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第3話 狼神??いいえ、かわいいワンちゃんです

グルルルル、グルルルルと黒い靄が立ち込めて、原形が分からないそれは、私に向って言う


「お前ら異世界人のせいで私はこんな姿になったしまった


悔しい……憎い、八つ裂きにしてくれるわ」とお襲い掛かる準備なのか後ろ足で砂を蹴り上げている。




「絶対、おかしいって聞いてない。あの残念神め、あとでタダじゃ置かない 絶対報酬二倍、いや、四倍にしてもらわないと割に合わないわ」と言いながら、つぼみの形をしたスッテキで


「flower of  letter 」と花弁がまい、包み込む


大きな扉が現れて、そこを開けると、


飼い主のような大きい男が見える 白黒のよな紙芝居のような映像で、顔が見えない


その子犬は、たいそう主人が好きなようで、一緒に布団に寝たり、あとをついて回るくらいに好きだった


「ご主人様、ごしゅじんさま 大好き」という声が頭に張り付く、でも肝心の主人には聞こえていないようだった


でもちょうど、三年がったた頃、ご主人様が嬉しそうに穴を掘っていたんだ


そこに入るようにう言われると、


「ご主人様と、遊べる!!」と思い首から下までかけられても不思議に、思わなかった 夕方になると寒さが出てきて対応を奪う


「ご主人様、そろそろおなかがすきました。」出ようとすると出れずに、もがく。


「アォーン」というと主人がきてなにか、ぶつぶつと言っている


「やっとこの日が来た。これで、私も、仲間入りできる


 もう馬鹿になどさせない」というと


とってもおいしそうな、ご馳走を目の前に置くと


「ほら、食べていいぞ」と見たこともない顔が能面になり、


口だけがニヨニョとしている


「食べれないだろう?」とニヨニョしながらした顔を見て


最初が分からなかったが、私に食事をくれる気なのはないことを感じた


(ご主人、ご主人、助けて……。どうして……私は何も悪いことしていなのに)と一日目はずっと吠えていた


ご主人にはわからないけれど。


きっと、何かおかしいことがあったのでは、いたずらよきっとと二日目コバエが食事に集まり出す


それを息の根が、止まるのを待つかのように眺めている主人を見つけ怒りがわいてくる


(なぜだ、なぜだ。この裏切り者が。私が何をしたというんだ)


と見る見るうちに白いところが赤く染まり、一週間たつ頃には声も出ず、意識が遠のいていくときに


「やったぞ!!」という声だけは響き渡っていた


(許さない……。許さない絶対に 許してなるものか)


その怒りさえも、あいつに利用され、水が汚染されることにより、あいつのところに客が殺到することになった


(私は、今でもあいつの手の中だというのか?なぜあいつが


 私のご主人ただ一人の主人が……。憎い憎い


 頭が、きりだったののは頭をはねられたからだ


 それを、呪いたい土地に埋めること。誰にも見られず、誰にも知られてはいけない。


「あぁ、あのお方のおかげだ……。これで、私も……。」




「ごめんね……。くそ野郎を元気にったら一緒になぐりに行こう? あなたは何も悪くない」どれくらい時間がたったかわからないけど、抱きしめながら語り掛ける姿は聖女のようだったが、ところどころその姿に似つかわしくない


「くそ野郎・絶対叩き潰す」という恐ろしことばが混じっていったが、とても心地のいい声に聞こえていたそうだ


するすると体が小さくなってくると、そこには


(優しい香りだ、ここは、ここは、どこだ)という犬が


「あぉーん」と言いなんともかわいい子犬がそこにいった


赤毛色に染まる凛々しくも、愛らしい子犬が……。




「何とかなったね。さすが春だね!!もう大丈夫だよ子供の姿になったら浄化完了の証拠だよ」と意気揚々というこの男は私の腕から子犬を取り上げて、顔より上にあげるとお腹をクンカクンカしている


「うゎ~、まじか。うん、見なかったことにしよう。そうしよう。そんなことより、これはどういうこと。


急に、蜂が来て「春、忙しい、忙しい、変身して」とか急に言い出して、そもそも、事前説明にはなかったよね」と襟首をつかもうとしたが背が高すぎてつかめないので


思い切り、腹をつかむと


「くすぐたいよ。まさか、僕も道中でこんなことになるとは思わなかったんだよ」と言いながらウィンクしてくる


「はぁ~、ちゃんと説明してくれるでしょうね」といいながら、子犬を取るとモフモフが意外と好きな春は撫でまわす


「アン」と変わりに返事をする犬だったのだった


「それに、そいつも、ただただではいられないよ君のかつての、ご主人いや、くそ野郎も今大変なことになっているだろう……。」という残念神の顔から出てくるとは思えない、静かに怒っているようだ


「ねぇ、残念神。はい、ワンちゃん癒されて」というと


「かわいいですね、本当に。こんな子にあんなことをするなんて、本当に……クソですね」と言いながらも幾分か朗らかになった表情を見て、安心する


「さぁ、今度こそ詳しい話を、春にしてあげる」とまた、とどめかのようにウィンクをする残念神の背中を追う春だった。


 そういえば、ぷるぴゃはどうしていたかというと、残念神のフードのところに丸まって寝ているプルピュアは、スーピスーピと言っている。何とも呑気なことだ。


残念神も「あはは」という





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