封印された祠を壊してしまった!
完結済·新着更新:第33話·2025年06月22日 01:40
22人気·0·3.8万字
最初から読むブックマーク応援する
あらすじ
詳細
忘れてはならない祠。 近寄るなと警告されたのに、俺たちは……壊してしまった。 名前を失くした存在が目を覚まし、静かな山村に“祟り”が始まる。 記憶を喰らう顔のない女、消えていく仲間。 選ばれた“名”が、封印をやり直す代償とは――?閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-06-22 01:40ネオ・デビューネオ・デビュー2025-05-21 18:47作者のひとりごと作者のひとりごと
コミュニティ (0)
目次 (33)
しおり
つけとレビュー
フォロー
他の作品
微笑の磁場
微笑の磁場 春のある日、地方都市の平凡な大学に一人の転入生が現れた。名は大知。柔らかな微笑みと、相手の心にすっと入り込むような優しい言葉。その自然体な振る舞いは、誰にも警戒心を抱かせず、それでいて誰一人無関心ではいられない「魔性」の空気をまとっていた。  自分らしく楽しさを優先する悟は、すぐに大知と打ち解けたが、時に核心を突く大知の言葉に内心たじろぐ。忠告を無視して突っ走る将吾は、大知の絶妙なフォローに「……まあ悪くない」と少しずつ距離を縮める。静かに他人を観察していた亜紀は、心理ゲームを仕掛けるが、飄々とかわされて逆に興味を深めていく。本音を優先する純は、大知が自らの本音を明かした瞬間、彼の底知れなさに驚きを覚える。上昇志向の朋子は、大知の素直な賛辞に思わず涙を流し、「あなた、本当に魔性だわ」と呟くのだった。  友情とも恋愛とも違う、奇妙な磁場のような関係。誰もが少しずつ、大知の“魔性”に惹き寄せられていく——。学園祭の小さな危機を経て、一層深まる結びつき。だが、ふとした瞬間に純が口にした疑問が静かに残る。「大知って、何が欲しいんだ?」 「僕は、みんなが楽しくしてくれてるのが嬉しいよ」  そう微笑む大知の胸の奥には、誰にも見せない孤独がそっと横たわっていた。  友情と人間関係の微妙な綾を描く、静かな魔性の物語。
ファンリスト