。 そして、禁忌とされる人体改造や脳機能への介入など、倫理から外れた研究が行われていることを知る者は稀である。 その研究の結果、生み出された超能力者のひとりが、閉鎖的な日々に辟易して研究施設から逃走を決意した。 彼を待ち受けるのは過酷な未来か、それとも心躍る至福の人生だろうか。
ファンリスト