青灰の地より
連載中·新着更新:第15話 三角の鷹·2025年06月14日 01:07
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あらすじ
詳細
神は死んだ。 巨大な骸は灰と化し、大地を覆い、すべてを呑み込むほどに世界を覆った。 生き残ったのは、灰を喰らう者たち。 解体人と呼ばれ、神の遺骸を掘り返し、生を繋いだ者たち。 その一人の男は、 火を燈す謎の女を伴い、記憶と残響の深奥へ——。 男は「火を燈す女」をともに、神の心臓が眠る跡地から還ってきた。 かつて解体人として神の骨を掘り、灰を喰らい、生き延びた日々。両手に感じた「心臓」の重みが、焔の導きとともに消え去る。 「ーーーーーー」 忘れたはずの問いが、胸を刺す。 体の奥で、静かに息づく「何か」が脈を打つ。それは、滅びの残響か、再生の鼓動か。 灰の大地を旅する男と女は、選ばれた記憶と再会する。失われた真実を求め、選ばれた記憶と再会し、失われた真実を求めて歩む——。 残響の成れ果てに、再生の火は灯るのか。 その焔が導くのは、過去か、真実か。それとも運命の断片か。 これは滅びの物語か、それとも再生の序章か。 絶えぬ疑問にいえることはただ一つ。 ———「死んだ世界が、もう一度、脈を打とうとしている。」———閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-06-14 15:55ネオ・デビューネオ・デビュー2025-06-08 15:34作者のひとりごと作者のひとりごと
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