ルナリア大陸年代記 狼の章〜鉄火の野望穿つ灰狼の牙 〜
連載中·新着更新:幕間 屯田村にて·2025年07月07日 03:02
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あらすじ
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大陸歴669年。 未だ夏の残滓を引きずる大陸南方――スクトゥム王国に、北方の大国〈鉄の帝国〉が宣戦を布告した。 国境線で続いていた一進一退の攻防は、帝国の智将ヴィルヘルムが山岳地帯を踏破し、戦線後方の要衝を攻略したことで激変する。 王都防衛のため撤退する王国軍を尻目に、王国軍山岳旅団付き「補給」中隊――通称〈ヤマイヌ山賊団〉は、逆に北を目指して進路を取る。 わずかな手勢を率いながら帝国領へ突き進む、山賊団の指揮官―― 一介の補給参謀にすぎない男・アルベルトは、不敵に笑う。 「た、隊長、ど、どうするんですかぁ……?」 「戦の基本中の基本をやるのさ。奴らがやられて嫌なことは、俺たちにはぜーんぶお見通しだろ?」 「ちげぇねぇ!」 「さすがは隊長、性根がひん曲がってやがる!」 「行くぞ野郎共! 帝国の連中に、一泡吹かせてやる!」 飢えた狼たちの、小さく細い牙が―― 電撃戦でやせ細った帝国の兵站へと、深く食い込もうとしていた──。閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-07-07 16:04ネオ・デビューネオ・デビュー2025-06-20 21:41作者のひとりごと作者のひとりごと2025-06-20 21:41
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