あらすじ
詳細
「これだから、悪徳貴族は嫌いなんです」 そう耳元で囁いたのは金髪の新人メイド、シュエラ。 その刹那、冷たい刃が僕の喉を裂き熱い血が溢れる。 これが十度目の死だった。 ディアゴルド公爵家の三男・セシルは、メイドのシュエラに殺されるたび、同じ朝に巻き戻る死のループに囚われていた。 なぜこんなことが起こっているのかは分からない。 だけど決まって死に戻るのは、新人メイド、シュエラがディアゴルド家にやってきた日の朝。 なぜ彼女が僕を殺すのかも分からない。 ここまでの九回、金貨を与えたり、特別待遇を与えたり、地位まで約束してもダメだった。 だったら次は『優しさ』だ。 優しさの仮面を被って、君の心を掌握してやる。 まだ見ぬ明日を、そしてゆくゆくはディアゴルド家の次期当主になってやる。 これは僕が死のループを繰り返すことで、公爵家の当主になるまでの話だ。 閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
ネオ・デビューネオ・デビュー2025-08-09 10:34作者のひとりごと作者のひとりごと2025-08-09 10:34創意工夫ありし者創意工夫ありし者
コミュニティ (0)
目次 (5)
しおり
つけとレビュー
フォロー
他の作品