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第2話 突然のメール、そして

ピロリロリーン♪

珍しい?ショートメール?誰が?

またどうせ、迷惑メール、詐欺まがいのメールだろうか?

1億当たりました!とか書いてあるやつ。

あるいは、電話が使えなくなったので、裁判所から特別送達がくる前に、追加料金を支払うように、とか、書いてあるやつ。

あるいは、カードの、、、。いあ、カードを持っていないんだった。

それはムシでいいだろうか。

「ん?」

思わず件名を見て。声がうわずった。

「あなたの醜態を見つけました!

チクられたくなければ今すぐ屋上にこい」

なんだこりゃ?今さら見つけられて困る醜態なんてないぞ?

まあいい。

どうせひまだ、昼だし、いつものように、屋上でメシ買って食うか。

興味あるしな。

どこの暇つぶしが待ち伏せしているやら、見てやろうじゃないか。

エレベーターで最上階へ、階段で屋上へ。

心なしか足取りは軽くなっていた。鼻歌も出る始末だった。

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