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第6話 ぷるぴゃあの名前

夢の世界、ラプラスの異世界につく。見慣れた小屋の中で、春(はる)は「ぷるぴゅあ」と泣いている小さい翼を開いて上下にたなびかせながら喜びを表している白い子虎の名前に悩んでいる


そろそろ名前を決めてあげないと、呼び辛いし、なによりなき声が名前のは、ちょっと気が引けるからだ


う~んと思い悩みながらいると、ぶどうを持ってきたラプラスが、


「確かに、やっぱり春は優しいな~。僕が言う前に気づくなんて、さすが僕って見る目ある」と隣で自画自賛をしている


どうやら、「ぷるぴゃあ!!」と大きな声が鼓膜に響き渡る


どうやら、ぷるぴゃあのごはんらしい


もぞもぞと体をひねり、抜け出そうとしている


ペロと申し訳ない程度に顔を舐めてくる


机に置いてあげると、ぷりゅぴゃあは凄い勢いでお皿に突っ込んでいくと頭から食べる勢いだ


それを見ながら思いついたのは、天のような声で人を癒すいや神さえも、癒しているようだ


ニコニコしながら見守っている。


その声は、天の音みたいにそうかぁ天音あまねがいい


これにしょう夜を結ぶ天の川のような音色


天音にしよう


「それ、とってもいいね 読んであげて春」


「言われなくても呼ぶわよ」と褒められたことでツンとした返しをしてしまう


口の周りが紫に染まるぷるぴゃあを抱くと


「あなたは、あまねく音で天音(あまね)よ」というと気に入ったのか頭突きをくらわしてくる


まるで、猫が頭突きをして愛情を表現するかのように


ぱたぱたと揺れる翼を見ながら笑いあう私たちと、


「ワン」となくミルクを飲みながら、私の名前はまだかと問う子犬。ちょっとまってね名前つけるの、大変だからと春はまた考え込むのだった


天音の頭を触り名がら降ろすと、子犬のほうに行って飲み終わった子犬に突撃をして遊びに誘っている


子犬は、天音の頭を手で押さえている


どうやら性格を表しているかのようだった



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