パラフィラジカルからクロノ・セラムまで
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あらすじ
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「では、赤を添えた」  ただ、点。パラフィラジカルな熱線は、熔けるまでにオレフィンシートに包まれることを拒絶した。  意味の地平で凍え固まるクイックシルバー。  化石の道、足裏で刻む死者の羽音。アンキローシスによる冷たい火傷。  硝子の鳥籠、歌わぬ一羽の心臓。  水底に沈んだ砂糖菓子、輪郭は甘く崩れて色を明け渡す。  地平の果て、影を編む。無価値の絨毯、退屈とお前が呼ぶもの。  疲れ果てた名もなき、獣が寝そべる。貴様が呼んだのに。あれこそが我らが描くべき原風景。 「なぜ、手があるのに、口があるのに、使わない?」  その問いは、無理解への狼煙。  これはあなたが「退屈」と呼ぶものに、ナイフを突き立てる物語。閉じる
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作品アチーブメント
作者のひとりごと作者のひとりごと2025-07-23 22:56ネオ・デビューネオ・デビュー2025-07-23 22:34創意工夫ありし者創意工夫ありし者
受賞歴:ネオペ第1回テーマ短編プチコン最優秀賞/第3回ネオ猫賞 創作:全ジャンル執筆 短編から長編まで、幅広く書く活字中毒者です。骨太本格ハイファン執筆中。 いろんなテーマで書くの楽しいです。 公募に取り組みながらなので、更新遅めです。 時折、届くメッセージ。感想は非常にうれしいです。 いつも、応援ありがとうございます。 寄稿等ご依頼はXのDMへ/仕事募集中閉じる
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