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第15話 母と男の孫

こんばんは。

今週も時間ができましたので、

母のエッセイを書きに来ました。


週末の前まで、

母と私で風邪をひきまして大変でした。

風邪をひいた際に、

代わりになってくれる人もいなく、

時々困ったときにアルバイトを頼んでいる、

インチキおじさんも予定があって会社の助っ人に来れないなどありました。

また、今回エッセイに書く男の孫の父親も、

彼が次期社長なのですが、男の孫の体調も崩れてしまって、

つきっきりで看病しなくてはいけないと、

会社を休まれてしまって、

風邪っぴきの私と母とで会社の事務を回しました。

事務だけでなく走り回ることもありますので、

週末には疲れがピークでした。

今も体調は良くありません。

休めるならばぐったりしていたいです。

男の孫も、私も母も体調を崩したということは、

とても少ないサンプルでありますが、

体調を崩すことが流行っているのかもしれません。

サンプルが少ないので極論ではあります。

ただ、梅雨も近いこともありますし、

毎日寒暖差がすごいです。

また、このところ急に暑くもなりました。

体調を崩さない方は、相当強いのだと思います。

体調を崩しますと、何かとしんどいです。

身体のしんどさもありますし、

やりたいことができないしんどさもあります。

今体調を崩されていない方は、

なんとか健康をキープできればと思います。

私のように体調を崩された方は、

何とか休んで、早目に体調を回復されてください。

しんどい思いをすることは少なくていいです。

誰のしんどさも、少ない方がいいです。


さて、今回は、

母と男の孫についてです。


母の男の孫は、一歳です。

このエッセイと同じころに始めました、

週刊勇者ダイゴくんの、ダイゴくんです。

母の娘が三人いて、

その末の娘の息子になります。

先週書いた母の女の孫とは、かなり年が離れています。

時々、母と、母の娘たちとその子どもたちで集まって、

実家でバーベキューなどをするのですが、

母の男の孫はその中心でキャッキャと笑っています。

まだ一歳です。

世界の中心であってもおかしくない年齢です。


母と男の孫は、とても仲良しです。

娘とその配偶者が、実家に男の孫を連れてきますと、

母も大喜びで、男の孫も大喜びです。

体力の続く限り実家で遊んでいるようです。

母もおばあちゃんという年齢ではあるのですが、

今でもテニスをしているためか、

体力は同年代の方に比べたらある方なのではないかと思います。

その体力の続く限り男の孫と遊びます。

ハイハイの競争もしますし、

おもちゃで遊んだりもします。

男の孫は、次は何をしてくれるんだろうという目で、

母のことを見ると言います。

あの目で見られたら、何かしてあげようと思っちゃうと母は言います。

男の孫は、母を前にするとテンションがとても上がります。

大人であれば奇声と呼ばれるほどの、

高い歓声を上げます。

男の孫のお家にいる、猫たちはその歓声が苦手なようです。

あまりにも高い声で、音量も大きいため、

耳のいい猫たちにとってびっくりするような声なのかもしれません。

男の孫のお家で、夜に眠っていますと、

寝ているのに突然、甲高い歓声を上げることがあると聞きます。

また、寝ていても遊んでいるのか、

ベッドの上を寝ながら寝相で移動して、

しまいには落ちてしまうと聞きます。

夢の中で歩き回っていたりするのか、

足を思いっきりキックして、

男の孫の父親のお腹を蹴っていたりもすると聞きます。

男の孫の親に言わせますと、

母と、夢でも遊んでいるのだと言います。

あのテンションは男の孫が母に会って遊んでいるときのものだと言います。

男の孫は、夢を見るたびに母に会って、

たくさん遊んでいるのだと思います。

それほど大好きなおばあちゃんが、母なのでしょう。


母は、男の孫が生まれたときに、

ようやく責任なく孫がかわいがれるようになったと言っていました。

だいぶ前に生まれた女の孫たちは、

初めての孫と二番目の孫ということと、

二番目の孫の生まれた際には、

東日本大震災の直後ということもあり、

この孫たちを何とかしなくてはという責任があったと聞きます。

女の孫の母親も不慣れな育児で大変でしたし、

状況はとても大変なものでした。

孫を可愛いとだけ言っていればいいという状況ではありませんでした。

おばあちゃんとしてよりも、

娘と孫を支えなければいけない。

そんな責任感があったと聞きます。

あの震災からだいぶ年月が過ぎてから、

男の孫が生まれました。

母の二人目の夫は、男の孫の顔を見る前に亡くなってしまいました。

母は一人になりましたが、

震災などの緊急事態はなく、

穏やかな環境で、男の孫をひたすら可愛がれます。

私たち娘を育てているときは、

成長を見守るというものではなく、

ひたすら、何かに追われているようだったと聞きました。

これを食べさせたら次はこれ、

これをしたら次は寝かせないと、

話している事柄から、とにかく余裕がなかったのではないかと思います。

子どもをしっかり育てないとという責任感が、

重くのしかかっていたのかもしれないと思います。

子どもが可愛いと感じる前に、

親としての責任をちゃんと果たさないとと、

そんな風に語っているように感じられました。

今、母はおばあちゃんとして、

男の孫をひたすら可愛がれます。

どれだけ愛情をかけてもいいですし、

おばあちゃんは親ほど責任を問われません。

ようやくのびのびと孫をかわいがれるようになったのではないかと思います。

いろいろな重圧から解放されて、

母は好きなだけ孫をかわいがれるようになったのではないかと思います。

ただただ孫が可愛い。

おばあちゃんとしての幸せをようやく手に入れたのではないかと思います。


母は、幼い頃、

早くおばあさんになりたかったと言っていました。

孫が学校に出て行くのを、

コタツに入ったまま、行ってらっしゃいと言うだけの、

のんびりとした生活を送るおばあさんになりたかったと言っていました。

このあたりはいくつか前の母のエッセイに書いたかもしれません。

今現在は、母は仕事に来ていますし、

二人目の夫のお仏壇に行ってきますと言って会社に来ています。

ただ、もうすぐ母も引退をします。

もしかしたら、実家でのんびりすることになるかもしれません。

今一歳の男の孫が、

ちょっと成長したときに、

おばあちゃんいつもお家でのんびりしてていいなぁ、

などと言い出すかもしれません。

僕早くおじいちゃんになって、

おばあちゃんみたいにのんびりするんだと言うかもしれません。

その時、多分、母はなりたかったおばあさんになれているのだと思います。

幼い頃なりたかったおばあさんに、

母は近づいてきているのだと思います。

老いは当然あるとは思いますが、

なりたかったおばあさんになれるのは、

幸せなことだと思います。

娘たちはみんな配偶者を見つけ、

孫もかわいがることができて、

まだまだ足腰しっかりしているうちに、

会社の引退が目前に迫ってきています。

引退をしましたら、男の孫を好きなだけかわいがることもできますし、

好きなだけ旅行に行くこともできます。

趣味のテニスももっとできます。

実家でのんびりするのもいいですし、

のんびりは性に合わないからと、庭いじりを毎日するかもしれません。

今まで母が背負っていたものが、

次の世代に受け継がれていって、

少しでも母が心軽くなればいいと思います。


男の孫の日常につきましては、

週刊勇者ダイゴくんで、

男の孫の親の二人から聞いたことを元に、

いろいろと書いています。

最近オーディションの話を書いたのですが、

今のところ保留であるようです。

ここだけの話、母は、オーディションに受かったのならば、

芸能プロダクションもいいのではないかと乗り気です。

オーディションは、一歳の記念として受けたので、

孫の親たちから、受かってからどうしようまでは事細かに聞いていません。

ただ、母はちょっと乗り気です。

このあたり、おばあちゃんとして、親ほど重い責任がないから、

ただただ孫の可愛さを広めたいのだなと思います。


まだエッセイに、娘たちのことやその配偶者のことなど書いていませんので、

気が向きましたら書こうと思います。

母の母についてもしっかり書いていませんし、

書きたいものをどんどん書いていこうと思います。

また、時間がありましたら母のエッセイを書きに来ます。


ではまたいずれ。

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