2ミラクルアルティメットストライカーシノブ〜羽葉堂綾乃〜
性描写有り
連載中·20·17.3万字
残酷描写有り暴力描写有り
3離婚後、芸能界に殴り込み!クズ元夫が土下座したその日、私は彼の叔父の子を宿していた
連載中·51·16.7万字
暴力描写有り性描写有り
4結婚4周年の記念日に離婚宣告!?弱精症の元夫を捨てたら、気づけば私は財閥家の奥様でした
連載中·40·16.5万字
8ミラクルアルティメットストライカーシノブ〜黄泉番谷龍屁い〜
性描写有り
完結済·31·21.3万字
残酷描写有り暴力描写有り
9gd ~人類vs妖怪 大戦争時代~
連載中·27·9.1万字
残酷描写有り暴力描写有り
注:2026.6.21~ 読みやすくするため、一話→数話に分割など、改装中です! -----------------------------------------------------------------------------  昔のはなし……  世は平安。  百鬼夜行、異形の者ども都を貪り、生き血をすする。  平和の世ゆえ、抗う術なし。  かろうじて得た人の世は、数万の人の命とひきかえに。  そう、昔のはなし。  千年ぐらい前の……ただの昔ばなし…… ----------------------------------------------------------------------  現代日本。  平和な国を自負するその日本社会の裏側では、人知れず異形との戦いが続いていた。  若き戦闘術士・中川深は、仲間たちと共に数々の任務をこなしながら、全国各地で発生する怪異や異形の討伐に身を投じることとなる。  飄々とした性格とは裏腹に、その実力は折り紙付き。死地を潜り抜けるたび、深たちは少しずつ成長し、より大きな戦場へと足を踏み入れていく。  しかし世界では、すでに人類の存亡を揺るがす異変が始まっていた。  ヨーロッパ、中南米、アジア――各地で激化する戦い。次々と明らかになる異界の存在。そして、古い伝承の中にのみ語られていたはずの脅威。  そんな中、深は2つの運命的な出会いを果たす。  その出会いは彼自身の人生だけでなく、仲間たちの未来、そして世界の行く末をも大きく変えていくことになる。  仲間との絆、迫り来る死、そして人類の存亡をかけた戦い。  これは、一人の青年が仲間たちと共に駆け抜ける現代異能戦記である。 ----------------------------------------------------------------------  21世紀の日本のとある組織と、日本各地に突如現れる妖怪その他もろもろの侵略者たちとの戦い。  現代ファンタジーの異能バトルものです。
1022歳の私に18歳の息子が現れ「父親は未来から来た」と言った――その父は、今の婚約者の親友だった
連載中·12·4万字
12心臓外科のエースである財閥夫は養女だけを優先し続けた――妊娠して離婚した私が消えた後、彼は激しく後悔する
連載中·12·3.2万字
13妻が癌で死んだふりしたら、相原社長は後悔に狂って世界中で探し始めた
連載中·29·8.7万字
暴力描写有り
結婚して七年、絵美は相原家で犬以下の生活を送っていた。 姑はちょっとしたことで彼女の頬を平手打ちし、義弟は彼女を呼べばすぐ来る家政婦扱い。夫のアシスタントでさえ、彼女の命を救うための一千万の治療費を好き勝手に差し押さえることができた。 誰もが彼女が相原直之に骨の髄まで取り憑かれ、富豪の家に縋りつくためには手段を選ばないと思っていた。 たとえ彼に辱めを受け、愛人の代わりに銃弾を受け止めさせられても、彼女は恥知らずに居残るだろうと。 がんの末期と診断された日、絵美はトレンドを見ると、名ばかりの夫が新しい恋人に大金を遣っていた。その瞬間、彼女はもう我慢するのはやめようと思った。 薬を止め、書類にサインし、彼女の七年間の青春を奪ったその男と相原家を完全にブロックした。 絵美が家出したと聞いて、直之は目に嘲笑を浮かべた。 「三日と持たずに、彼女は恥を忍んで這って戻ってきて俺に頼むだろう」 初日、彼女は戻らなかった。 七日目、彼女は戻らなかった。 十日目、彼は完全に慌てふためき、目を赤くして全世界で彼女を探した。 地面を掘り返すように探しても、従順で取り入っていた妻は見つからず、ただ病重通知書だけが見つかった。 その後、豪華な夜会で、直之は噂に死んだはずの妻が、トップの大物の腕を引き、大勢の注目を集めながら、まぶしいほどに明るく笑っているのを目にした。 彼女を壁際に追い詰め、震える声で言う。 「奥さん、もういいだろう。家に帰ろう」 絵美は冷たく彼を押しのけ、淡々と笑った。 「相原社長、人違いです。あなたの奥さんは……お金がなくて治療を受けられなかったあの冬に、もう死にましたから」
15裏切られて離婚したのに、元夫が執着してきた——#元社長夫人、息子だけ連れて逃走中
連載中·35·9.7万字
桑野綾香は、夫・西浦俊行と子どもを授かって結婚したが、妊娠七か月のある日、夫が初恋・栗原霜子と産婦人科から出てくるのを目撃してしまう。 看護師たちの囁き――「激しい性交で裂傷したらしい…」 私と、結婚以来、一度もしてなかったのに…… 離婚を切り出すと、俊行は冷笑を浮かべて言った。 「また何を企んでいる?」 出産当日、綾香が大量出血する時、俊行はあの女の誕生日を祝っていた。 綾香は息子を隠し、離婚届にサインさせて、そのまま姿を消す―― やがてSNSでは世界中が騒然となる。 #西浦社長がフラれ、元社長夫人が息子を連れて逃走# 俊行は狂ったように彼女を探すが、目の前に立ちはだかるのは小さな男の子。 その顔は、まるで自分のコピーのようで―― 「……綾香、それ、俺の子か?」 「もう離婚したのよ。今更聞くなんて、滑稽じゃない?」 「じゃあ、やり直そう、復縁だ」 「西浦社長」と彼女は微笑みながら一歩下がる。 「順番待ちの人が多いから、まず番号札を取ってね」 その瞬間、俊行は背後から彼女を抱きしめ、声を震わせる。 「ごめん、綾香。これからは家のこと、全部あなたに任せる。順番、飛ばさせてくれないか?」 ――余生をかけて、二度と彼女に辛い思いをさせないと誓った。
16『ポスト構造とイノベーション(表)』全30巻
連載中·24·28.7万字
残酷描写有り
17囚われの金糸雀~夫と息子に裏切られた私は別の男と幸せに暮らす~
性描写有り
連載中·12·2.3万字
残酷描写有り暴力描写有り
※更新日→毎日0時※ (更新できなかったり遅れたりしたら申し訳ございません) 表紙は鋭意制作中の為、突然変わります。 ◆◆◆◆◆ 「俺だけの金糸雀。今日も私の腕の中で啼いてくれ。」 小さな劇場の舞台でエメラルドの瞳を煌めかせ、魅力的な歌声を披露していた少女に跪き、愛を乞い結婚をした大企業の御曹司、霧生浩介と施設で育った神無月璃子。 しかし璃子の人生はそこから壊れ始める。 璃子に異常なまでの執着をみせる浩介は、璃子を手に入れてから屋敷の中で大切に守っていた。 そして璃子は外の世界と隔離され七年間の結婚生活を送っていた。 何も疑問に思わなかった。 何も不自由していなかった。 浩介さんから向けられる愛を疑わなかった。 しかし璃子が夫と息子にサプライズをする為に黙って街に出た日、街頭モニターから幸せそうな結婚式を挙げる夫であるはずの霧生浩介と、知らない女性の為に道に幸せそうに花を散りばめる息子の霧生皐月の姿を見た瞬間、全てが崩れ去った。 「ねぇ?自分から夫を捨ててみない?」 全てが崩れ去った璃子の前に謎の男、師走彰人が現れる。 璃子は彰人の手を借り、夫と息子を捨てる事にした。 「浩介さん。私はもう、あなたの金糸雀ではないの。」 ◆◆◆◆◆
23契約婚約:京都の貴公子と秘密の文通
連載中·32·10.7万字
桜井玲奈は、父の重い病と家伝の技が途絶える危機を前に、一夜にして数億円もの借金を背負うことになった。 その債権者は、百年の歴史を誇る呉服名家・柚木沢家の若き当主、柚木沢真。彼が提示した唯一の解決策は、一枚の冷たい契約書――契約結婚だった。 玲奈は借用書に震える手で署名し、格式高い屋敷へ移り住む。そして名ばかりの「柚木沢夫人」として新たな生活を始めることになる。 しかし、彼女を待っていたのは穏やかな結婚生活ではなかった。家族たちの厳しく値踏みするような視線、公然と向けられる侮辱、そして夫である真の、どこまでも冷静で近寄りがたい横顔。 玲奈は、この結婚を三年間だけの屈辱的な取引だと思っていた。 ――あの日までは。 偶然足を踏み入れた真の書斎で、彼女は一通の手紙を見つける。 それは、長年大切に保管してきた「M先生」からの手紙とまったく同じ筆跡だった。 苦しい日々を支え続けてくれた心の恩人。 そして、借金を理由に自分を縛りつけた冷酷な男。 その二人が、同一人物だったのだ。 絶望の借金から始まった契約結婚。 だが、その裏には長い年月をかけて紡がれた秘密が隠されていた。 自分は彼が周到に仕掛けた罠に落ちた獲物なのか。 それとも――。 孤独と責任を背負い続けてきた彼の世界を照らすため、十二年間も求め続けていた、たった一筋の光だったのか。
25「君の絵は純粋じゃない」と捨てられた私、下積み画工から始めたら天才建築家に溺愛されました
連載中·31·10.2万字
京都の古びた町家で目を覚ます月見里雅。彼女の生活は、雑貨店「豆吉」で決められた見本通りに豆皿を描き、好きでもない零細な仕事をこなして生活費を稼ぐことだけだった。しかし、店に静かに訪れる、どこか近寄りがたい雰囲気を纏う建築家・神原律に出会ったことで、日常は少しずつ変わる。彼は毎回、雅が描いた豆皿を一つか二つ購入していくのだが、それには店主が「不合格」とした欠点のあるものも含まれていた。 律は言った。「君の筆には、型では縛れない呼吸のリズムがある」と。噂に傷つき逃げ出そうとした雅を律は強引に支え、「個展を開こう。君の残した痕跡すべてを見せればいい」と提案した。夜遅くまで展示準備を手伝い、熱いお茶を差し出して、「僕はここにいる。君の最初の観客であり、最後の応援者だ」と言った。 二人の関係は告白から始まったわけではない。ある雨の夜、律が食事を差し出したことがきっかけだった。「一人で食べると、つい作りすぎる」と彼は笑った。それ以来、一緒に食事を分け合うのが日常となり、雅は灯りの下で「亀屋」の挿絵を描き、律は隣で建築模型を眺める。東京出張の際には、人里離れた美術館の画集を持ち帰り、「君が気に入ると思った」と言って渡してくれるのだった。 半年間、律が東京と京都を頻繁に往復することになったとき、彼女は尋ねられた。「どうしたい?」 雅は答える。「私の根はここにある」 すると律は笑みを浮かべ、「じゃあ、僕が新幹線通勤族になるよ。箸だけは一本残しておいて」と言った。 今、月見里雅は「豆吉」に立ち、スマートフォンで送られてきた写真を見つめている。建築模型の片隅に置かれた歪な豆皿の落書き。窓の外には、先斗町を優しく染める夕陽が差している。こうして、彼女は自らの手で勝ち取った、平凡だけれど何よりも大切な日常を抱きしめていた。
271500万円で異世界を買い叩く〜ブラック企業で貯めた金で経済を支配し、魔法の世界にロケットを打ち上げる〜
連載中·116·32万字
「この世界、為替レートがあるのか。――半年あれば、この街を買い取れるな」 ブラック企業を病んで辞めた男が、1500万円の貯金を武器に異世界の経済をハックする。 剣も魔法も不要。資本主義の力で王国の通貨発行権を奪い、最終目的は……魔法の空にロケットを飛ばすこと!? ​ブラック企業を鬱病で退職した九条智(サトシ)。 彼に残ったものは、血と涙の結晶である一千五百万円だけだった。 ​不思議な本を手に異世界へ渡った彼が、最初に感じたのは強烈な「違和感」。 ​「……この世界、為替レートがあるのか」 ​圧倒的な情報の非対称性。未発達な物流。 ​「アービトラージ(裁定取引)が成立する。安く買い、高く売る。それだけで、半年あればこの街を買い取れるな」 ​彼は剣を振るわない。魔法も使わない。 現代社会で培った交渉術と、資本主義の論理。 サトシが歩いた後には既存の価値観が崩れ去り、王国の経済圏が再定義されていく。 ​それは、病んだ男が自らの居場所を作るための、最も静かなる「侵略」。 ​――さあ、商売(ビジネス)を始めよう。 世界の、正しい値段を決めるために。 ギルドを支配し、王国の通貨発行権を奪い、独占禁止法すらない世界で巨大財閥(コンツェルン)を築き上げる。 すべては、この世界の「空の天井」を突き破るための莫大な資金源。 ​魔法が支配する空に、鉄のロケットを打ち上げろ。 ​「世界を買い叩いた後の使い道? 決まっている、宇宙(つぎ)へ行くんだ」 ​ーーーーーーーーーーーーーーーー 設定の整合性と、現代知識による徹底的なシステム攻略を重視した物語です 完結まで執筆済み、絶対にエタりません! 毎日【朝7:07】の更新です! ーーーーーーーーーーーーーーーー 本作は「小説家になろう」および「カクヨム」、「ネオページ」に同時掲載しています。
28利き手を奪われた私が死を偽装した結果、元婚約者は破滅し、私は家伝の酒を国宝級へと育て上げた
連載中·31·10.6万字
29歩く15億の花嫁~契約婚約から始まるオフィス・シンデレラ~
連載中·91·25.3万字
「15億の価値、いつか必ず、見せつけてあげる」 亡き祖父が遺した莫大な借金。その「担保」として、冷徹な御曹司・神谷瑛斗との契約婚約を強いられた水野奈月。「18時を過ぎたら、私たちは赤の他人」そんな虚しいルールで自分を守るしかなかった奈月を待っていたのは、甘い新婚生活ではなく、底なしの愛憎劇だった。 【牙を剥く、二人の女】 瑛斗を狙い、父の野望のために奈月を排除しようと目論む令嬢・佐伯涼子。そして、瑛斗への歪んだ執着から、親友という仮面を脱ぎ捨て奈月を奈落へ突き落とそうとする杏。 【加速する、三人の男たちの執着】 冷徹な仮面の裏で、長年奈月だけを執拗に見つめ続けてきた許婚・瑛斗。 復讐の駒として奈月に近づきながら、その芯の強さに毒されていく野心家・蓮。 幼馴染の枠を超え、狂気的なまでの保護欲を剥き出しにする健太。 親世代から続く歪んだ因縁と、財閥の権力争い。 四面楚歌の状況下で、奈月はついに「担保」としての自分を捨てる。 祖父が遺した唯一の武器を手に、彼女は自分を蔑んだすべての人々への反撃を開始する――。 「私はもう、ただの『担保』では終わらない。人を見抜くのは、目ではなく言葉の裏にある意図――」 恋を知らない不器用な女性が、策略と裏切りの中で真実の愛と自立を掴み取る。 じれったいほど切なく、震えるほどスリリングな、契約から始まる、逆転劇! 物語はついに第5章に突入。 政界の巨悪・佐伯大臣を失脚させ、見事に逆襲を果たした奈月と瑛斗たち。 しかし、戦いは終わらなかった。 しばらくの間、世間から姿を消し、奈月たちの新居へと迎え入れられた高慢な令嬢・佐伯涼子。彼女を自分の手元に置くことで、奈月は神谷家・黒瀬家がひた隠しにしてきた「狂った家系図の真実」へと近づいていく。 すれ違い続けた親世代の泥沼の愛憎。 すべてのピースが集まるとき、奈月の祖父を15億のどん底に突き落とした「本当の黒幕」の影が浮かび上がる。 ――真実から、逃げ出すか。さもなくば、憤るか。 それはかつて、蓮が奈月に与えた、課題のようなメッセージ。 血の呪縛に縛られた大人たちを前に、本物の絆を掴んだ奈月が選び取る未来とは。 読者さまが読み進みてくださったお陰で、この度 第1回逆転ヒロイン大賞・一次通過いたしました。
30区役所で婚約者と親友に裏切られたので、その場で財閥御曹司の兄にプロポーズしました
連載中·31·9.6万字
水无月玲奈は、婚姻届を提出するため区役所に足を運んだ。 しかし、そこに現れたのは婚約者の藤代亮ではなかった。代わりに彼は、親友と腕を組み、軽々しく言い放った。 「彼女が妊娠したから、結婚するべきなんだ」 彼は言い訳すら考えることを怠り、親友との合成写真を差し出しながら、「とりあえずこれでごまかしておけ」と言うだけだった。 かつて母から受け継いだアパートを売り、胃を痛めながらも彼の夢を支えてきた日々は、結局、彼が上に登るための踏み台に過ぎなかったのだ。 周囲の視線の中、羞恥と絶望に押し潰されそうになったその時、玲奈は亮の兄――高嶺の藤代家の当主――の姿を見た。 理性の糸が切れた彼女は、最後の頼みの綱を掴む。 「藤代さん、私と結婚してください!」 荒唐なお願いだと思った彼女は無視されるだろうと覚悟していた。だが、意外にも彼は静かに受け入れた。 さらに驚いたことに、結婚後に知ったのは、彼が書斎に彼女の学生時代のすべてのデザイン雑誌を大切に保管していたこと、そして彼女の忘れかけていたスケッチから婚礼衣装のインスピレーションを得ていたことだった。 そして、元恋人と浮気相手が嘘と借金によって破滅し、惨めな姿を晒す一方で、遥か手の届かないと思っていた彼は、慎重に指輪をはめ、彼女の耳元で囁いた。 「ずっと、君を待っていた」
32不倫契約にサインした私――隠されていた“京の女王”は復讐のために帰ってきた
連載中·32·9.4万字
34完璧な結婚生活は全部嘘だった――初恋の彼女が戻ってきたので、私は彼の兄と結婚しました
連載中·32·10.3万字
35遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』と魔法少女
性描写有り
連載中·70·43.3万字
残酷描写有り暴力描写有り
『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い』第六部 節分イベントで時代行列をやることになっていた。 そこまではよかった。 問題は、豊川市がついでのように『特殊な部隊』へ自主映画制作まで依頼してきたことだった。 昨年、隊長・嵯峨惟基が「もう二度と頼まれないように」と本気でつまらない映画を作ったはずなのに、なぜか今年も続投。 しかも市役所からの注文は「今度はちゃんとした作品をお願いします」。 ――無理に決まっている。 だって集まっているのは、まともな映画会議を三分ともたせられない連中だからだ。 無修正ポルノを提案する日野かえで。 妙にやる気だけはあるアメリア・クラウゼ。 なぜか魔法少女映画に決まり、気づけば部隊総出の大撮影会。 ところが役者は全員アドリブ暴走、敵役はすぐ十八禁方向へ脱線、かなめは昭和B級ヒーローみたいな怪演を披露し、ランは「魔法少女」と呼ばれてなぜかノリノリ。 そして巻き込まれ体質の神前誠だけが、心の中で延々とツッコミを入れ続ける。 果たしてこれは魔法少女映画なのか。 特撮なのか。 ロボットものなのか。 それともただの事故映像集なのか。 暴走する脚本。暴走する演者。暴走する性癖。 最後の最後で頼れるのは、釣りのためなら働く元傭兵の映像屋だけ――。 真面目に任務をやっているはずなのに、どうしてこうなる。 個性が強すぎる『特殊な部隊』が、全力で空回りしながら一本の映画を完成させるまでを描く、 SFお仕事ギャグ群像劇、ここに開幕。
36五歳の息子が財閥御曹司に「パパ」と呼びかけたら、捨てられた母親は裏の女王でした
連載中·21·5.2万字
五歳の颯太が、一人で街まで出て、今まで会ったことのない父親を探した。 母・橘澪は長野県の里山で、彼を一人で育て、父親のことは一度も口にしなかった。 しかし、財閥三代目の有栖川渉は信じなかった。彼は机の上にDNA報告書を置き、確認後に処理するつもりだった。 だが調べていくうちに、全国トップの心臓外科医が彼女をサポートしていることがわかり、トップクラスのセキュリティ専門家が彼女を「先生」と呼ぶことも知った。さらに、彼女名義の絵画の落札価格は、最高で一枚5億8千万円に達していた。 そして彼は、彼女の家の古い客間で、人生で最も長く眠ったことを知った。 彼の不眠症を治せるのは、彼女だけだった。 このことは誰にも言わなかったが、彼は毎週末、里山へ向かうようになった。最初はプロジェクト審査を口実に、やがて口実すら必要なくなった。 彼女の実母は、家柄が足りないとして彼女を豪門のPRツールとして使おうとした。 彼の母親は、皆の前で「相応しくない」と言った。 財閥の令嬢は薬を盛り、143円をメモに置き去りにした。彼女は手を叩き、平然と去った。 彼女は無関心だったのではない。 ただ、自分のために他人に立ち上がらせることをしなかっただけだ。 そしてついに彼は、その場で、皆の前で言った。 「この件は僕が処理する。君は気にしなくていい」 その後、敵対していた家族は破産し、令嬢はすべての社交界から姿を消した。彼の母親は結婚式に招かれなかった。 ヨーロッパの駐日大使も出席したその結婚式で、彼は澪の実父として立ち、言った。 「これは、僕が二十年探してきた娘だ」 颯太は小さな礼服を着て、結婚式後、ノートに「パパ」の隣に真剣な筆で「ママ」と書いた。 そして、こう言った。 「やっぱり、そうだと思った」
38生まれ変わった私は元夫の弟に嫁ぎ、彼はその場で呪いを吐いた
連載中·32·9.5万字
望月桜鈴は、結婚式からわずか三か月後に命を落とした。 華族の名門・瀬名家の御曹司である夫、瀬名陸は、自らの手でヘリコプターの安全ロープを切り落とし、彼女を氷のように冷たい湾へ突き落としたのだ。 そして、“清純派”として誰からも愛されていた妹は、その瞬間も陸の腕の中で寄り添いながら、すべてを見届けていた。 ――次に目を開けたとき。 桜鈴は、両家が集まり、自分と陸の婚約について話し合っていた日の朝へと戻っていた。 父と母は家のため、そして妹の将来のために「少しだけ我慢してほしい」と懇願する。妹は愛らしく微笑みながらお茶を注いでいたが、その瞳の奥には隠しきれない優越感が滲んでいた。 さらに妹のスマートフォンには、陸からの親しげなメッセージが次々と届いている。 すべては前世と同じだった。 再び地獄が始まろうとしていた。 ――その時だった。 桜鈴のもとに、一通のメールが届く。 差出人は、瀬名家で長年冷遇されてきた養子であり、戸籍上は彼女の「叔父」にあたる男――瀬名歩。 彼はその一族が隠し続けてきた、最も醜く恐ろしい秘密を知っていた。 瀬名家の男子は皆、三十歳の誕生日を迎えると身体に異常な変化が現れる。 それは代々受け継がれてきた呪いにも等しいものだった。 メールの最後には、こう記されていた。 『晴香さんでは陸を救えません』 『ですが、あなたなら自分を救えるかもしれない』 『そして……どうか、私も救ってください』 桜鈴はゆっくりと顔を上げた。 驚きに包まれた家族の視線を真正面から受け止めながら、はっきりと言い放つ。 「婚約をお受けします」 誰もが安堵しかけた、その瞬間。 桜鈴は静かに続けた。 「お相手は――瀬名歩様です」 その場の空気が凍りついた。 そして数年後。 妹と陸が豪華絢爛な結婚式を挙げたのと同じホテルで、桜鈴と歩の披露宴が開かれていた。 順風満帆な人生を歩んでいるはずの陸は、突然会場で桜鈴に詰め寄る。 しかし桜鈴は動じない。 ただ静かに、彼の首筋から襟元へと広がる紅い痣を見つめて微笑んだ。 「陸さん――襟元、もう隠しきれていませんよ」 その一言で、陸の顔色が変わる。 会場がざわめく中、瀬名歩は変わらぬ穏やかな表情で桜鈴の隣に立った。 そして招待客たちへ、さらには集まった報道陣へ向けて落ち着いた声で告げ
39【ガチ恋プリンセス】これがVtuberのおしごと~後輩はガチで陰キャでコミュ障~
連載中·1,115·221万字
【ガチ恋?てぇてぇ?……それはない。彼女が好きなのは『姫宮ましろ』だから】 Vtuber事務所『Fmすたーらいぶ』の1期生として活動する、清楚担当Vtuber『姫宮ましろ』。そんな彼女にはある秘密がある。それは中の人が男ということ……。 そんな『姫宮ましろ』の中の人こと、主人公の神崎颯太は『Fmすたーらいぶ』のマネージャーである姉の神崎桃を助けるためにVtuberとして活動していた。 同じ事務所のライバーとはほとんど絡まない、連絡も必要最低限。そんな生活を2年続けていたある日。事務所の不手際で半年前にデビューした3期生のVtuber『双葉かのん』こと鈴町彩芽に正体が知られて…… この物語は正体を隠しながら『姫宮ましろ』として活動する主人公とガチで陰キャでコミュ障な後輩ちゃんのVtuberお仕事ラブコメディ ※2人の恋愛模様は中学生並みにゆっくりです。温かく見守ってください ※最初はラブコメ全開ですが、次第に事務所全体を巻き込んだ熱い『お仕事ドラマ』へと発展していきます!たまに訪れる2人の糖度高めなラブコメパートもお楽しみに! ※配信パートはほぼ地の文がありません。実際に配信を観ているかのように、在籍ライバーが織り成す感動あり、涙あり、笑いありw箱推しリスナーの気分で読んでください ※配信パートは一応分かりやすいように 「」が枠主、またはその場にいる人(オフコラボなら全員これ) 《》通話越し にしてあります。 登場人物が多いので、一応私なりに区別をつけてるつもりですが、似たような喋り方のライバーがいる時があるので、ノリで脳内変換してくださいw(すいません⤵️) ※前世持ちのライバーさんが配信パートで弄られることがありますが、これはエンターテイメントです。現実には『あり得ない』のは分かっています ライバーのイラスト、オリジナル曲のイメージを作りましたo(^-^o)(o^-^)o 興味がある方はイメージの補完にどうぞ ↓ 私のYouTubeのサイト https://www.youtube.com/channel/UCbKXUo85EenvzaiA5Qbe3pA
40死んだはずの元婚約者が料亭を継いでいた――しかも私の宿敵の審査員として
連載中·32·11.5万字
京都の小さな町で、森川景はすべてを忘れ、再び包丁を握った。三年前、恋人の棺が埋められるのを自らの目で見届けた彼女にとって、銀座の最高級料亭での再会は衝撃そのものだった。彼は古くからの料亭の後継者で、隣には家柄も同等の未婚妻が立っていた。だが、彼の視線は冷たく、霜のように距離を感じさせた。 周囲は言った。森川景は単なる容貌の似た替え玉に過ぎないと。彼の家族が誇る百年の伝統は、雅やかさの裏に圧倒的な差を見せつけ、彼女に自分の無力さを知らしめた。彼自身も告げる。「愛していた森川景は、君のために死んだのだ」と。 絶望と失望の中、景はすべての思い出を焼き払い、遠くへ去った。しかし、運命は残酷ながらも新しい道を用意していた。京都の町で、彼女は料理に向き合い、清晨に玉子焼きを用意してくれる、かつての沈黙の店主の存在に気づく。彼が知るのは、故郷の味の秘密――それは他の誰でもない“彼”だけが知るものだった。 料理界の保守派が森川景を排除しようと立ち上がったとき、かつて彼女を突き放した男が現れる。すべてを捨てる覚悟で彼女の側に立ち、手を握りながら言う。「今度こそ、二人で勝つ」。 季節は巡り、料理スタジオの外に桜が舞う中、彼は景の手の水滴を拭い、そっと尋ねる。「これで、いいかな?」 景は温かな手のひらを握り返し、二人の未来を見つめた――そう、このままで、十分だった。
41世界が終わった後の英雄譚
連載中·2·1万字
残酷描写有り暴力描写有り
43リメイク版エメラルド通りの五軒目、人工宝石職人アクシス・Ø・テッサー 観光協会のスタンプ風景TCG
44DV夫から逃げたい私に、昔捨てた初恋の彼が離婚を手伝うと言い出した
性描写有り
連載中·95·27.2万字
残酷描写有り暴力描写有り
虐げられ、脅され、そして世界から見捨てられた―― 立花あかねの人生は、鷹司慎也に嫁いだその日から、地獄へと堕ちた。 唯一の支えは、娘の里菜。 彼女を守るため、あかねは何度も弁護士に助けを求める。 けれど、鷹司家の圧倒的な権力の前に、すべては拒まれ続けてきた。 ――そんなある日。 法律支援センターの前で、彼女は“かつて自分が裏切った初恋の人”と再会する。 岡崎翔。 かつての弱さはもうない。 揺るがぬ決意を宿した瞳で、あかねは言い放つ。 「岡崎さん……離婚したいんです。娘を、取り戻したい」 ボロボロになった彼女を見つめる翔の瞳には、複雑な感情が渦巻く。 けれど口から出たのは、冷たく突き刺さる嘲笑だった。 「どうしたんですか、立花さん。昔は“いい家に取り入った”って顔してましたよね。……もう飽きたんですか?」 ――けれどその直後、彼は誰よりも強い味方になる。 あらゆる手段で、彼女を守り抜く存在へと変わっていった。 そして――明かされる、娘の出生の真実。 ついに翔は仮面を捨てる。 「あかね……もう五年だ。そろそろ、俺を取り戻しに来ないのか?」 その言葉に、あかねは迷わなかった。 そっと背伸びをして、彼の唇へと触れる。 「……これで、いい?」 次の瞬間―― 感情を押し殺していた男の瞳が、激しく揺れる。 「――もう逃がさない」 彼はあかねを強く抱き上げた。 その日から―― 彼女は、もう二度と逃げない。 だって、やっと見つけたから。 ――本当の愛を。
46元夫と息子に桜の木を切られたけれど、養女と建築家が私のために帝国を築いてくれました
連載中·21·4.1万字
貴島一輝は、これまで一度も妻の千尋を正眼で見たことはなかった。彼にとって、高校しか出ていない専業主婦は、離れれば何の価値もない存在だった。離婚届にサインするその日も、ためらいはなく、冷笑を漏らした。 「本当に、何も望まないのか?」 しかし、彼の判断は間違っていた。 千尋は鎌倉で仕事を見つけ、月収十五万円の四畳半のアパートに暮らしていた。彼女は神社に捨てられていた少女を引き取り、毎朝お弁当を作り、放課後には学校まで迎えに行き、週末は割引された食材を買いにスーパーへ通った。日々はぎりぎりだったが、彼女は初めて、自分が生きていることを実感した。 一方、一輝の会社は手抜き工事が発覚し、工事事故による大規模な訴訟が起こり、取締役会は彼の全ての役職を解任した。恋人から届いた短いメッセージは、わずか六文字。「もう会わない」 彼は連絡先を片っ端から当たったが、電話に出そうな人物は千尋しかいなかった。 一輝は鎌倉まで追いかけ、シワだらけのスーツを着て、赤く充血した瞳で千尋の前に立つ。 「家に帰ろう」 千尋は湖のように穏やかな表情で彼を見つめた。 「あなたは、ただ私を愛していなかっただけよ。愛さないことは罪じゃない」 彼女は彼を恨んではいなかった。ただ、もう気にかけなくなったのだ。 そして、雨の中で傘を差し出してくれるあの男、毎週水曜日に手料理を届けてくれるあの男、庭に桜の木を植え、設計図を描いたあの男――彼は少し離れた場所で、静かに千尋を待っていた。
47区役所で電撃結婚した相手が、三か月前に一夜を共にした財閥御曹司でした
連載中·20·4.3万字
黒澤隼は、あの夜からずっと覚えていた。三か月間、ずっと。 朝倉澄花、二十七歳。十年間演劇に打ち込み、最高は女三役。しかし今は仕事がほとんどない。彼女の手元に残った金はわずかで、継母に「家計費」と称してほとんどを奪われ、残りはタクシー代にも満たない。しかも、解約違約金は三千万円――かつて継母が彼女のために契約させたもので、高額に設定され、動けないようにするための罠だった。 あの夜、彼女は薬を盛られ、逃げ出した。そして閉められていない扉を押し開き、見知らぬベッドに辿り着いた。 その夜は、ただ彼女一人で片付けなければならない惨めな夜だと思っていた。 しかし、黒澤隼――東京商界で知らぬ者はいない黒澤商事の第三代社長――は、彼女が知らぬ間に、法務を使い十年間の出演料記録を三週間にわたって調査していた。 二人の間には婚前契約があった。 彼は子どものために彼女と結婚し、彼女は選択肢がないまま彼と契約した。 彼女は、彼のすべての優しさを「契約上の義務」と翻訳し続けた。 冷蔵庫の果汁や、毎晩少し開いている窓さえも、彼女には翻訳不能な重荷となった。 ある日、継母が現れ、金を要求した。 彼女の目の前で、二千三百万円の差額対照表を差し出し、冷静に告げる。 「今夜、お金の話をするなら、この書類から始めよう」 そのうえで、継母の刑事告発は受理された。 隼はポケットから古いヘアゴムを取り出し、彼女の手のひらにそっと置いた。 「三か月、温めていたんだ」 そして、低く囁く。 「僕と一緒にいてほしい」
49不倫夫に捨てられた私、なぜか超エリート元婚約者に執着溺愛されています!
連載中·78·21.6万字
結婚して3年。 智世の夫・亮平の初恋の相手が、4歳の子を連れて帰国した。 その子は亮平の顔を見るなり、無邪気に駆け寄って叫んだ――「パパ!」と。 智世は迷わず離婚届を突きつけた。 「離婚しましょう。あなたを解放するわ、……私自身のためにも」 だが、亮平は冷酷な手つきでその紙を引き裂いた。 「俺から離れて、お前に何ができるっていうんだ?」 智世は屈辱に拳を握りしめる。 実家が破産したあの日から、彼女には選ぶ権利など残されていなかったのだ。 街中の弁護士から離婚訴訟を拒否され、絶望の淵に立たされた彼女の前に現れたのは――かつて自分が必死に婚約を破棄した男、白石瑞樹だった。 彼は一通の契約書を差し出し、静かに告げる。 「これにサインしろ。離婚したいんだろ? 俺が力を貸してやる」 最低な夫から逃れるため、智世はその場で契約に身を投じた。 しかし、ようやく契約期間が満了するその日。 瑞樹は背後から彼女を抱きしめ、甘えるような低い声で囁いた。 「智世、俺は浮気もしないし、ギャンブルもしない。稼いだ金は全部お前にやる……。だから、離婚するのはやめないか?」 抵抗も虚しく、智世は悔しげに声を絞り出す。 「瑞樹……あなた、私を騙したのね!」 男は満足げに腕の力を強め、低く艶のある声で笑った。 「ああ。一生かけて、お前を騙し続けてやるよ」 智世は彼を見つめ、問いかける。 「あなたみたいな嘘つきに、私を幸せにできるの?」 「俺の妻になればいい。お前はただ、幸せになることだけを考えていろ」 嘘から始まった関係はやがて真実の愛へと変わる。
52辺境の宿屋に左遷された元軍師 客の愚痴を聞いていただけなのに国を救う作戦が完成していました
連載中·17·7.1万字
残酷描写有り暴力描写有り
53クズ男に内緒で結婚式を中止され、彼の子を妊娠したまま豪門に再嫁したら、彼は後悔して狂った。
連載中·397·56.4万字
暴力描写有り性描写有り
思っていたのはウエディングドレス── なのに、待っていたのは笑い話だった! 五年の想いは犬に食わせたも同然。 結婚式当日、瑛里華は初めて知る。 自分が婚約者・蓮司と、その義妹・柚羽の、 ただの隠れ蓑にすぎなかったことを。 心が凍りついた彼女は婚約を破棄する。 だが皮肉にも、その直後にクズ男の子を身ごもってしまう。 腹の子を連れてこの街を離れようとしたとき、 叔父・冬馬が彼女の前に立ちはだかった。 「婚約は榊原家と君が交わしたものだ。  蓮司なんかじゃ君には釣り合わない。他の男を選ぶこともできる。」 男は意味深に微笑む。 「もちろん──俺も含めて、だ。」 「でも……私は妊娠していて……」 「気にしない。」 ──その後。 蓮司は想像したこともなかった。 未来のある日、瑛里華が冬馬と手を取り合い、 世間の祝福を浴びる姿を目の前で見せつけられるなんて。 彼は尊厳を捨て、あらゆる手を使って瑛里華を取り戻そうとした。 だが返ってきたのは、彼女のより深い嫌悪だけだった。 「言っただろ? 俺は必ず君を迎えに行くって。  どうして待ってくれなかった? そんなに俺が憎いのか?」 瑛里華は冷たい目で蓮司を見つめ、 彼の手を払いのけた。 「どいて。……汚らわしい。」 瑛里華が冬馬の腕に抱き寄せられるのを見て、 蓮司は激しい痛みに襲われる。 冬馬は冷ややかに告げた。 「これから彼女は、お前の“目上”になる。  失礼のないようにしろ。」
56契約結婚五年後、私の救世主の夫に手ひどく地獄へ突き落とされた
連載中·12·4.8万字
64誘拐された私より初恋を選んだ夫と離婚しました――今さら跪いてももう遅い
連載中·153·43万字
結婚して七年、梨那はずっと思っていた。夫・日高陽介は、ただ生まれつき感情の薄い人なのだと。 けれどある日――彼が福元清花のために遊園地を貸し切り、盛大な花火を打ち上げているのを知る。 その瞬間、ようやく気づいた。彼の優しさは、最初から一度も自分に向けられたことなどなかったのだと。 誘拐されたあの夜。血だらけの体で必死に逃げ出し、震える手で陽介に電話をかけた。 けれど返ってきたのは、冷たい一言だけだった。 「梨那、今忙しいんだ」 数日後、病院で偶然見かけたのは、仲睦まじく寄り添う二人の姿。 そして娘は、母親であるはずの梨那を強く突き飛ばして叫んだ。 「どうして死ななかったの?大っ嫌い!」 ――すべてが崩れ落ちた。 やがて梨那は知ることになる。 誘拐は清花が仕組んだものだったこと。 そして彼女の患った“心臓病”でさえ、すべて嘘だったことを。 それでも、失った時間は戻らない。 たとえ陽介は彼女の前に跪き、涙ながらに懇願しても。 「もう一度だけ、やり直すチャンスをくれ」 娘も泣きながら謝り、母の元へ戻りたいと縋りついても。 ――もう遅かった。 そんな中、どん底に落ちた梨那の手を、静かに掬い上げた人がいた。 それは、昔からずっと彼女を想い続けていた隣家のお兄ちゃん、陸川悠真。 傷だらけの彼女を抱き寄せながら、彼は言う。 「今度は俺が、君を守る」 誰かに心から想われ、大切にされるとはどういうことなのか。梨那は、ようやく知る。 ――忘れられない想いには、いつか必ず応えが返ってくるのだから。
65行き場を失って契約妻に応募したら、雇い主は最強の財閥当主だった
連載中·31·9.7万字
月野雪は、離婚したその日に結婚も住む場所も、そして最後の尊厳さえ失った。 元夫からの侮辱的なメッセージがスマートフォンの画面に表示され続ける中、無一文となった彼女はネットカフェの狭い個室で身を縮めていた。 そんな絶望の中で見つけたのが、一通の怪しげな「契約妻募集」の広告だった。 それは、雪が必死に掴んだ最後の希望だった。 面接会場は都心の超高層タワー最上階。 そして彼女を待っていた雇い主は、経済ニュースでしか見ることのない存在――一条家の当主・輝だった。 契約期間は三年。 妻を演じること。 家族への対応をすること。 そして、ある出来事が原因で言葉を失った彼の息子の世話をすること。 雪は冷たい契約書にサインし、「一条雪」という新しい名前を与えられる。 豪華でありながらどこか温もりのない屋敷へ移り住み、互いの利益のためだけに結ばれた契約結婚の“完璧な妻”を演じ始めた。 だが、過去の傷は簡単には消えない。 元夫の執着。 名門一条家から向けられる厳しい視線。 そして、契約では説明できない感情が少しずつ芽生え始める。 人生のどん底から始まったこの契約は、彼女をどこへ連れていくのだろうか。 そして、いつも冷静で感情を見せない一条輝の深い瞳の奥に―― いつか自分の居場所を見つけることはできるのだろうか。
66乙女ゲームのヒロインに転生したら、攻略対象の一人から処刑されかけました――ゲーム知識とキャラ愛で大逆転してみせます
連載中·38·14.8万字
「あれ? ゲームから少し見た目が変わってる?」  17歳という若さで亡くなった日本の女子高生『立花スミレ』は何故か乙女ゲーム『ミーミル・ファンタジー』の主人公である貴族令嬢フィオル・クワトロに転生し、鏡に映る姿を見て首を傾げていた。  元々、ミーミル・ファンタジーは病によって4年間眠り続けたフィオルが病から目覚めた後、幼馴染である優しい3人の男性を攻略する恋愛ゲームだった。  このゲームの大ファンであり、やり込みゲーマーだったスミレが違和感を抱いた理由、それは『フィオルの身長・声・各キャラクターの遍歴』などゲームとの僅かな差異が次々に見つかったからだった。しかし、基本的にはゲームに忠実なこの世界を目にしてスミレは転生の事実を喜んでいた。  それでも根が真面目なスミレは…… 『フィオルの体に宿った自分が好きに生きてもいいのかな? 周りの人たちを悲しませない為にもフィオルのフリを続けて偽物だとバレないようにしないと!』  と考え、貴族令嬢として誠実に生きていく決意をする。  そんなある日、スミレは1つの墓を見つけることとなる。その墓には何故かフィオルの名が刻まれていた。 『私が宿ったことでフィオルは生きている扱いになってるはずなのに……どうして?』  訳の分からない状況に嫌な汗を掻くスミレ。そこに突然現れる『幼馴染』兼『攻略対象』の1人テオ・リーフション。彼はゲームとは真逆の冷たい表情と声で告げる。 「ずっと眠っていてくれても良かったのだがな」  どうしてテオは私に冷たいの? 何故フィオルの墓が存在するの? どうしてゲーム内と違う点が沢山あるの? 困惑するスミレ。  それでも彼女は家族、仲間、幼馴染の力を借り、持ち前の行動力とゲーム知識と優しさで転生と異世界の真相を追い求め、ゲームとは違う本当の恋を見つけることとなる。 ※今作は1日1話以上更新していきます(基本的に21時頃に更新) ※既に最終話まで執筆できているので未完結で終わることはありません。  ブックマーク、コメント、評価など、お気軽に頂けると嬉しいです。小説を書く励みになります!
67親友に妨害され、香りを感じられなくなった私は、京都で最も高価な調香師になりました
連載中·31·9.9万字
月海七海の婚約披露宴は、まさに彼女の公開処刑場となった。 わずかに嗅ぎ取れない「不浄」と呼ばれた香りを理由に、茶道の師匠から公然と除名され、高嶺家は即座に婚約を解消した。さらに親友であり、一条屋の後継者である一条葵は、彼女の社会的評価を粉々にする「祝福の香袋」を手渡しながら、静かにこう諭した。「京都を離れなさい」 たった一夜で、注目を集める予定の新婦は、伝統界から避けられる「汚点」となった。月海七海はカプセルホテルに身を縮め、テレビに映る前婚約者と親友の結婚発表を見ながら、指先で掌を深く押し握った。 そんな中、隠遁していた調香師は彼女に告げた。「君の鼻は欠陥ではない、才能だ」 数年後、全国調香師大賞の決勝戦。月海七海はベールを外し、カメラの前と満席の名士たちに向け、あの秘蔵の録音を再生した。 一条葵のヒステリックな悪行が公になり、高嶺樹は記者会見で頭を下げ謝罪、家族と一条家の婚姻契約は完全に破棄された。 そして「嗅覚の森」周年展。 彼は全財産を差し出して、彼女に「試用期間のパートナー」として関わる権利を求めた。 月海七海はそのうちの一つの鍵を手に取り、彼を見上げて言った。 「他のことは……あなたの実力次第ね」
68役立たずと婚約破棄された聖獣調律師ですが、私が去った王都では聖獣が動かなくなりました
連載中·5·2.2万字
残酷描写有り暴力描写有り
「五年間重大事故ゼロ」——王太子の功績とされたその記録の裏で、聖獣の魔力を夜ごと調律し続けていたのは婚約者リリアナだった。 公開の契約式で、聖獣へ命令を下せない彼女は「八年間世話をしていただけの役立たず」と断じられ、婚約を破棄される。 功績も、部屋も、未来の王妃という立場も、一夜で消えた。 それでもリリアナが向かったのは荷物をまとめる自室ではなく、王宮地下だった。 翌朝の処分が決まった白狼セナが、そこにいた。 命令を拒むたびに激痛を与える強制首輪で追い詰められ、それでも誰にも頭を下げないその姿に彼女は決意する。 「私が、この子を引き取ります」 宣言を受け入れたのは、北方辺境伯ダリウス。 与えられたのは廃厩舎だけ。 それでもリリアナは、火を恐れる火蜥蜴に安心できる場所を、翼を折られた天翼獣に新しい役目を、地脈を支え続ける地竜に仲間を——命令ではなく向き合うことで、傷ついた命を一頭ずつ蘇らせていく。 聖獣が自ら彼女を選ぶたびに、荒れ果てた辺境の土地が変わっていった。 そして王都では、リリアナを失った夜から聖獣が次々と沈黙し結界が崩れ始めていた。 「役立たず」と笑い飛ばした者たちがようやく気づく——国を八年間支えてきたのは誰だったかを。 戻れと命じる元婚約者。 しかしリリアナはもう、誰かに選ばれるために生きていない。 自分の仕事も、居場所も、傷ついた過去を抱えながらも彼女の選択を尊重し続けるダリウスとの恋も——すべて自分で選ぶ。 捨てられた令嬢と処分寸前の白狼が、命令ではなく信頼で王国を変えていく逆転恋愛ファンタジー。
70「隣の“妹”を十五年守ってきたら、高校卒業後にキスされた――バカ、私たち血の繋がりないじゃん!」
連載中·31·9.6万字
久我蓮と私の間には、十五年にも及ぶ美しい誤解があった。 彼はずっと、私たちが血の繋がった兄妹だと思い込んでいた。だからこそ、溢れそうな想いをすべて胸の奥へ押し込み、ただ静かに私を見守り続けた。手を伸ばせば届く距離にいながら、自ら境界線を引き、決して越えようとはしなかった。 私が知っていたのは、彼の気まぐれな優しさと冷たさだけだった。「お前は妹だから」という残酷な言葉も、卒業の日に告げられた「兄からの祝福」も、全部が私を遠ざけるためのものだと思っていた。 けれど私が知らなかっただけだ。 私が誰かとデートすると聞いて、雨の中を何時間も待ち続けていたこと。 引き出しの奥に、渡せなかったバレンタインチョコを溶けるまでしまい続けていたこと。 そして私に心を奪われるたび、その想いを抱いた自分を責め続けていたことを。 やがて十五年間の誤解は、雪崩のように崩れ去った。 すると、あれほど私を突き放していた人は、信じられないほど甘い恋人になった。 離れて暮らすようになってからも、電話では今日あった些細な出来事まで話してくる。突然のサプライズも増えた。それはすべて、会いたい気持ちを抱えきれず、何百キロもの距離を越えてやって来た彼なりの愛情表現だった。 そしてまた桜の季節が訪れる。 久我蓮は私の前に立ち、掌の上に一枚のカードを差し出した。 それは、ずっと昔、私が誰にも見せずに書いた告白のメッセージカードだった。 「十五年、遅れてしまった」 そう言って微笑む彼の瞳は、春の夜空の星のように優しく輝いていた。 「でもこれから先の時間は、全部君のものだ」 その言葉とともに、長い遠回りを続けた私たちの物語は、ようやく本当の始まりを迎えた。
72姉の代わりに結婚したら、今さら後悔されても財閥御曹司は私しか見ていません
連載中·20·4.1万字
姉が結婚式当日に姿を消した、あの雨の夜。 父は私の前に跪き、震える声で言った。 「奈央……この家を救えるのは、お前しかいないんだ」 私は何も言えなかった。 ただ、姉のために仕立てられたウェディングドレスに袖を通し、姉が捨てた結婚相手のもとへ嫁いだ。 新婚初夜。 夫となった秋山誠司は、一枚の契約書を私の前に差し出した。 「期間は三年。公の場では秋山夫人として振る舞ってもらうが、プライベートは互いに干渉しない。感情も不要だ」 その横顔は冷静で、迷いひとつなかった。 私は静かに頷いた。 「わかりました」 それが、私たちの結婚の始まりだった。 三年間。 私は秋山家の家を守り、夫人として社交の場に立ち、彼の隣で笑い続けた。 深夜まで仕事をした彼の帰りを待ち、酔って帰宅した夜には介抱し、体調を崩せば誰より先に気づいた。 誰から見ても完璧な社長夫人だったと思う。 けれど誠司は最初から最後まで変わらなかった。 優しくはある。 だが決して近づいてこない。 礼儀正しく、誠実で、そしてどこまでも遠かった。 まるで完璧なビジネスパートナーのように。 私はいつしか思い込んでいた。 これが私たちの形なのだと。 これ以上を望んではいけないのだと。 ――その日までは。 三年目の春。 突然、姉が戻ってきた。 しかも大きなお腹を抱えた姿で。 集まった親族の前で、姉は私を指差しながら叫んだ。 「その女は偽物よ!」 「本来、誠司さんと結婚するはずだったのは私なんだから!」 会場が騒然となる。 突き刺さる視線。 囁き声。 私は反射的に誠司を見た。 きっと説明してくれると思った。 せめて否定してくれると思った。 けれど―― 彼は何も言わなかった。 ただ静かに立ち尽くし、私が一人でその場のすべてを受け止めるのを見ていた。 その瞬間、ようやく理解した。 この結婚に本気だったのは、私だけだったのだと。 だから私は決めた。 契約が終わる日。 荷物をまとめて、この家を出ようと。 そして三年後。 契約満了の日。 私は署名済みの離婚届と小さなスーツケースを持って玄関へ向かった。 これで終わり。 そう思っていたのに。 扉を開けた瞬間、誠司が立っていた。 いつも冷静なはずの彼は、信じられないほど取り乱した顔をしていた。 「ど
74~拝啓、私を捨てた人たちへ~全てを奪われた私は、路地裏の純喫茶マスターと世界一のスイーツを作ります
連載中·14·3.1万字
76兄の財閥貴公子の友人に兄の彼女だと勘違いされていた私、匿名掲示板で“彼女の彼氏になる方法”を真剣に相談されていた件
連載中·24·4.4万字
81ヤバマーズ ~毒喰らい男爵の人生逆転劇~
連載中·61·15.6万字
残酷描写有り暴力描写有り
 飢え死に寸前、貧乏男爵。毒物を食ってるうちに、新エネルギー発見!?  壊れた『病み堕ちループ令嬢』のため、世界を敵に回す。ヤバい仲間と、最底辺からの人生大逆転っ!  超絶シビア、実力派内政サバイバル! ~あらすじ~  エルフもドワーフも真似できない。人間の武器は――救いようのない『執着』だ。  我がヤバマーズ男爵家は、一言で言って「マジでヤバい」  初代はイカサマで不毛の地を押し付けられ、二代目は謎キノコで中毒死。  三代目に至っては、隣国の姫に矢文(ラブレター)を撃ち込み、領地を没落させた。  そして七代目、僕の代でついに食料が尽きた。  アスタ・ド・ヤバマーズ(19歳)は、空腹のあまり決意する。 「どうせ餓死するなら、魔物でも食ってみるか」  魔物肉は猛毒、食えば変異。始まったのは、狂気ギリギリの除染実験。  だが、そんな僕の前に「死んだ目」をした祓魔女が現れて告げる。 「あと三日で、この領地は滅びます」  正体は、ループに絶望する元公爵令嬢。  僕が憧れていた、かつてのヒロインだった!?  そこに自称スパイの伯爵令息まで巻き込んで。  クソみたいな領民たちと挑む、一発逆転の魔人殺し! 「絶望のループ。そのクソったれな歯車は――僕が、必ずぶち壊す」  毒物研究×領地経営×ループ打破。  これは、一途なバカが運命をひっくり返す、執着の果ての逆転劇。
83未婚妻ですが、クズ男を捨てて最愛の人と逆転結婚・女社長になります
連載中·31·6.7万字
大好きな恋人・加門伯史(かもんはくし)との間に授かった新しい命。幸せの絶頂にいたはずの知名芽瑠(ちなめる)は、次の瞬間、奈落の底へと突き落とされる。 「女の子なら、おろすしかないわ」 名家・加門家の義母から告げられた、あまりに非道な宣告。 信じていた伯史は、母親の言いなりの救いようのないマザコン男だったのだ。 加門家の歪な家訓・夫婦別姓のせいで、芽瑠は未婚妻・未入籍。 孤立無援の絶望の中、産婦人科で出会った八月朔日(ほづみ)不動産屋の看板息子・四月一日星来(わたぬき てら)の誠実な優しさだけが、芽瑠の心に火を灯した。 ――さらに、伯史の周囲にチラつく、怪しい女の影。 「このクズ共を、私の人生から解雇する」 ITコンサルタントとしての知略を武器に、女社長への階段を駆け上がる。 しかし、成功の階段を上るにつれ、味方であるはずの星来の「異様な執念」が牙を剥き、二人の関係には不穏な亀裂が走り始める。一体、何者なのか? 裏で莫大な資産を動かす、正体不明の『隠れ投資家』 やがて、成功した芽瑠の前に現れたのは、かつて芽瑠を陥れ、伯史を奪って結婚したはずの二股女の無惨な姿だった。 「助けて」と泣きつく彼女に対し、芽瑠は最高に美しい微笑みで告げる。 「――なら、汐里さんの夫・伯史を私の専属秘書として、利用させてもらうわ」 芽瑠、汐里の子どもたちまでも同じ運命に進んでしまうのか? ――血の繋がりを超えた深い愛で結ばれた二人が、本物の家族になるまでの、波乱万丈の痛快・逆転シンデレラストーリー! 第2回逆転ヒロイン大賞 応募作品。 いつも応援ありがとうございます。
86結婚四周年の記念日に夫の浮気を知り、「もっと大人になれ」と言われたので、年下のジュエリー職人と浮気したら、夫が壊れ始めた
連載中·14·2.6万字
88離婚後、金継ぎ作家として有名になった私を、元夫が泣いて追いかけてきます
連載中·30·10.3万字
結婚三周年の記念日。 藤原葵は深夜まで夫の帰りを待ち続けた。 だが、ようやく届いたのは神崎蓮からの短いメッセージだけだった。 「遥の気分が落ち込んでる。今日はそばにいてやる」 その直後、芸能ニュースに流れてきたのは、彼と“義妹”の神崎遥が車内で寄り添う親密なスクープ写真。 撮影された時間は、まさに彼が電話を切った直後だった。 三年間の結婚生活。 葵は彼にとって、家族を納得させるための完璧な妻役。 そして神崎遥にとっては、好きなように見下し、傷つけても反撃しない都合のいい義姉だった。 茶会では、遥にわざと大切な着物を汚されても、蓮は軽く言った。 「また新しいのを仕立てればいいだろ」 三十八度五分の熱を出した夜も、彼が持ち帰ったのはコンビニ弁当だけ。 ――だから葵は決めた。 神崎家の花見の席で、誰よりも優雅な笑みを浮かべながら告げる。 「離婚届には、もう署名済みです」 蓮は、それをただの拗ねた態度だと思った。 宝石を贈り、高級レストランへ連れて行けば、いつものように戻ってくると。 しかし彼は知らなかった。 葵がすでに“フェニックス計画”を始動させ、心が死んでいったすべての瞬間を記録していたことを。 やがて彼女は、金継ぎの技術で注目を集める。 「星野七瀬」――その名は芸術界を駆け巡り、名匠たちからも絶賛された。 そして火災が起きた日。 蓮は正気を失ったように炎の中へ飛び込んだ。 ただ一つ。 彼女の亡き母が残した道具箱を救い出すために。 焼け焦げた手のまま、彼は葵の前で深く頭を下げた。 「……ごめん。 それから――ありがとう」 その時、葵は視線を落とした。 そこには、ようやく重なり合った二人の手。 彼女は小さく微笑み、静かに言葉を訂正する。 「違うわ」 「私の隣に“座らせてあげた”んじゃない」 そして少しだけ柔らかく続けた。 「――一緒に座るのよ」
90異界転生譚シールド・アンド・マジック
連載中·84·25.6万字
暴力描写有り
 古槍 紙月(ふるやり しづき)二十二歳。男性。大学生。趣味は資格取得とMMORPG。そんなどこにでもいそうな経歴の持ち主である紙月は、ある日突然、見知らぬ世界で目覚めるや化け物に襲われることに。  MMO内の相棒であったMETOの助けもあり、ゲームの魔法を使って化け物を退ける紙月たち。どうやら彼らはゲームの体で異世界に飛ばされてしまったらしい。  一息ついてお互いを確認してみれば、紙月は女性キャラクターを使っていたからか女性……ではなくなんと女装していた。  そして相棒のMETOこと衛藤未来はなんと小学生。  女装ハイエルフとケモ耳小学生の凸凹コンビは、ファンタジーな異世界で冒険屋として生計を立てていくことになるが、そのデビューからチートなスキルで大物退治を繰り広げてしまい、一躍時の人に。  森の魔女と盾の騎士として有名になった二人は、ファンタジー世界を楽しみながら冒険を繰り広げていくことになる。  紙月は保護者精神を発揮し、未来は未来でひ弱な紙月を守ろうとする。  二人の間で揺れ動くキモチの行方とは。  女装ハイエルフママ男子とケモ耳小学生の異色の異世界ファンタジー冒険譚はどこへ向かうのか。 小説家になろうからのセルフ転載です。
92身代わりで三年間服役した私、出所後にクズ彼氏を蹴とばし人生逆転しました
連載中·130·37.7万字
96みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
性描写有り
連載中·393·138万字
残酷描写有り暴力描写有り
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」 「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」 「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」 県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。 頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。 その名も『古羊姉妹』 本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。 ――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。 そして『その日』は突然やってきた。 ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。 助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。 何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった! ――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。 そう、彼女は嘘で塗り固められたハリボテおっぱいの持ち主だったのだ! 意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。 士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の巧みな策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。 こうして古羊姉妹の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。 が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。 彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。 ※【Nolaノベル】【アルファポリス】にて公開中。 ※【なろう】【カクヨム】にて 『みんなのアイドル女神が俺の恋路を邪魔してくる件について』の名前で掲載中。 表紙イラスト担当:さんさん
97植物状態の大物に嫁いだら、元カレが億万の資産を抱えて土下座して復縁を求めてきた
連載中·46·13.6万字
五年前、お嬢様の松井芽衣はボディガードの千葉凛真に骨の髄まで尽くすほど愛していた。 彼女は、自分が十分に素直で利発に振る舞えば、いつか氷山も溶けると思っていた。 しかし彼の優しさはすべて、彼女をいじめた偽物の妹・松井明里に向けられていた。 五年後、凛真がこう言うのを聞いた。 「芽衣も、他の人間と変わらない」 彼女はついに心を諦め、植物状態の大物に嫁いだ。 人前では良き妻を演じ、夜になるとベッドの上の男に愚痴る。 「あなたは本当に大損よ!目を覚ましたら、あの人たちを打ち負かす私の姿が見られるのに」 しかし彼女は知らない。 植物状態の夫はずっと前に目を覚ましており、こっそりと正体を隠して彼女のそばにいたことなど。 さらに、あの高嶺の花だった千葉家の若き御曹司凛真が、ボディーガードという偽装の身分をかなぐり捨てた後に、自分がとっくに狂うほど彼女を愛していたことを思い知らされたのだ。 偽物の妹が邪魔をし、初恋が戻ってきて、正体が次々と明らかになる… 芽衣は冷ややかに笑う。 「男は私の金を稼ぐスピードに影響するだけよ!」 彼女が高い地位に上り詰めた時、ボディーガードだった元カレは犬のように彼女に振り返ってほしいと懇願する。 その夫は彼女を強く抱き寄せて言う。 「悪いが、彼女は今やお嬢様であり、さらに俺の奥さんだ」
98元カレ養兄の宿敵と結婚しました!ダメ男の正体は…?
連載中·133·36.5万字
性描写有り
板谷雫は、養兄・清水卓哉に長年片思いをしており、6年間秘密の恋愛を続けてきた。 10年にも及ぶ苦しい恋がようやく実を結び、婚約指輪を用意してプロポーズしようと思っていた矢先、まさかの展開が待っていた! 雫は卓哉が、子供の頃から彼女を陰で妨害してきた最大のライバル・小笹澄子と親密にしているのを目撃し、二人が婚約することを知る! 家族愛と恋愛、二重の裏切りが待ち受ける中、もしこの二人にハッピーエンドがあったなら、雫は雫じゃない! 彼らの婚約パーティーのために「プレゼント」を用意していると、なんとその「プレゼント」が自動的に届いた―― クソ兄のライバル・宇仁菅徹が、彼女に手を差し伸べてきた。 「敵の敵は味方だ。彼があなたのライバルと婚約するなら、あなたもそのライバルと結婚すれば、彼は絶対に怒るだろう?」 雫は目を輝かせて言った。 「取引成立だ!」 ===== 卓哉は雫を失って後悔した。 寄る辺ない成長をしてきた彼は、常に利益を最優先に考えており、自分のキャリアを守るために恋愛と結婚を犠牲にしたが、最終的には何も得られなかった。 彼は膝をつき、必死に懇願する。 「雫、俺は間違った。彼女とは結婚しない。もう一度チャンスをくれないか?」 雫は華麗に背を向け、新婚の夫を抱きしめ、幸せそうに笑った。 「膝をつく必要はないわ。あなたのライバルと結婚したから!」 その後、雫は知った。 卓哉を追い続けたこれらの年々、徹がずっと彼女に恋をしていたことを。 彼はずっと機会を待ち、いつでも彼女を奪う準備をしていた。 そして今、ついにその願いが叶ったのだった!
99【回帰・ざまぁ】 死の間際に「冷徹な超大物財閥」が私を一生狂愛していたと知りました!
連載中·29·9.9万字
100ブレイブエイト〜プロレスラー志望のサラリーマン、異世界で八犬士になる〜
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残酷描写有り暴力描写有り
※タイトル変更しました! 異世界ハルヴァス――かつて魔法と希望が響き合った楽園は、新魔王タマズサの出現で崩壊寸前。空は赤黒く染まり、大地は不気味に脈打つ。規格外の魔力で世界を破滅へとカウントダウンさせるタマズサに、女神フセヒメは起死回生の賭けに出る。八つの運命の珠をハルヴァスと地球へ放ち、魔王に挑む「八犬士」を覚醒させる! 舞台は地球・東京、後楽園ホール。プロレス大会を控え熱狂が最高潮の瞬間、空が裂け、魔王軍「悪鬼」の五人組が襲来! 赤黒い装束の戦鬼たちは、張り手とドロップキックなどで観客を蹴散らし、リングは血と悲鳴の戦場と化す。「次はお前が沈む番だ!」と哄笑する悪鬼に、夢の舞台は悪夢へと堕ちた。 生き残ったのは冴えないサラリーマンでプロレスラー志望の東零夜、モデルレスラーの藍原倫子、アイドルレスラーの有原日和。三人の手に虹色のバングルと八犬士の珠が輝いた刹那、彼らはハルヴァスへと強制転移! これが新生「八犬伝」の幕開けだ。 地球とハルヴァス、二つの世界を賭けたデスマッチが始まる! けたたましいゴングが響き渡り、八犬士たちは運命を切り開く。 「リングに上がった以上、生きるか伝説になるかだ!」 ※ノベルアッププラスでも投稿しています!
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