黒い教室には、まだ声が残っている
連載中·新着更新:chap006:名前を呼んでくれた人·2025年05月30日 18:50
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あらすじ
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取り壊しが迫る旧校舎に足を踏み入れた七人の高校生たち。 ただの肝試しだったはずの探索は、「黒く塗られた教室」をきっかけに、封印された記憶を呼び覚ます儀式となっていく。 黒い教室に棲むのは、50年前に火災で命を落とした少女・中西千景。 だが彼女は恨んでなどいなかった。 ――ただ、名前を呼んでほしかった。 ――ただ、自分がいたことを忘れないでいてほしかった。 夢の中で手紙を受け取る者、ノートを託される者、最後の声を聴く者── それぞれの記憶を手がかりに、彼女が残した“思い”を少しずつ紐解いていく七人の高校生。 その中心にいる旭と莉桜は、やがて前世のような過去に繋がり、自分たちが「なぜ選ばれたのか」を知る。 これは、語られなかった悲劇を、記憶の中で“生き直す”物語。 記憶は消えるものではなく、渡されるもの。 そして、名前を呼んでくれる誰かがいれば、人は“もう一度、生きることができる”。 閉じる
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ネオ・デビューネオ・デビュー2025-05-09 18:17創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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