2結婚前夜、婚約者に極道ボスに差し出された!? 体を奪われる前に、心が先に奪われた!
性描写有り
連載中·141·39.8万字
残酷描写有り暴力描写有り
堀奈々未は最愛の男、田沼南との結婚を心から楽しみにしていた。 しかし、結婚式の直前、南は自分の愛人を助けるため、奈々未を闇組織のボス――榊原久司(さかきばらひさし)に差し出した。その一夜、奈々未は深い絶望に沈み、南への気持ちは一瞬で冷めてしまった。 「南、もう私は汚れてしまった。」奈々未は涙をこらえ、震える声でそう言った。 立ち尽くす南の目に、乱れた服、崩れた髪、そして首に残るキスマークが映る。 「大丈夫だ。他の男と一夜を共にしたとしても、必ず君を妻にする」南は笑みを浮かべながら手を差し出した。しかし、奈々未の目に浮かぶ涙には、もはや愛を感じることはなかった。 奈々未は結婚式をキャンセルし、彼との関係を完全に断つ決意を固めた。周りの人々は「金持ちの南を捨てるなんて愚かだ」と非難したが、南は彼女が必ず戻ってくると信じて疑わなかった。 しかし、気づけば、奈々未はすでに極道のボスに溺愛されていた!高級オートクチュールのウェディングドレスを纏い、久司の隣で幸せそうに微笑む奈々未は、南にとって手の届かない存在となっていた。 南がその事実を後悔し、膝をついて必死に彼女を引き戻そうとしても、奈々未の心はすでに彼の元には戻ることはなかった…。 *この物語は完全にフィクションです。登場人物や地名などは全て架空のものであり、実在の人物や団体、場所などとは一切関係ありません。
3元婚約者に捨てられたのに、翌日には財閥御曹司の花嫁に!?
連載中·185·47.1万字
性描写有り
霧島誠司と出会って24年、交際して8年。 小早川美月は、彼こそが“たった一人の相手”だと信じていた。 けれど―― 幼なじみとの積み重ねた時間は、突然現れた「運命の人」には勝てなかった。 つらいときほど、霧島は何度も美月を置き去りにした。 結婚式を間近に控えたある日もそうだった。 ウェディングドレスの試着中、美月をひとり残して、彼は“あの人”のもとへ向かった。 高熱に苦しむ彼女へ、電話越しに冷たく放たれた言葉―― 「薬でも飲んで寝とけよ」 その背後から聞こえた甘い声――「誠司、お風呂入ったよ〜」 その瞬間、美月の中で、何かが音を立てて崩れた。 積もり積もった想いは、とうとう限界を超える。 「……婚約、解消させていただきます」 そう告げた彼女に対し、霧島は笑って言った。 「また拗ねてるだけだろ? どうせ冷静になったら戻ってくるって」 なにせ、小早川美月が霧島誠司を“好きすぎる”ことは、誰もが知っていたから。 彼女が本気で去るなんて、誰ひとり思っていなかった。 ――けれど。 数日後、美月は静かに、ある財閥の御曹司と婚姻届を提出していた。 そしてその後。 霧島は彼女の足元にひざまずき、必死に縋る。 「……悪かった。戻ってきてくれ。胃が痛くて、眠れないんだ。頼む、もう一度だけ……」 返事をしようとした美月の腰に、背後からそっと回される腕。 「――俺の妻に、勝手に触るな」 凍るような低い声に、霧島が顔を上げる。 目の前には、美月を抱き寄せたままの御曹司。 「スカートに汚い手をかけないでいただけますか。……不快です。お引き取りを」 そうして、美月は裏切られた過去を超えて、“本当にそばにいてくれる人”と出会ったのだった。
4社長、もう自惚れないでください。奥様は最初から離婚のつもりでした
連載中·135·37.3万字
暴力描写有り性描写有り
*毎日更新します。 結婚して8年目、紗耶はついに怜司を諦めた。 結婚8年、娘は9歳、怜司はいつも軽蔑の態度で彼女に接してきた。 思いがけない海中転落で、紗耶は高熱を出し続けたが、怜司は健康な美玲に命を救う薬を優先的に与える。 紗耶は怒りや不満、失望を感じた。 娘の彩花は目を赤くして、彼女が病気のふりをしていると言う。 「ママが悪いの、美玲おばさんをずっといじめている。」 冷たい夫、恩知らずな娘。 紗耶は悟った。もう手放す時だと。 この8年、彼女は自分を犠牲にして、良き妻、良き母になることだけを考えていた。 その結果、得たものは屈辱と無視だけだった。 離婚届で、彼女と彼のすべてを切り離すことにした。 怜司は軽く笑った。 「紗耶、お前の手段は9年前と変わらず低レベルだ。離婚したいのか?財産は分けない。」 どうでもいい、彼女の決意は固まっていた。 紗耶は再び自分の領域に戻り、誰もが彼女を軽蔑し、笑い者にした。 しかし、振り返った彼女は医学界のトップ専門家となり、国家の要人、金融業界の大物たちが彼女に病気の治療を頼みに来た。 そして、彼女がスキャンダルを報じられたとき、怜司は彼女の腕を強く掴み、目を赤くして低い声で叫んだ。 「あの男は誰だ?」 「俺からは離れさせない。」 男は頭を垂れ、膝をゆっくりとついた。 紗耶はもはや昔の自分ではない。 「もう遅いよ、黒澤さん。」
6離婚後、私は医学界の頂点に立った~元夫の懺悔なんて、もう聞き飽きたわ~
連載中·134·36.8万字
【毎日更新】 「私の人生、もう一度幸せになっていいよね?」 佐藤美咲は、6年間、夫・健一のためだけに生きてきた。 家事も育児も完璧。夫の出世を支え、姑の嫌がらせにも耐え、 「いつか、私の努力が報われるはず」と信じていた。 ――だが、それは幻想だった。 ある日、夫が海外出張と称し、実は初恋の女性と同棲していると知る。 「私の人生、何だったの?」 絶望する美咲に、さらなる悲劇が襲う。 娘・栞奈が緊急手術が必要な重病に……。 それでも夫は「大切な人の誕生日パーティーがあるから」と、病院にすら来ない。 「……もう、終わりにしましょう。」 値踏みされた愛情を引き上げ、離婚届を提出し、娘を連れて颯爽と去る。 再び掴んだキャリアは、かつての主婦の姿を一変させた。 彼女の名前は、世界中の医学誌を賑わせていた。 次々と国際的な賞を受賞していく―― 輝きを取り戻した彼女がそう呟いた時、 かつて高慢だった男は、憔悴しきって彼女の前に跪く。 「美咲……お願いだ、俺だけは捨てないでくれ」 美咲は冷たく微笑み、一言放つ。 「復縁は三億パーセントない!」 ――かつて捨てた妻が、あまりにも輝きすぎていて……! 【登場する名前やストーリーはすべて架空であり、実在のものではありません!!】
9流産の日、元夫は初恋のペットと妊娠検査に付き添った
連載中·187·46.3万字
【 毎日2話更新】 結婚して7年、出会って8年。 神崎梨紗と神崎紀康の関係は、まるで薄い蝉の翼のように脆く、彼女はその関係を必死で保とうとする。しかし、どれだけ尽くしても、彼からの愛情は得られず、彼女はただ一度の振り返りを待ち続けた。 ある晩、酔った紀康が彼女を強く抱きしめながら、「なな」という名を口にした時、梨紗は初めて気づく。自分が彼の心の中にはいなかったことを。 その瞬間から、すべてが崩れ落ちた。 梨紗が病院に向かう直前、届いた妊娠検査薬の写真。彼女が命をかけて産み落とした子供が、病室で「ななちゃん」と呼ぶその瞬間、彼女の心は完全に冷め切った。 紀康は若菜に映画を投資し、花火を上げ、夫としての義務をすべて果たしていた。しかし、彼女の存在を人前で決して認めることはなかった。目が覚めた梨紗は、もはや彼に依存することなく、自己を取り戻し、事業に没頭する。そして、彼女が輝き始めたその時、紀康はようやく彼女の大切さに気づく。 しかし、その頃にはもう遅かった。梨紗は新たな愛を見つけ、再婚を決意する。そして、結婚式の招待状を元夫に手渡し、こう告げる。 「私は再婚することにしました。」 ****** 気軽にコメントしてくださいね! また、応援チケットもありがとうございます!!ヾ(≧▽≦*)o
13希少種転生~ヒトが希少な世界でカフェを経営しています~
連載中·59·23.1万字
残酷描写有り性描写有り
 数千年前、本来混じり合わぬ世界が衝突する巨大な災害があった。混じり合って新たに生まれた地は過酷な環境で高次の種族しか生存が適わず、独自の文化形態を持って文明を再スタートするしかなかったが、安定期に入った今、一つの種族が滅びに瀕していた。  ヒト。災害以前は一つの世界の支配種族であったが、世界合一後の環境と戦争に敗れた種族は他種族国家に併呑されたが、その脆い構造、短い寿命、才ある個体とそうでない個体の極端な差から徐々に減少。現在の生存数は十万を割り、最早少数民族と化していた。  一方でヒトは小さくて脆弱ながら、混じり合った世界の他種族からは「可愛らしい」と呼ばれる容姿から珍重されるようになり、別の需要が生まれる。接することで癒やされる愛玩動物的な立ち位置だ。  /そんな世界に転生してしまった一人の男は、祖父からヒトの血を絶やしてはならぬという遺言を受け取り、僅かな財産で市民権を買い取り、一つの道を模索する。  それ即ち、穏健なハーレムを作って人口現象に僅かなりとも貢献しようという険しい道。そのため、彼は人脈を築くべく高級カフェを開き、多くの他種族と関わる道を選ぶ。人外ヒロイン多数の陰謀系ラブコメディー、これより開幕。 ※9/24/2025より29話移行が有料化対象となりました。  告知が大変遅れて申し訳ありません。  一話50円前後に納まると思いますので、続きが気になる! という方は作者に缶コーヒーでも奢ってやるつもりでご購入いただけると幸いです。
16愛の奇跡!社長が離婚したいと言うから承諾したら、彼が狂った!
連載中·21·5.8万字
19龍の箱庭
完結済·562·136万字
※本日より都編がスタートします!最後までどうぞよろしくお願いいたします! ※地上編は完結しております!続編からでも分かるようにはなっていますが、地上編では二人の恋の始まりから結婚に至るまでのお話なので、お時間のある時に是非楽しんでみてください(*^^*) 曰く付きの家に嫁ぐ事になった少女と、孤独な龍の恋愛ファンタジー。 時は大正時代。まだ明治時代が色濃く残るそんな時代。 異国で生まれ育った鈴は幼い頃に両親を亡くし、たった一人の親戚である叔父を頼って日本へやってきた。 けれど親戚達は鈴に当たりが強く、とうとう曰く付きで有名な神森家にお見合いに行く事に。 結婚が決まるまではお試し期間として身柄を拘束させてもらうと言う神森家の掟に従って鈴はその日から神森家で暮らすことになったのだが、この家の住人は皆どうやら人間ではなかったようで……。 龍と少女の現代恋愛ファンタジー。 本作はダブル主人公の視点でお話が進んでいきます。 ヒロインの視点はハート記号、ヒーローはスペード記号、その他のキャラはクローバー記号で分けています。 その他のキャラの視点は誰であってもを使用しています。 ※16日の夕方17時より続編の都編がスタートいたします! ※このお話はフィクションです。実在している団体や人物、事件は一切関係ありません。 ※表紙はACサイト様からお借りしています。
23元夫さん、後悔しても無駄よ。キャリアの頂点を極め、超金持ちの御曹司に溺愛されているから
連載中·61·19.4万字
残酷描写有り
読者の皆さまへ: いつも読んで頂き、ありがとうございます。 10月14日から、更新は一日2話に致します。 この作品がお気に入りであれば、コメント、「いいね」とブックマークをぜひぜひお願いします。 引き続き、よろしくお願いします。 ************************ 星野栞は自分が幸せな結婚を手にしたと思っていた。夫は千億もの資産を持つCEOで、赤ちゃんもまもなく生まれる予定だった。 しかし、あの夜、真田蒼とその忘れられない初恋の相手・鈴木幸子の会話を偶然耳にするまで、彼女は知らなかった。 蒼が栞に近づいたのは、ただ栞の研究成果を手に入れるためだったのだと。 五年にわたる深い愛情は、所詮まやかしに過ぎなかった! 今では浮気夫と悪女が結託し、栞を家から追い出そうとしている。 星野栞は涙を拭い、弁護士に連絡して離婚の準備を始めた。もう真田蒼などいらない。 彼女は引く手あまたのコンピューターの天才であり、世界最高のピアノマスター最後の直弟子でもあった。 どの肩書も、「真田の妻」などという代物より、はるかに輝かしい。 さて、真田蒼はようやく慌て始めた。 星野栞は骨の髄まで自分を愛しているはずでは?どうして別れようなどするのだ! 彼は離婚に同意しなかった。 真田蒼は目の周りを赤くして、ひれ伏すように「栞、離婚だけはやめてくれ、お願いだ」と懇願した。 星野栞が拒絶するより早く、彼女はすでにどっしりとした腕に抱き寄せられていた。 男は蒼を足蹴にすると、「失せろ。俺の妻の目を汚すな」と威圧的に言い放った。
27孕むまでオマエを離さない~孤独な御曹司の執着愛~
完結済·34·11.1万字
性描写有り
28愛のない政略結婚で離婚したはずですが、子供ができた途端溺愛モードで元旦那が迫ってくるんですがなんででしょう?
完結済·34·8.6万字
性描写有り
「お腹の子も君も僕のものだ。 2度目の離婚はないと思え」 宣利と結婚したのは一年前。 彼の曾祖父が財閥家と姻戚関係になりたいと強引に押したからだった。 父親の経営する会社の建て直しを条件に、結婚を承知した。 かたや元財閥家とはいえ今は経営難で倒産寸前の会社の娘。 かたや世界有数の自動車企業の御曹司。 立場の違いは大きく、宣利は冷たくて結婚を後悔した。 けれどそのうち、厳しいものの誠実な人だと知り、惹かれていく。 しかし曾祖父が死ねば離婚だと言われていたので、感情を隠す。 結婚から一年後。 とうとう曾祖父が亡くなる。 当然、宣利から離婚を切り出された。 未練はあったが困らせるのは嫌で、承知する。 最後に抱きたいと言われ、最初で最後、宣利に身体を預ける。 離婚後、妊娠に気づいた。 それを宣利に知られ、復縁を求められるまではまあいい。 でも、離婚前が嘘みたいに、溺愛してくるのはなんでですか!? 羽島花琳 はじま かりん 26歳 外食産業チェーン『エールダンジュ』グループご令嬢 自身は普通に会社員をしている 明るく朗らか あまり物事には執着しない 若干(?)天然 × 倉森宣利 くらもり たかとし 32歳 世界有数の自動車企業『TAIGA』グループ御曹司 自身は核企業『TAIGA自動車』専務 冷酷で厳しそうに見られがちだが、誠実な人 心を開いた人間にはとことん甘い顔を見せる なんで私、子供ができた途端に復縁を迫られてるんですかね……?
30元カレが弟の彼女と結婚すると言ったので、超有名財閥婿と同日挙式しました
完結済·25·9.6万字
32夫と愛人にすべてを奪われた私は、復讐のために姿を変え、崖の底から戻ってきた
性描写有り
連載中·196·56.7万字
残酷描写有り暴力描写有り
33わがまま妻は離婚を切り出す~嫌な夫とその家族にさようなら~
性描写有り
連載中·89·25.7万字
残酷描写有り暴力描写有り
結婚して三年目、理音は離婚を切り出した。 康平は無造作に椅子に座りながら、気だるそうだった。 「彼女に付き添って病院に行ったけど、お前には付き添わなかっただけで怒ったの?」 「そうよ。」 「わかった。じゃあ今後は付き添わない。」 「あなたのはいらない、そのまま離婚しましょう。」 男の目から余裕が消え、素早く理音の署名しようとする手を掴んだ。 「お前は二十年間も俺のことを追いかけてきたのに、本当に俺なしで生きていけるのか、理音?」 理音は落ち着いたまま。 「人は皆、誰かがいなきゃ生きていけないなんてことはない。」 康平は、東へ沈んでいっても、理音が自分から離れるとは思わなかった。 理音は5歳の頃から彼に付きまとい、他の女性が近づけないほどだったし、彼が恋愛する機会すらなかった。 だが、結婚して三年目にして、理音は離婚を求めた。 康平はそれを鼻で笑った。 しかし、理音の妊娠中のおなかを見た瞬間、その余裕は崩れ去った。 理音は彼の手を払いのけた。 「あなたの子じゃない。」 康平の目が血走った。 「ふざけるな!」 「この子を私から奪うつもりなら、すぐに中絶する。」 その後の日々は何度も頭を下げる康平の姿が見られる。 「そんなこと言わないでくれ。赤ちゃんに聞こえる。何でもするから、お願いだから捨てないでくれ。」 本当に離れられなかったのは、いつだって彼の方だった。
36冷酷若頭の絶対独占~孕まれた妻は逃がさない
性描写有り
連載中·28·7.8万字
残酷描写有り暴力描写有り
37元夫に中絶を強要され、離婚したけど、なぜか執拗な求愛をはじめてくる
連載中·161·41.1万字
有料購読サービスを始めさせていただきます。 よろしくお願いします! ******* 東雲たくまは嗤いを飛ばした。離婚を切り出したのは篠宮初音の「逃げるふりして引っ張る」小手先の策略だろうと思い、迷うことなく承諾した。 周知の事実だった――篠宮初音は東雲たくまに心底夢中で、どんなに辱められようと、どんなに嘲笑されようと、決して彼から離れようとしなかった。 東雲たくまは確信していた。10日も経たぬうちに、篠宮初音が泣きながら復縁を懇願してくるに違いない。 しかし10日が過ぎ、1ヶ月が過ぎても、篠宮初音は現れなかった。 再会した時、彼女は輝きに満ちており、三人の優れた男たちが彼女に夢中で、この世のすべての美しいものを彼女に捧げようとしていた。 東雲たくまは動揺した。篠宮初音を壁際に追い詰め、こう言った。 「篠宮初音、お前は俺を愛しているはずだ。もう一度愛することを許可してやる」 篠宮初音は東雲たくまをぐいと押しのけた。 「東雲さん、私はとっくにあなたを愛していません」 愛していない?そんなはずがない! 東雲たくまには信じられなかった! ある日、東雲たくまは涙を流しながら篠宮初音の前にひざまずき、慎み深く卑屈な態度で訴えた。 「初音、お前が欲しいものは何でもやる。もう一度だけ俺を愛してくれ。他の男を愛さないでくれないか?」
38別れた妻が俺の子供を産んだ
完結済·30·8.3万字
羽田綾は、京都の老舗和服店の娘として、ある日、大財閥・渡辺グループの後継者である渡辺徹と契約結婚をすることになる。それは、家業の危機を救うための、ただの取引だった。三年間、彼女は「妻」としての役割を果たしながらも、徹の心は常に別の女性「白月光」に向けられていた。結婚記念日の夜、徹は突然離婚協議書を突きつけ、「彼女が戻ってくる。お前は用済みだ」と宣告する。傷心の綾はその直後、自身が妊娠していることを知るが、すでに遅く、彼女は全てを捨てて姿を消す。 それから五年後。綾は「林暁」と名を変え、金沢で一人息子・暖を懸命に育てるデザイナーとして静かに生きていた。しかし運命は残酷にも、徹との再会を引き寄せる。徹は、かつての契約妻と、彼の血を引く息子の存在を知り、激しい怒りと後悔に駆られる。彼は執拗に二人を追い求め、綾は過去の傷と、暖を守るための必死の抵抗を始める。傷つき合い、誤解に満ちた二人の関係は、幼い暖の存在によって、少しずつ変化していく。冷たい契約から始まった関係は、やがて本物の愛へと変わることができるのか。過去の秘密と、二人を引き裂こうとする陰謀が交錯する、切なくも胸が熱くなるラブストーリー。
41「どうでもいい人」と捨てた愛人が、超財閥の令嬢だった
連載中·22·7.3万字
雪野皐月は、冷酷で傲慢な財閥御曹司。彼の下で八年間、秘書として、そして四年間は『枕元の女』として、全てを捧げて尽くしてきたのは香澄玲央だった。彼女の深い愛は、皐月にとっては『ただの秘書』の当然の勤めでしかなく、その存在は『どうでもいい人』と切り捨てられるほど軽んじられていた。 皐月の心は常に、幼なじみで白月光の存在である藤原美雨にあった。美雨の帰国を機に、玲央への扱いはより苛烈を極める。公開の場での侮辱、仕事の成果の横取り、そして生死を分ける事故の際に見せた皐月の冷酷な選択…。それらが重なり、玲央の心は少しずつ死んでいった。 「お役目は終わりました。これで失礼します」 玲央は静かに辞表を提出し、全ての痕跡を消して去っていった。その時、皐月はまだ、これが単なる『飼い慣らされたペットの反抗』だと思い込んでいた。 彼が真実を知ったのは、玲央の消失後、自分の生活と仕事が如何に彼女に依存しきっていたかを思い知らされた後だった。更なる衝撃は、京都の超名門『百川家』から届いた一通の招待状。そこで皐月が目にしたのは、百川家の唯一の後継者として、輝くばかりの姿で社交界に君臨する玲央の姿だった―! 『ただの秘書』は幻。彼が失ったのは、日本を揺るがす大財閥の令嬢その人だった。傲慢が招いた、史上最悪かつ最も後戻りできない『お仕置き』が、今、始まる―。
47顔そっくりな双子の姉の代わりに嫁いだら、ヤクザ若頭にバレて逆に毎晩溺愛されて困ってます!
連載中·195·58.6万字
暴力描写有り
49ベネディツィオーネ・インビジビレ ~見えざる”もの”に祝福を~
連載中·245·82.8万字
残酷描写有り暴力描写有り
54その専業主婦、実は伝説の研究者だった ~離婚後、私は世界の頂点に立った
完結済·29·5.5万字
彼女はかつて彼が「琥珀」に隠していた飛ぶ鳥であり、翼を折り学業を断念し、彼の事業帝国の背後で最も完璧な装飾となった。 しかし、彼が若く美しい「天才」部下を連れて深夜に帰宅するまで、彼女の尽力は「世間と隔絶した無知な主婦」として踏みにじられ続けた。 だが、重度の胃潰瘍診断書が示すように、彼女の身体が無言で反抗し始める。そして、書斎の隅に封印されたのは、彼の会社を覆す力を持つ国立研究所からの招聘状—彼女の魂の最後の切り札だった。 離婚協定と、彼の技術的な死角を精密に予測した分析報告書は、彼女が残した最後の「贈り物」。彼女は息子を連れて福岡に向かい、学術界に戻り、辺境の地で新たな挑戦を始める。 一方、彼は愛人の裏切りと盗用により会社帝国が崩壊、破旧したアパートでアルバイトをしながら生計を立てることに。 彼が彼女に特許の許可を乞う時、すでに彼女は国際的な学術賞の舞台で注目の新星となっていた。 涙を流しながら彼が彼女に懇願すると、彼女はビデオ越しに助手に淡々と言う。「関係者以外、私の授賞式に干渉しないでください」 ——この世で最も厳しい復讐は、私が空を翔けるその時、あなたは私を見上げる資格すら失ったこと。
60麗子様は好き勝手に生きてやる
連載中·113·30.9万字
【ネオページ契約作品】 私、幼女になってる!? 気づけば元華族の名家で、日本有数の大企業を経営しているお金持ちの超お嬢様、清涼院麗子に転生してた。これって富と権力と美貌を約束された人生イージーモードってやつじゃない。 やった超ラッキー!……と思ってた時が私にもありましたよ、と。 小学校で出会ったのは、前世で愛読してた少女マンガ『君にジャスミンの花束を』の登場人物達だった!? えっ、待って、私って、ヒロインをイジめて婚約者の御曹司から婚約破棄され家ごと没落させられる悪役お嬢様? そんなのい~や~だ~。 私はあなた達に関わらず恋に友情に青春にと人生を謳歌するから、そっちはそっちで勝手にやってちょうだい。って、どうしてあんた達が絡んでくるのよ! 取り巻きお嬢様、マンガの登場人物、物語に関係ないモブまで私の周りにわらわらと。 私は破滅人生を回避して、好き勝手に生きてやる……はずだったのに、今日もほのぼのコメディ生活を送っております。 (この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません) ※カクヨム、ラノベストリートにも投稿しております(ネオページで先行投稿しております) ※※※連載契約作品【毎週火・木・土曜 夜更新】※※※ ※現在ネオ書きコン2、3参加の為、週2回の投稿とさせていただいております。
61このダメ男ほしいなら、どうぞご自由に~夫を愛人に捧げ、私の復讐が始まる時
連載中·21·7.3万字
山本美嘉(35歳)は、十年間「良き妻、良き母」として生きてきた専業主婦だった。夫・一郎(40歳)の傲慢さと姑・孝子(65歳)の嫌がらせに耐え、家事と育児に全てを捧げてきた。しかし、彼女が癌で余命宣告を受け、死の床に就いたとき、突きつけられたのは残酷な真実だった。夫はすでに愛人・田中莉娜(28歳)と関係を持ち、彼女との間に子供まで儲けていた。そして、美嘉の癌さえも、保険金と財産を手に入れるための計略に過ぎなかったのだ。 すべてを失い、無念のうちに息を引き取った美嘉。しかし、目を開けると、彼女は癌が発覚する半年前——運命が狂い始める直前の時間に戻っていた。 復讐のチャンスを得た美嘉は、単なる感情的な仕返しに走ることはしない。前世で封印した東大法学部首席の知性と鋭い観察眼を呼び覚まし、冷静に復讐の計画を練り始める。彼女は、夫と愛人の関係を利用し、「夫を愛人に譲る」という逆転の発想で罠を仕掛けていく。表面上は従順な妻を演じつつ、陰ではビットコイン投資で資金を蓄え、同じように才能を埋もれさせていた主婦仲間たちとともに、本格的な和菓子工房「縁」を立ち上げ、経済的自立を目指す。 やがて、美嘉は姑が騙し取った実家の財産の証拠を掴み、夫の会社での不正も暴いていく。彼女は法学部で学んだ知識を駆使し、冷静に離婚と親権争いの準備を進めながら、その本当の目的を果たし始める。それは、単なる復讐ではなく、奪われた人生を取り戻すこと——愛する息子・健太と共に、真に平和で幸せな未来を築くことだった。 夫の暴力、姑の策略、愛人の嫉妬……全ての困難を乗り越え、主婦からキャリアウーマンへと生まれ変わる美嘉の、痛快かつ胸を打つ逆転劇が、今、幕を開ける。
69事後、夫が『元カノとやり直す』と言って離婚届を差し出してきた!? ~国宝級修復士の私、愛は修復不可ですか?
連載中·81·29.1万字
71初恋の双子の弟と再会、ドSな彼と恋に!?
連載中·66·23万字
性描写有り
主人公の高橋花怜は、高校1年生の頃、2学年上のサッカー部のキャプテン岡本優輝先輩に憧れていた。 勉強もスポーツも出来て、尚且つイケメンで優しい先輩は、完璧な人だった。 でも、その先輩には同じ歳の素敵な彼女さんが居て、花怜の恋は、ただの憧れで告白も出来ないまま片思いで終わってしまった。 その後、大学生になり、どうしても優輝先輩の面影を重ねて彼選びをしてしまっていた花怜。 何度かお付き合いをしたが所詮先輩とは違う。なので、長続きはしなかった。 そして、花怜は大学を卒業し、人材派遣会社 初愛に就職した。 なんと、同じ部署に、優輝先輩に似ている! と思うイケメンが居た。 が実は、それは双子の弟ドS優星先輩だと分かった。 家庭の事情で岡本から桐生に苗字が変わっていたので、すぐには気づかなかった。 2人は、一卵性双生児のため、そっくりでじっくり見ないと見分けが付かない。 ましてや、会ったのは高校生以来、苗字も変わっているし、下の名前だけでは分からなかった。 高校生の頃は、私に意地悪ばかり言うドSな弟だった。 なのに、同じ会社の同じ部署になり、優星先輩も社会人になって成長したからなのか、割と優しくなっていた。 指導係の山岸さんに頼まれて、仕方なく1日営業の勉強の為、優星先輩と一緒に外回りに出た時、 一緒にご飯を食べて、優しくなっていた優星先輩のことにも驚いたが、超絶方向音痴の花怜が優星先輩とぶつかった時、ぎゅっと抱きしめられ、なぜかキュンとしている自分に気付いた花怜。 実は優星は、高校の頃から花怜のことが好きだった。しかし、花怜は、いつも兄の優輝のことばかり追いかけていたのを知っていた。なので告げることも出来なかった。 まさか同じ会社に就職して来るなどと思いもせず、驚いたが嬉しかった優星。 そして、ある出来事がきっかけで優星は、ついに花怜に告白をする。 優しくされたことにより、花怜もしだいに優星に惹かれて行く……この2人の恋の行方は……
73社長、その子はあなたの子ではありません
連載中·22·7.3万字
75元財閥令嬢の私は破産後、元カレに公衆の面前で辱められた ~でも、私はあなたが思うほど簡単に屈しないわ
完結済·39·8.3万字
77妹に婚約者を奪われ、子供まで押し付けられて冷血伯爵と名高い相手に嫁がされましたが、何故か溺愛されています
連載中·181·28.1万字
性描写有り
79あのっ、とりあえず服着ませんか!?〜私と部長のはずかしいヒミツ〜
完結済·145·37.2万字
性描写有り
81元悪女は沈黙を選びたい ~婚約解消したいのに、彼に心の声が筒抜けです~
完結済·117·27.7万字
暴力描写有り
【2025年5月堂々完結!】悪女からの死に戻りで平穏な生活を手に入れようとしたら、まさかの溺愛……!? 婚約者から悪女と呼ばれ、周囲から蔑まれた蘇我紗希は河原で命を落とすも、気が付くと5年前に巻き戻っていた。 人生をやり直そうと婚約解消を婚約者・青木昇吾に申し出るも、紗希の予想に反し断られてしまう。 ならば、と前世の記憶を頼りに行動を起こしても、想像と違う結末ばかり。 実は昇吾には、紗希の心の声が筒抜けになり、彼女が死に戻ったことがバレていた。 紗希に惚れなおした昇吾から溺愛される、死に戻りの元悪女の未来は……?! 【主な登場人物】 蘇我紗希・・・悪女として惨めに命を落とした直後、5年前に死に戻る。生き延びるため婚約解消の道を選ぶが…。 青木昇吾・・・紗希の婚約者。心読という一族の力が突然発揮され、紗希の心の声が聞き取れるようになる。 華崎真琴・・・昇吾の幼馴染にして恋人と目されていた。実は宮本家の隠し子で、実子として認められようと昇吾に近づく。 宮本均・・・昇吾の親友。絡繰りという宮本家に伝わる能力を有し、昇吾を助けてきた。 小田莉々果・・・紗希の親友。登録者数2000万人越えのトップ配信者。前世の記憶を受け継ぐ力を持っている。 白川篤・・・昇吾のライバル。俳優として名を馳せる身、紗希に対し特別な想いを抱いている。 宮本総一郎・・・紗希の力を狙う宮本家の長。ある目的のため、本妻のある身ながら隠し子を設け続けて居る。
87拝啓、魔女より海底から
完結済·121·43.6万字
残酷描写有り暴力描写有り
【ネオページ契約作品】 家から放逐されブラック会社勤務に疲れ果てていた北条ナオは、24歳の誕生日に胸の苦しみを覚え意識を失ってしまう。そうして気付いた時、ナオは謎の美少女・エリアスティールに転生してしまっていた。 前世とは違い自分を愛してくれる家族に困惑しつつナオが手にしたのは、エリアスティールがつけていた日記。 そこには、エリアスティールの過去と今後ナオが直面する世界の危機、そして彼女からの願いが記されていた…… 目覚めた世界、エドーラのエグリッド王国の主宗教である【蒼き月の男神】教は、【赤き月の女神】の遣いである【魔女】を一人でも滅ぼすべく魔女狩りを行っていた。【魔女の首魁】と呼ばれるエリアスティールに転生したナオは、同じ【魔女】のリリとエリスが【魔女】である事を知っている実兄・アレンシールと共に逃亡と言う名の旅に出る。 徐々に明らかになる【蒼き月の男神】教が魔女狩りを行う本当の理由と、彼らが本当に信奉する神とは一体何なのか? 海底から出ずるという海底都市の正体とは? 魔女は災厄である。 魔女は救いである。 2つの側面を持つ魔女と、彼女たちを取り巻く人々の暗く、一生懸命な世界のお話。 ※こちらの設定原案はネオページより頂いております。
91恋愛バトルゲームの主人公のクズ兄に転生したが死にたく無いので全力で努力します
連載中·224·60.4万字
暴力描写有り性描写有り
目が覚めるとそこは知らないベッドに知らない家具、自分の部屋とは違う別のだれかの部屋 部屋の中を物色してると、自分が別人になってる事に気付く そう、ここは学園恋愛バトルゲーム魔都東京1999の世界だった 俺の名前は南原譲二、都内にある中堅ソフト開発会社のエンジニアだ、この会社は今2代目の社長が経営を引き継ぎ業績は悪化の一途を辿ってる、メインの仕事は大手からの業務委託とデバック、そんな俺たちの会社は今深刻な人材不足に陥ってる 営業が取って来る案件の量に対し、対応するエンジニアの数が圧倒的に足りてない 俺たちエンジニアは何時終わるとも知れない残業に追われ心身共に疲弊していた、しかも働き方改革の為とか言う理由で残業時間は44時間で強制的にカットされる ブラックもブラック超ブラック企業だ そんな従業員に見向きもしない新社長は今日も接待と称し若い女の子に居る店に遊びに行く・・・ こんな会社辞めてしまいたいが、俺には先代社長達と共にゲーム制作に関わっていた、あのやり甲斐に満ちていた時期の会社を忘れずにいる 俺たちが開発に関わった処女作、魔都東京1999を手掛けていたあの時期に そして今まさにその思い入れのゲームの中に転生している、本当であればこのゲームを愛する者として喜ばしいはずが俺の気持ちは最悪に沈んでいる 転生したのが北野 城二かよ 北野 城二は主人公の北野 尊の兄でモブクズの悪役だ、しかもゲーム序盤に婚約者でメインヒロインである宮下 藍瑠に婚約破棄され逆上した城二と主人公尊で決闘になり戦闘のチュートリアルとしてボコボコにされ家を追い出され露頭に迷い最終的に死亡するキャラだ ゲームプレイヤーにざまぁを味わって貰う為にだけ存在する悪役キャラ・・・・だが俺は死ぬつもりは無いゲーム内の城二には出来なかった「努力」に全力で取り組み、あてがわれた死亡フラグを回避して見せる 城二の運命を握るのは、サブヒロイン・・・屋上のアリエル事 雨宮 真白、俺は学園の現人神と噂される流星眼の美少女と交流を深める為に行動する 最初は自分の命を守る為に関わった真白と共に過ごす内に、城二の心境にも変化が起こる・・・そして自身の目指す先も 逆に主人公である尊はクズであった兄の周りに人が集まり信頼関係を築いている事に焦りを覚える・・・ モブクズの悪役と主人公の運命は複雑に交錯する
98何?夫の初恋の人は角膜が必要だって?じゃあ、夫のを使えばいいじゃ。
連載中·40·10万字
残酷描写有り暴力描写有り
読者の皆様へ: いつも読んで頂き、ありがとうございます。 更新は毎日2話です。 この作品がお気に入りであれば、ぜひ、コメント、「いいね」とブックマークをお願いします。 引き続き、よろしくお願いします。 ******************* 宮本武は初恋の人を守るため、妻の小鳥遊鈴を徹底的に辱めた。 初恋の人の言葉を盲信し、鈴に公衆の面前で土下座して謝罪するよう強要。 初恋の女にかかった数滴の熱い粥のために、鈴に沸騰した粥をかけるよう命じた。 更に、鈴の植物状態の弟の角膜を剥ぎ取って初恋の女に移植させようとした。 完全に絶望してしまった鈴は、弟を守るため、自らをマイナス196度の液体窒素で冷凍保存人体実験契約に決然と署名し、宮本の世界から消えることを選んだ。 鈴の姿が本当に消えた時、宮本は初めて悔しい思いで目覚め、狂ったように鈴を探し求めた。 しかし時既に遅し。 鈴は由緒ある関東区の大物に大切に守られ、かつての優しさは今や宮本武に向けられることはなく、冷徹な視線だけが残っていた。 すべての富とプライドを捨てて、哀願するように鈴の足元にひざまずく宮本。 しかし鈴の傍らに立つ大物はただ冷ややかに一瞥し、氷のような声で、「宮本武、お前には資格がない」と言った。
100反逆のアンリエッタ~聖女が魔女に変わるとき
完結済·117·32万字
残酷描写有り性描写有り
【2025年10月15日 本編完結しました! 沢山の応援ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします】 聖女の力、それはこの世界の女神より授かった奇蹟の力。 大地を豊かにし、闇を浄化し、人々を癒す。創世の時代より、聖女の加護により発展して来た魔法都市、グリモワール王国。 アンリエッタ・マーズ・グリモワールはそんな王国の聖女――クレア・ミネルバ・グリモワールの妹だった。 幼い頃よりアンリエッタは姉と共に、聖女の妹として王宮のために力を使っていた。  力を使う事は心身の負担になっていたが、心優しい姉と、このまま平穏な生活を送る筈だった……この国の真実を知るまでは。   ある日、欲に塗れた貴族と王子、国家の真実を知った妹アンリエッタは、姉へ真実を伝える前に魔国へと追放されてしまう。 追放された彼女を出迎えたのは魔国カオスローディアの暴君とされる王子、レイス・グロウ・カオスロード。 アンリエッタを迎え入れた王子から提案された話は、〝契り〟の契約という名の契約結婚!? それはアンリエッタが魔女になる鍵を握っていて……。 純粋な姉はいまも王子の寵愛を信じている。欲に塗れた貴族から姉を護る事が出来るのは自分しかいない。 そう思ったアンリエッタは魔国の皇子と契約し、魔女になる事を決意する。 すべてはお姉さまのために――  【2025年7月16日】 序盤の大幅改稿を実施しております。以前よりお読みいただいている読者様におかれましては、読み直さずとも展開の変更はございませんのでご安心ください。
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