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――登場人物紹介――(前書き)

 ラヘナ(Lahenna)

一五歳。フグラスタウド市のヂュージュ西医学高等学校の生徒。シェダフムの養成学校の恩師の推薦もあって、駆け込むような形ではあったものの、分野の異なる高等学校に入学した。


 エズビエナ(Esbienna)

一五歳。ヂュージュ西医学高等学校の生徒。ラヘナの同級生。屈託くったくのない性格。


 キョルド・ネヴェイニ(Kyoldo Nehvejnni)

四〇歳。第三国士養成学校の教師。専門は演舞の歴史、舞台美術、文学。前年度にイエド、ユウエリマ、グダサを指導し、ラヘナの卒業間近の進路変更という異常事態に際しては、希望の分野への進学ができるように助力した。


 フィサ/ウェミノフタ(Fissa / Weminoútta)

六六歳。新たに虎河度とらかど劇場に所属する俳優。一度引退したが、孫娘・ユウエリマのために現役復帰した。俳優として最後まで使っていた芸名を再度さいど名乗るなどして、少しでも劇場が話題になるようにしている。


 ユウエリマ(Juuelimma)

一五歳。新たに虎河度とらかど劇場に所属する俳優。養成学校を卒業したばかりの新人舞台俳優。


 キョルド・ブエゥルサ(Kyoldo Bwersa)

三二歳。虎河度劇場に来るようになってまだ間もない。端役はやくをしたり、裏方に回ったりする便利屋的立場で、他の劇団にも仕事に行っている。


 リノタホマ(Linnotaómma)

五七歳。虎河度劇場の俳優をまとめる座長。元・俳優。舞台の裏方の経験も十年以上ある。現在は、演出にも加わることが増えた。


 ラヘルロベナ(Laél'lobenna)

自称年齢二四歳。虎河度劇場所属の俳優。おもに歌唱の公演をしていて、実状は歌手として活動してきた。本名と実年齢は公表していない。


 イエド/フロイ(Iedo / Fuloi)

一四歳。ユウエリマが劇場で主演を務めるための支援に向けて、過去にロオムヘントで使われた台本や出版物に関する資料を調べている。


 セエナ(Sejenna)

三八歳。身体に重い障碍しょうがいを持つ詩人。介助者をともなってイエドの家を訪ねてくる。


 シューブリューマ(Šuwbljuwmma)

自称年齢二五歳。セエナの介助者。セエナと互いの両手を握り合うことで意思を疎通し、本人に代わって動作や発話を行う。


 フレカ(Flekka)

一一歳。第三国士養成学校の生徒。入学したばかりで、週末になると学校の先輩にあたるイエドの家を訪ねる。


 シノティラ/シュラウルトウワ(Sinnotilla / Šlaultoua)

四〇歳。新たな出版に向けた取材や交渉のため、サリ市のあるヒエニ府に滞在している。


 サミヤ/Sa・Mi・A(Samia / SaMiA)

三〇歳。ヒエニ府の小都市で書店を営む。過去にシュラウルトウワの作品に触れ、文士を志していた。


 リオノ・エノ(Lionno Enno)

いずこかの人。青葉号の船長だが、それはかれの役割の一つにすぎない。


 ボク/ロフラ(Boku / Loúlla)

いずこかの人。イエドと再会するため、夢から現実へ帰ろうとする。

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