あなたへ、名を呼ぶかわりに
連載中·新着更新:エピローグ 灯の残る場所で·2025年05月22日 18:20
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あらすじ
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母の死後、焼け残った一通の手紙を見つけた少年・藍。 それは、語られなかった家族の記憶の扉をそっと開ける鍵だった。 藍は文化部の名目で、旧図書館の廃棄資料から“手紙の真実”を追い始める。 協力を申し出たのは、朗読を言葉より先に感じ取る少女、マカロンで感情を和らげる少年、 記録にこだわる冷静な生徒会長、そして“見えない声”に敏感な同級生たちだった。 やがて彼は、母・瑞穂が残した日記、そしてその母――絹代の存在と向き合うことになる。 声にならなかった叫び、記録されなかった想い。 朗読劇を通して“語られなかった者たち”を舞台に呼び寄せた藍は、 それが他人のための行為ではなく、自分自身の“名を呼ぶ行為”だったと気づいていく。 誰かを記録するのではなく、 自分の声を、自分のために灯すこと。閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-05-22 18:20ネオ・デビューネオ・デビュー2025-05-09 17:37作者のひとりごと作者のひとりごと
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