ある晴れた芝露の如く
連載中·新着更新:第五話「姫に策在り」·2025年06月13日 22:35
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あらすじ
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「勝負は、負けたときの方が得るものが多い」ーーご存知でしたか? 勝てなかったあの日、悔しさで呼吸すらうまくできなかった。 でもあの胸の痛みが、今の私をつくってくれた。 「努力は報われるーーその言葉は絶対だ……自分より努力をしている人間に勝とうだなんて、虫が良すぎると思わないか。逆ならたまったものじゃない」 そんな彼女の目は、今にも雫がこぼれ落ちそうなほどに赤くなっていた。 きっとあのとき、自分よりも相手が努力をしていから、私は負けた。 だから私は、もう一度立ち上がり、弓を引く。 高校一年、進藤弓。弓道初心者。 最初はただ、逃げたくて。興味なんて、どこにもなかった。 けれど―― 圧倒的な才能を持つ同級生・姫木文との出会いが、 私の世界を変えていった。 最悪の出会いから、衝突、焦燥、そして静かな共鳴へ。 すれ違っていたふたりの矢は、やがて同じ的を見つめはじめる。 これは、悔しさを知ったすべての人へ放たれる、 ”まっすぐな矢”の物語。 「ある晴れた芝露の如く」 閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-06-13 22:35ネオ・デビューネオ・デビュー2025-06-13 22:24作者のひとりごと作者のひとりごと
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つけとレビュー
弓道/みやぎ国体準優勝/総体31射29中(競射含む)/本屋大賞、いつか取りたいと思い小説を書いてます。無名でも、物語で届くと信じて。『ある晴れた芝露の如く』誰かに届きますように。閉じる
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