躯骸(くがい)契約作品
連載中·新着更新:第7話 10月8日:杉浦 宗吾·2025年05月23日 20:00
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あらすじ
詳細
【毎日20時更新】 すべては、“あの一家”が来た日から狂い始めた。 人口わずか1400人、地図からも忘れられた山間の村に、突如として現れたのは、鳳髄(ほうずい)と名乗る資産家一家。 彼らは村外れに異様なほど豪奢な洋館を建て、村人との交流を一切絶ち、ただ静かに、どこか異国めいた暮らしを始めた。 その空気は、誰もが薄々感じ取っていた。 鳳髄家は、何かが“違う”――。 やがて、一家の一人息子・祥太郎の変死体が、崖下で発見される。 村人たちは奇妙なほど淡々と、「不運な事故だった」と言い合い、鳳髄家の者たちもまた、まるで台本でもあるかのように、感情のない顔で葬儀を済ませた。 ――あの一家には、“死”すらも予定調和なのだろうか? その違和感を見逃さなかったのが、元探偵・氷室響也。 数年前、東京から逃れるようにこの村へ越してきた彼だけが、鳳髄家と、この村に漂う不気味な沈黙の意味を疑い始める。 そして、次に消えたのは、村に住む一人の少年――西山結翔。 まるで“何か”に吸い寄せられるように起こった、ふたつの事件。 氷室が探り当てたのは、村の古層に封じられ、誰も触れようとしなかった“闇”の記憶。 それは、開けてはならない扉だった。 彼が目を逸らさなければよかったと後悔するのは、もう少し先のことになる。閉じる
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ネオ・デビューネオ・デビュー2025-05-16 20:00創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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ゲーム会社でシナリオディレクター&シナリオライターをしています。 私用でシナリオを作成し、多数の企業様にシナリオを提供中。 映画シナリオ原作も担当経験あり。閉じる
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