【白き月、蒼き祈り】
連載中·新着更新:【第8章 : 祈りの共鳴】·2025年07月03日 21:37
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あらすじ
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《記憶を継ぐ者》 かつて、地上に栄え滅びた文明が 今よりも劣っていたと、誰が言えるだろう。 エジプト、メソポタミア、インカ、マチュピチュ そのすべてが滅びてもなお、声を持っている。 ナスカの地上絵、ストーンヘンジ、モアイ像―― 誰が、なぜ、何のために。 それは未だ、風に問うしかない。 この物語は、過去であり、 現在であり、 そして未来でもある。 どこを起点にしても構わない。 始まりは、いつだって“あなたの目覚め”から。 時間(とき)を超えて巡る祈りと記憶。 ヒトとして、魂として、地球の行末を見守り続ける ひとりの男の記録―― それが、『白き月、蒼き祈り』である。   * * * 物語は、かつての地球に降り立った ナオヤとミサキ――ふたりの記憶から始まる。 天に浮かぶ白き月《ミレーネ》。 その地に築かれた観測拠点にて、 若き観測者ナオヤは、星《ガイア》の記録と向き合い続けていた。 彼の傍らには、調査員ミサキ。 無邪気なようで、どこか“祈り”の声に近しい彼女は、ある日、記録されていない古文書と出会う。 そこに綴られていたのは、“誰かの想い”。 まるで、自分の奥で何かが目覚めるように、 ミサキの中に、遥かなる祈りが響きはじめる。 やがて彼女たちは知ることになる。 それが、すべての記録に封じられた ひとつの“魂の物語”であることを。 そして、その物語の中心にいたのは、 すべてを背負い、祈りと共に生きた青年・ドウジン。 そして、彼を陰で支え続けたひとりの男・ギル。 選ばれた者として生きることを強いられたドウジンと、 その傍らで、沈黙と忠誠を貫いたギル。 ふたりの記憶が、 時間を超えて“今”と交差しようとしていた―― そして静かに開かれる 《残響の扉》。 それは、すべての魂が巡り還る “祈りの物語”の始まりだった。 閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-07-03 21:37ネオ・デビューネオ・デビュー2025-06-26 00:31作者のひとりごと作者のひとりごと2025-06-26 00:31
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