本作は、私が以前から交流させて頂いている田鶴さんの超!意欲作です。
美しい令嬢と鬼畜でエロいヒーローのドラマチックな恋愛小説を得意とされている田鶴さんが、まさかここまで振り切ったエロギャグ作品を発表されるとは本当に驚きでした。でも読んで頂ければ分かると思いますが、1話目から度肝を抜かれ、大笑いし、続きが待ちきれなくなります。特にある年齢層ならば思わずウンウンと頷いてしまうギャグネタに決め台詞、懐かしいCMソングまで、もう最初から最後までゲラゲラ、グフフ満載です。もちろん現代ファンタジー、ダンジョン配信というプチコンの趣旨にも完全に合致していて、短編小説としても非常に読みごたえがあります。
田鶴さんご自身はあくまでヒストリカルロマンスを真骨頂とする恋愛小説家と自認されておられますが、なんのなんんの。これを機会にヘンタイエロギャグ小説のジャンルをネオページ内で確立され、パイオニアとなって皆を牽引して行かれることでしょう。