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貪欲なる邪竜の領地再建計画
狼王の求婚
古株の四天王「邪紅竜ヴェルグ」は、新しく代替わりした魔王から冷遇されていた。ヴェルグが守り続けている聖剣が、魔王の新しい魔法によって脅威でなくなったためだ。 給料や物資の支給も滞り、「金の切れ目は縁の切れ目」とばかり主立った配下から次々と見限られるヴェルグ。 そんな中、何百年も見守り手入れを続けていた聖剣から、あろうことかヴェルグが主として認められてしまう。 しかも、その様子を配下であるサキュバスのフィアに目撃され、ヴェルグは処罰の危機に陥る。 そんなとき、聖剣から力を得たヴェルグに特殊スキル『貪欲鑑定』が目覚める。 これはあらゆる対象のより深い『負』の情報を暴き出すというものだった。 これにより、フィアの隠された苦悩を知ったヴェルグは、彼女のありのままを受け入れる度量を見せ、フィアを味方に引き入れる。 魔王に愛想を尽かせていたヴェルグは、以後、自分の好きに生きることを決意。 聖剣を餌にして人を集め、領地をかつてのような偉大な国へ再建するために動き出す。 するとその中で、貪欲鑑定の意外な使い方を発見。 聖剣を求め攻めてくる人間を改心させたり、誰にもわからなかったダンジョンの謎を解いたりと、貪欲鑑定は大活躍。 やがてヴェルグの治める邪紅領は、魔王直轄地を凌ぐ規模と人材を抱える強大な王国へと発展するのだった。 【12/8更新!】 【次回は12/11 12:00更新予定】
貧乏子爵令嬢マタレーナは、番(つがい)だという狼王ウルマスに求婚された。 マタレーナは28歳だ。この国の適齢期は22歳、よっぽど頑張って25歳というところ。 花の適齢期を待たされ続けたあげく、今頃になって涼しい顔してやってこられても知るものか。 「つつしんでお断りいたします」 だからこちらも涼しい顔で拒んでやった。 獣人と人とがそれぞれ別の王国を成す世界。獣人貴族の伴侶は、必ず人から選ばれる。 「神定の番」と呼ばれる彼女らには番紋(つがいもん)というあざが現れて、番保護所でひたすらに迎えを待つ日々を強いられる。 番保護所で28歳を迎え、「要らない番」「残念な番」などと周りに貶められているマタレーナは、もう結婚なんてどうでもいいから残りの人生、自由に暮らしたいと思うようになる。 そして職を得て一年が過ぎた頃、ようやく番だというウルマスが迎えに来たのだけれど……。 拗らせたあげく独身主義になったヒロインが、無口で無愛想不器用なヒーローに反発するところから始まるお話です。 *2025年9月30日、一部(ウルマス編)完結。 【第二部】 番制度に振り回されたのは、ヒロインマタレーナだけじゃない。 もうひとりのヒーロー、ミスカのお話です。 番制度の真相を知ったミスカは、ある決意をします。 *12月は月曜日、金曜日の更新です!  でも時々、水曜日も更新あります。
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広大な領土と豊かな資源、高度な文明を誇る大陸一の大国リーベル。王都の宿屋の一室で、ギルド冒険者パーティー『精霊の剣』のリーダーのリリスから驚きの発言が飛び出す。 「実は私……パーティーを解散したいんです」 それもそのはず『精霊の剣』は王国で5本の指に入る程の実力。またリーダーのリリスは24歳という若さですべてのジョブをマスターしたとんでもない人物であった。 そんな『精霊の剣』に元商人の荷物持ちとしてパーティーにいる主人公のエミル。そしてリリスの理由に更に全員が驚愕をする。 「ギルド受付嬢になりたいんです」 その言葉に激怒し、呆気なくパーティーは解散する。部屋に取り残されたエミルとリリス。しかしエミルはとんでもないものを目撃する。 それはお淑やかで温和な性格だと思われたリリスからの止まらない毒舌の嵐…… 成り行きでギルド『ストレイキャット』のマスターになったエミルと、受付嬢として働くことになったリリス。 2人は初級冒険者たちを支え、色々な問題を解決しながら、初心者大歓迎の安心安全の唯一無二の冒険者ギルドを目指していく。 これは凸凹コンビが織りなす、笑いと感動のギルド経営ストーリー 【契約作品】火、木、日更新。 ※都合により変更する場合もございます
インタビュー
古芭白あきら
古芭白 あきら(こばしろ あきら)と申します。 現在、ネオページ様にて「麗子様は好き勝手に生きてやる」を契約連載中。 本職薬剤師のバーホッパーで時間のある時にコツコツ執筆しております。基本ハッピーエンドが大好きで、異世界恋愛、ファンタジーを中心に執筆。他にも色んなジャンルに挑戦中です。みなさまに楽しんでいただけると幸いです。 (X:https://x.com/NJhvshR2f5SkpFs) 【この度、第一回ネオページ・サポート・プログラム賞で拙著「あなたのお嫁さんになりたいです!」が金賞を賜りました。】 麗子様、あな嫁どちらの作品も読みに来ていただけると嬉しいです(●´ω`●)
本当の家族に見つかった私が、 皆に溺愛されました
離婚したら出会った極道様~不能なはずなのに私限定でフル稼働!?
東司スミレは、まさか自分が――小さい頃から取り違えられた、荒木家の実娘だったなんて、夢にも思っていなかった。 そう、自分こそが“本物の荒木お嬢様”だったのだ。ならば、荒木家に育てられた養女の由芽は自分の存在を快く思ってないだろう。 その夜、スミレはこっそりと作戦ノートを開き、復帰計画を立てた。 第一歩。 偽物令嬢は“清楚でおとなしいウサギ系女子”を演じてるらしい。――よし、じゃあこっちも小白ウサギになってやろう。 第二歩。 家族全員が偽物を可愛がってて、本物は眼中にない?――問題なし。最悪、チケット一枚で飛び立てばいい話。 第三歩。 ……準備万端。 自信満々のスミレは、「荒木芽里」と名を変えて荒木家へと帰還した。 ――が……なにか、おかしい。みんな、まるで“脚本と違う”動きをしてない? 偽お嬢様が、なぜか子犬みたいにくっついてくるし! お父さん、その部屋……まさか、私のために特注で用意したって言いました? お母さん、偽物を庇って私を叱るはずじゃなかったの!? それから―― 冷徹で有名な長男・社長兄は、なぜか異常にスキンシップが多いし。 二男のトップ俳優兄さん、イメージ管理してください! 三男の陰キャ天才兄まで、なんでそんな爽やか笑顔で歯見せてくるの!? 極めつけは、あのしつこすぎる“婚約者”。ねぇお願い、もういい加減に私の後を追いかけ回すの、やめてくれませんか!? スミレ――いや、荒木芽里は大きくため息をついた。逃げるのは……どうやら、もう無理そうだ。 だったらせめて――荒木家の障害をぜんぶ片づけて、ついでに荒木家の格まで、もう一段引き上げてやるわ!
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