ふつつかな婚約(仮)
連載中最近更新:第33話 付喪神たちの復活2025年11月13日 12:29
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あらすじ
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 時は明治。人間の影に潜む悪鬼や妖怪から国を守る、東西の二大柱の家系が存在した。東を守っているのは、平安時代より続く陰陽師の家系の阿倍野家。西は、1000年前に稀代の霊力を持っていた巫女を排出した神部家が守護していた。  神部家の長女の美弥は、霊力を全く受け継いでおらず、7歳の時に母が病で亡くなると、父から女中と同じ扱いを受けるようになった。妾の子供の桃華に霊力があることが分かると、父は桃華を後継ぎとして育て、神部家の跡取りである晴麿と婚姻関係を結ぶことにする。    ところが顔合わせの日、神戸家を訪れた晴麿は信じられないことを口にした。 「俺は、妹ではなく姉の美弥を婚約者とするつもりだ」 私には霊力がないのにどうして?  首をかしげる美弥に晴麿は、美弥が常に首にかけている勾玉は、美弥の霊力を封印していると伝え、その霊力が必要だとして、明日から阿倍野家へ来いと言うのだった。  何が何やら分からないまま、阿倍野邸へ赴くと、晴麿は更に訳の分からないことを言い出した。 「美弥の霊力を利用して両親を殺した鬼に復讐を果たしたら、婚約を破棄する」 「はい?」 式神や使役妖怪、付喪神など人外だらけの賑やかな阿倍野邸で、美弥と晴磨の婚約者(仮)としての生活が始まる!閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-11-14 22:36ネオ・デビューネオ・デビュー2025-07-09 12:09作者のひとりごと作者のひとりごと
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追放された王子の復讐計画にはめられ契約結婚させられました 公爵令嬢のアイリスは、婚約者の第二皇子、ウィリアムとの結婚披露パーティーで婚約破棄を言い渡される、はずだった。事前にその情報を得ていたアイリスは、パーティーの場でウィリアムが妹のリリーと浮気をしていることを暴露し、自ら婚約破棄を申し出た。 そもそもウィリアムの浮気はアイリスの計画だった。バカで自己中のウィリアムとの婚約に不服だったアイリスは、婚約者の座を狙っていた妹のリリーを利用して、ウィリアムに浮気をさせたのだった。 アイリスは浮気を暴露するだけでなく、以前からアイリスを慕っていたという貴族男性がその場でプロポーズをし、新たな婚約者となって颯爽と会場を去って行く計画を立てる。ギルドに婚約者役を探して欲しいと依頼をしたところ、ギルドマスターのヒースが自ら志願し、偽の婚約者になる契約を交わした。 婚約披露パーティーではアイリスの思惑通りに運び、ヒースとそのまま会場を後にしようとした時、ヒースは自分は昔王宮を追放された第3王妃の息子、ヒースベルク・ハインリッヒだと語る。王妃から身分が低いという理由で蔑まされ追放されてから、幼い自分をひとりで育てていた母は体を壊して亡くなった、全て王族のせいだと非難して会場を後にする。何も聞かされていなかったアイリスが詰めよると、ヒースは第三皇子として王位継承権を取り戻し、国王の首をとって自ら国王となり、復讐を果たすという。婚約者役はこれでおわりにするとアイリスが言うが、契約書に小さくヒースの計画が終るまで契約を続けることと書いてある。 こんなの詐欺よ! 王妃なんて絶対にならないんだから! ヒースの復讐劇に巻き込まれ、想像もしていない上に、望んでもいない王妃への道に足を踏み入れてしまったアイリス。王妃になる未来は回避できるのか?!
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