詩とは何か――。
綴りたい物語は短文に、的確に、まとめていくものだと思う。
それは、感情の輪郭を削り出す作業であろう。
詩は読み手によって完成される作品だ。
作者が削り出した輪郭を、読み手の経験と人生で埋めていく。
つまりは詩とは作者と読者による共同作業とも言えよう。
さて、この詩文は「言ノ花の森」という。
詩は一度読んで終わるものではない。
時を経て読み返すことで、その言葉は『別の光』を放つことがある。
花が育つには光が必要だ。
読み返すたび、心の角度が変われば、当たる光も変わる。
この作品も、読む者の心の変化に応じて『新たな花』を咲かせてくれる作品である。
読み終えたあとも、言葉の残り香がふわりと胸に漂う。
それはまるで、森の奥に咲く見えない花が、静かに香ってくるようだ。
言ノ花の森とは、そうした余韻まで味わう詩文である。
あなたも詩を読み、心の花を咲かせてみてましょう。
ここで得た感情の読み取りと感性が、きっと人生の助けになるハズです。