怪奇調査チーム〈オルフェイス〉。
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あらすじ
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不可解 公開できない事件 壁が人が殺す。 被害者は壁へと引き摺り込まれ、 次の瞬間には――壁と一体化した死体として発見される。 扉も、破壊の痕跡も存在しない。 犯人は、まるで壁をすり抜けるかのように現れ、消える。 科学捜査も、警視庁も、完全に行き詰まったこの怪事件。 派遣されたのは、卒業したばかりの婦警・白石灯だった。 GPSが示す先は、人が住んでいるとは思えない場所。 そこに存在していたのは、 怪奇現象専門の非公式組織――怪奇調査チーム〈オルフェイス〉。 灯を出迎えたのは、 名乗りもせず、無駄な会話を一切拒む男――黒曜玲音。 飛び級でアメリカの大学へ進み、国家から“超天才”と認定された男。 だが彼は、人間関係も生活も切り捨て、 食事すら「栄養補給」と割り切る、破滅的な人格破綻者だった。 玲音は言う。 犯人は壁を抜けているのではない。 人間と壁が、同じ位相に落ちたのだ――と。 エルドリッジ号事件。 テスラの未公開理論。 現実と非現実の境界が崩れたとき、 人は「物」へと変わる。 それが、この事件の正体。 恐怖に立ちすくむ灯に、玲音は告げる。 止められるかどうかは――君次第だ、と。 壁の奥から悲鳴が上がる。 理屈を超えた怪異が、今まさに人を呑み込もうとしている。 常識も、安全も、守ってはくれない現場へ。 光の名を持つ新人警官と、闇に生きる天才研究者は、 否応なく並び立つ。 これは、 進みすぎた科学が生み出した怪奇に、人がどう立ち向かうかの物語。 そして同時に―― 人間性を失った男が、 ひとつの“光”によって再び世界と繋がろうとする、 再生の始まりでもある。閉じる
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ネオ・デビューネオ・デビュー2026-01-04 20:57創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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十勝の真っ只中 北の大地で育って気がつけば都会の整体師空いた時間にアイディア ねって 家に帰って書きものを書いています アーサーコナンドイル かいな閉じる
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