死なば諸共、生きてこそ!
連載中·新着更新:第五節·2025年07月13日 12:00
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あらすじ
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「お前はどうやって死にたい?」 死にたがりの不死者と、殺されるために育てられた少女。 壊れた祈り、歪んだ信仰、踏みにじられた命。 全てが終わったはずの世界で、二人は出会い、旅を始める。 不死者同士の因縁。殺意を宿す装備たち。 破滅工房の魔女、不死の女王、壊れた神の断片。 それでも、「生きてみたい」と願った少女と、「死にたい」と呟く剣士は、互いを選び続ける。 終わりの無い命に、終わりを与える旅が始まる。 ――死ぬなら、一緒に。 “死なば諸共”。これは、生きたいと願う物語。 閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-07-13 12:00ネオ・デビューネオ・デビュー2025-06-24 21:44作者のひとりごと作者のひとりごと
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東京九龍魔境都市
東京九龍魔境都市腐臭を際立たせていた。浮浪者の老人は、ゴミ山の上で泥酔して眠るサラリーマンの財布を盗み取り、束の間の幸運に酔いしれる。だが、その財布の中に潜んでいたのは、九龍の呪物――梵字の黒巾着だった。 黒い靄に絡め取られた老人の肉体は、快楽の果てに無惨に溶け落ち、命は呪物に喰われた。老人を罠に嵌めたのは、他ならぬサラリーマン自身。九龍の掟を知らぬ者には死あるのみ――男はそう言い残し、巾着を懐に帰路へつく。 だが、街角には一人の少女が立ち尽くしていた。濡れそぼった制服姿、曇天を見上げるその瞳は、失われたものを探し続ける旅人のようだった。サラリーマンは知らぬふりで通り過ぎようとするが、背後から降りかかる女の声に足を止める。 絶世の美女――マリグナント・イェラ・スエーガー。九龍最強の魔人・掃除屋の助手であり、男はその名を耳にした瞬間、死を恐れて逃げ出した。 残された少女に歩み寄るマリグナント。少女は仇討ちのため「掃除屋」を探していた。冷たい夜の街に交わされた短い言葉の応酬。その末に、少女はマリグナントに導かれ、魔人たちが支配する異界――九龍へと足を踏み入れるのだった。 ※趣味全開で書いた小説です。
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