2ダンジョン配信は始めません!
連載中·2·5,057字
西暦XXXX年。 突如として世界の至るところに『ダンジョン』と呼ばれる異空間への入り口が出現した。 ダンジョンは、地球上に存在しない凶暴な生物(のちに魔物やモンスターと呼称)が支配する世界だった。 ダンジョンの出現と同時に、地球上には『ダンジョンスキル』と呼ばれる、ダンジョン内でのみで使える特別な力に目覚める者たちが現れ始めた。 その者たちは『覚醒者』と呼ばれた。 覚醒した者は、世界人口の約10%に達すると言われているが、その実態、覚醒理由、発現条件などはいまだ不明だ。 ダンジョンへ潜ることができるのは『覚醒者』のみである。 なぜなら非覚醒の一般人がダンジョンへ立ち入ると、その内部の空気中に含まれる有害な成分を体内で分解することできず、たちまち死に至るからだ。 しかし、地球に住む人類はダンジョンの存在を無視することができなかった。 ダンジョン内には、地球上には存在しない資源が豊富に存在していることがわかったからだ。 ダンジョンからもたらされるその資源は、人口が飽和状態になっている地球に多大な恩恵をもたらしてくれる一方で、『新人類』と呼ばれる『覚醒者』たちの選民思想が問題となり始めていた。 『覚醒者』たちは自分の力を誇示するように、こぞって『ダンジョン配信』を始めていた。 そんなダンジョン黎明期のお話。 高校3年生の流野陽一(ながれのよういち)は、『ダンジョンスキル』が発現した『覚醒者』の1人だった。 しかし、陽一(覚醒者ネーム:ルイ=シャドウイング)は、決してダンジョン配信をしようとはしない変わり者。 ほかのダンジョン配信者のダンジョン攻略にこっそりついていき、その様子を自身のスキルを使って撮影し、匿名の動画チャンネルで公開するという行動を繰り返していた。 陽一が新進気鋭のダンジョン配信者、≪閃光≫のミオ=セリーヌの生配信に隠れて同行していた時のことだった。 ミオがボスの攻撃により、思わぬ致命傷を負ってしまう。 それを見過ごすことのできなかった陽一は代わりにボスを討伐する。 そのおかげで、ミオを一命をとりとめることになった。 本来なら出逢うことのなかったはずの2人。 運命に導かれ、パートナーとなってダンジョン配信を始める――話ではありません。 拗らせ非モテ男子と、メンヘラ隠れギャル女子による、甘々(?)ダンジョン外バトルが開幕する⁉
17プロジェクトスケアクロウ
性描写有り
連載中·33·6.5万字
残酷描写有り暴力描写有り
黄昏の中── 爆音が轟く────! 「──ザッ、こちら一分隊は……繰り返す、一分隊は離脱する──!」 ノイズ混じりの通信の向こうの声が、静寂の中に吸い込まれる。 彼女はペンダントを握り大きく息を吐く。 「分隊長より、第二分隊! 他分隊の後退支援に入る!」 彼女は分隊員にそう告げ、銃を構える。 彼女の放つ弾丸が正確に敵兵を撃ち抜く── 「最後尾は私が持ちます、副長は分隊員を連れて下がりなさい!」 ……Sir、 私、ちゃんと約束守りますよ……! スコープディスプレイのセンサーが赤く敵パターンを示す。 やがてドローンの羽音が鼓膜を揺らす。 遮蔽物へ身を潜め、息を殺す。 そして静かに狙いを定め、絞り込むように、 トリガーを引く── 放たれた弾は敵を貫き、機体は飛散する。 彼女は小さく、息を吐く── 刹那── 乾いた音が響き──── 彼女の胸元が 赤に染まってゆく──── やがて、 冷たい雨が降り出す。 微かに震える呼吸── 血濡れた手が、そっとペンダントに触れる── 金属の冷たさに、彼との繋がりを感じる── 「Sir……借りたペンダント、 返せなくなりました……」 ──その声は風に消されるほどか細い。 「約束、守れなくて、ごめんなさい…… もっと一緒に、居たかった…… 愛して、います…… Sir……」 無情に命は流れ落ち、 瞳は光を失ってゆく、 最後まで、彼女の手には、 青く光る、“約束の証” が握られていた── 任務から数日後、 オフィスの扉をノックする音。 静かに差し出されたのは小さな箱。 ──瞬間、彼の視界から、色が消える。 中にはドッグタグと彼女に持たせたあの青いペンダント…… 硝煙と血の微かな匂いが、運命を物語る。 「嘘、だろ……?」 床に膝をつき── 声にならない嗚咽が込み上げる。 彼女の笑顔も…… 頬を染めた言葉達も…… 今はもう…… 届かない。 胸を引き裂く後悔と、温もりの記憶が彼の胸を締め付ける。 「……僕がちゃんと止めていれば……ごめんよ……ごめん……」 青く光るペンダントだけが── 静かに彼を見守っていた──── それは儚く切ない愛の記憶──────
21恋愛小説-Love Story
連載中·44·6.5万字
第一話 長すぎた春を過ごしてきたカップルが、ちょうど同じ日に別々の友人の結婚式に出席することになった。そこで訊いた話によると、もし引き出物がお互いバウムクーヘンだったとしたらそのカップルは別れる運命だという。最後に主人公が取った行動とは・・・。 第二話 大工の同級生とつき合うようになった主人公。彼の分かりづらい性格に愛想をつかしながらも惹かれていってしまう。 第三話 主人公は中学の女教師。担任クラスのにひとりの問題児がいた。そんなある日、主人公が不良達に絡まれて。 第四話 高校の仲良しグループが花火大会に集まった。人混みの中、彼の手を取って助けてくれたのはクラスメイトの織江だった。 第五話 あこがれの図書館司書に本を紹介してもらえることになった。何気なくそれらの本の題名をつなげてみるとある言葉が浮かび上がってくるのだった。 第六話 小学校にサーカス団の少女が転校してきた。恋に堕ちた主人公は将来サーカス団に入団することを誓う。高校を卒業して訪ねるてみるとそこに少女の姿はなく・・・。 第七話 偶然見つけたカクテルバーで亡き妻の思い出のカクテルを作って貰い堪能した。翌日その店に行ってみるとその店はすでに閉店してしまっていた。 第八話 鼻が低くて悩んでいる主人公が整形美容で鼻を高くした。翌日登校すると、周囲の反応が微妙に変化する。とくに彼氏の反応がいまひとつだった。 第九話 読書家の主人公は時々同じ本を購入してしまうという失態を犯してしまう。ある日同じような女性を書店でみかけて声を掛けて・・・。 第十話 彼と別れる決心をした主人公は、別れの印にハンカチーフを渡すことにする。ところが彼の反応は予想外のものだった。 第十一話 バイトの後輩が熱い眼差しでクリスマスの予定を訊いてきた。これはチャンス。 第十二話 女子たちの手違いでお互いに間違った相手からバレンタインのチョコを貰ってしまう。それを交換する姿を別の女子に目撃されてしままう。 第十三話 ホワイトデーで彼女たちと距離をおくために恋の達人に対応を相談する。 第十四話 交番にいたずら電話を掛けてくる女性に恋をしてしまった巡査の物語。 第十五話 彼女に浮気と勘違いされてしまった主人公のサプライズとは。 第十六話 上から読んでも下から読んでも同じになる回文カップルが遠距離恋愛になってしまった。悩んだ末別れを決意したその時・・・。
30インマイライフ
連載中·62·8万字
第一話 主人公の主婦が実家の母親に勝手にテレビ番組の愛妻家コンテストにエントリーされてしまった。次々と紹介されるすばらしい愛妻家たち。こんなことならもっとちゃんとしておけばよかった・・・と後悔する。 第二話 妻が宝くじの当たりやすいひとの特徴記事が夫にマッチしていることを教えた。それからしばらくして、夫の素行が妙におかしくなったことに気づく。 第三話 主人公は母のすすめで舞妓になるため、置屋に弟子入りすることになった。苦しい修行の末、ようやく舞妓になることができたのだがすぐに実家に帰されてしまうことになった。意気消沈した親娘は・・・。 第四話 主人公は雑誌の取材のためフランス人シェフの家を訪ねる。和食器と洋食器の違いを教えてもらうためだ。ところが最後にとんでもない理由をきかされることになる。 第五話 真は世界チャンプを夢見るボクサーだ。練習のため恋人の千鶴と会えない日々が続いていた。だから千鶴は軽い気持ちでボクシングジムの練習生なることにしたのだった。 第六話 娘の七つのお祝いに天神さまにお札を収めに行った親子は、途中気味の悪いお婆さんに出逢う。 第七話 新しい試み。落語で漫才をやってみた。 第八話 主人公はネットゲームの世界でヒロインを演じてきた。そんなある日オフ会にどうしても出席しなければならなくなる。そこで彼女に頼み込んで主人公になりすまして出席してもらうことにしたのだが・・・・・・。 第九話 ふたつの部署に所属する新入社員の主人公は個性的なふたりの上司に翻弄される。 第十話 本日のコーヒーで使われている豆をクイズ形式てにしている喫茶店。マスターはある日コーヒー通のお客にちょっとした悪戯をすることを思いつく。 第十一話 北方領土でラーメン屋を営む主人公は、ある日隊と逸れたロシア兵にラーメンを奢った。 第十二話 家族写真に見知らぬ人間が写っていた。よくよく訊いてみたら・・・・・・。 第十三話 主人公はOLになって笑顔をつくる研修を受ける。 第十四話 仕事一筋でがんばってきた主人公は永年勤続で会社から休暇をもらうが、どう暇をつぶしていいのか分からず・・・・・・。 第十五話 主人公は妻からクリスマスツリーがもらえるクイズに参加させられる。 第十六話 主人公は涙ぐましい努力をして禁煙を成功させる。 第十七話 現代サッカーはデータを駆使していた。 第十八話・・・・・・
31ミステリーが止まらない
連載中·31·6.7万字
第一話 主人公不知火知子(しらぬいともこ)はデコポン探偵事務所の所長。ある日高貴なご婦人から大学生の息子の動向調査の依頼を受ける。部下の片桐と共に調査をはじめた。 第二話 泥棒の主人公は盗んだ望遠鏡で向いかいのマンションを眺めていた。偶然にもその中に以前お世話になった刑事の部屋を見つける。そして主人公は細君が刑事を撲殺しているところを目撃してしまう。 第三話 京王線の駅で連続殺人らしい事件が起きる。奇妙なことに駅のイニシャルに合わせて同じイニシャルの人物が殺されていくようだった。これを食い止めるために警察は探偵に捜査を依頼する。 第四話 探偵はその日、京都の友人(モトカノ)の家に招待されていた。しかし招かれた豪邸で殺人事件が起きる。殺されたのは探偵を招致した友人であった。 第五話 海沿いの家で殺人事件が起きる。被害者がろくでもない男だったため、警察は容疑者が多すぎて絞り込むことができずにいた。そこで警察はある秘策に出た。 第六話 家政婦の主人公はあるお金持ちの家に派遣された。ところがそこには若い女性がひとり暮らしているだけであった。犯罪のにおいを感じた家政婦は、ボーイフレンドの探偵に協力してもらい密かに庭のバラ園を掘り起こすことにした。 第七話 会社を引退した主人公は、ある朝新聞の求人欄を見て応募することにした。オスの三毛猫を持参した方に簡単な仕事で高収入を支払うというのである。さっそく主人公は家の三毛猫を連れて行って合格したのだが・・・・・・。 第八話 PTAの役員を務める主婦が完全犯罪を計画して実行した。そこに冴えない刑事が聞き込みに来た。刑事はなにかにひっかかりを感じて事件の真相をつき止める。 第九話 オーケストラの常任指揮者が人気のある指揮者にお株を奪われることになった。そこで精神科医の義姉に依頼して指揮者の殺害を計画する。 第十話 将棋名人戦の挑戦者が殺された。手にはなぜか桂馬とテントウ虫が握られていた。 第十一話 マフィアのボスが密室で殺された。主人公はトリックを見破り犯人を追い詰めようとしたのだが・・・ 第十二話 盲目の美女探偵が愛犬シャロンとともに宝石盗難事件に挑む 第十三話 裁判で無罪になった極悪人が謎の死を遂げる事件が相次いだ。不審に思った警部は探偵に調査を依頼する。そして犯人を追い詰めた探偵は意外な事実を目の当たりにする。 第十四話 ・・・・・
41ファンタジア
連載中·41·5.7万字
第一話 小料理屋で奇妙な男と知り合いになった。幼い頃生き別れた母親に合わせてくれると言うのである。酔っぱいのジョークだと受け流していると、翌日その男が現われて・・・。 第二話 気がつくと肩に天使がいた。天使はいつも適切なアドバイスをしてくれる。好きな女性が二人現われた。どちらを奥さんにするか迷っていたが天使のアドバイスは意外なものだった。 第三話 銀婚式を迎えた夫婦は記念に海外ミステリーツアーに参加する。最後に玉手箱のようなものを持たされて帰ってきたが、これを開けるととんでもないようなことが起きるような気がして躊躇をしているとなにも知らない娘が開けてしまう。 第四話 京都在住の主人公は彼女を連れて京都大文字焼きを観に行く。するとふたりの魂が天高く昇っていく。主人公は彼女のために大文字焼きにまつわる言い伝えを実践する。 第五話 主婦美波は退屈な日々を送っていた。ある日偶然学生時代の手紙を見つけ、面白半分で自分あてに手紙を書いてみた。すると過去の自分から返事が来たのだった。 第六話 ホームセンターにペットを買いに来ていた母と娘。娘が一匹の猫を見つけた。娘にだけその猫の話している言葉が聞こえたからだ。レイは母親に駄々をこねてその猫を買ってもらった。 第七話 夜中の岸壁で女を乗せたタクシー。無口なその女性を家まで送り届けたのだったが・・・ 第八話 暗黒異次元世界が世界を飲みこもうとしていた。しかし何も知らない主人公は、車に愛犬を乗せて遅刻しそうな会社に向かったのだった。 第九話 亜理寿はハロウィンの日に姉の家を訪ねているのが習慣だった。しかし義理の兄はそんな義妹をおいていつも外に遊びに行ってしまうのだった。 第十話 プロゴルファーのトムはゴルフ場の池で神さまと出逢う。神様はトムにどんなパットでも入れることができる金のパターを授ける。ただしそれを使うと必ずひとつ大切なものが失われてしまう。 第十一話 主人公の主婦は毎年ひとりで自分へのご褒美としてとっておきのワインで乾杯する。そこへ王国からの使いが現われて、実はあなたはさる王国の姫君なのだと告げられる。 第十二話 主人公は好きな彼女に公衆電話で電話をかけようとする。するといきなり公衆電話が鳴り出して、主人公に奇妙な暗合めいたことを叔父に伝えるよう指示をしてくるのであった。 第十三話 病弱の四歳の瑠璃が最後に神様にお願いしたのは
57シン・レキシ小説
連載中·14·2.3万字
<皆様のおかげでNSP04『読者チョイス賞』をいただきました。> 第一話 マルコポーロは東洋に黄金の国があることを訊き、東洋見聞録を発刊するまえに自国の軍隊で金を搾取してしまおうと考えた。ところがマルコポーロたちがそこで見たのは想像を絶するものであった。 第二話 世界初の有人飛行を成し遂げた人物の話。そこには意外な事実が隠されていた。 第三話 河川の氾濫で行く手を阻まれた諸葛孔明は、竜神へのいけにえの生首の代わりに肉まんをお供えることにする。ある日孔明が見回りに来てみると、そこで意外な光景を目の当たりにすることになる。 第四話 若くして一家の大黒柱にさせられてしまったベートーヴェンは、次第に変人、無礼者、非常識、無精者などと言われるようになってしまう。彼の才能とは裏腹に心は閉ざされていってしまうのだった。 第五話 自動車整備士をやめた主人公は、母親の営む女性用下着の販売セールスマンとなってしまう。ある日ぼんやり海を見ていると、彼の頭に突飛なアイデアが浮かび上がるのだった。 第六話 ジョンレノンを暗殺しようとした犯人には小人たちが見えていた。そして彼らは暗殺の真の目的を見抜いていた。 第七話 ズットナーは第五回ノーベル平和賞を授与された。でもこれはもともとズットナーのために作られた賞だったのだ。 第八話 ゴッホは芸術家を集めて真の芸術を追究しようとしていた。ゴッホの死には自殺説、他殺説があるが、真実は少し違うところにあった。
62SFラプソディ
連載中·37·4.2万字
<皆様のおかげでNSP03『読者チョイス賞』を頂きました。> 第一話 アメリカ爆撃機B-29エノラ・ゲイが広島に原爆を投下しようとしていた。そこへ未来から見学のためにタイムマシンがやって来る。 第二話 宇宙飛行士が宇宙で不思議な音を聴いたという。指令室の室長は頑なにそれを否定するのだった。 第三話 富士山が噴火した。孤児として育てられた美しい妹が噴火を鎮めるために富士山に登りたいと言い出した。 第四話 駅のお弁当屋の夫婦の前に、未来から孫がやってきた。タイムマシンを使って原料の買い付けをしろというのだ。ただし歴史を塗り替えてはいけないという。悩んだあげく店主はある方法を考えつく。 第五話 女性秘書型AIロボットQR104号が配属された。翌日主人公はロボットにみゆきと言う名前をつけて得意先回りをすることにしたのだが・・・。 第六話 ユピは夏休みの宿題に太陽系水槽セットで地球をつくっていたがいつも失敗する。その様子を観察していた少女もまた悩んでいた。 第七話 お掃除ロボットは献身的に働く優秀な未来掃除機だ。ただし彼には最近感慨深く思うことがあった。 第八話 ウルトラマンは事故を起こして地球を専門に救うことになる。 第九話 絵麻はロボットと一緒にエレベーターに乗っていた。ところがエレベーターは最上階でとまらずにを突っ切ってしまった。 第十話 エイリアンが地球を侵略しにやってきた。そのとき宇宙人が見たものとは・・・・・・ 第十一話 エイリアンがまた地球侵略にやってきた。ところが・・・・・・。 第十二話 エイリアンは地球侵略の足がかりとして宇宙ステーションを乗っ取った。乗組員たちの取った起死回生の行動とは・・・・・・。 第十三話 魔界から魔物が現われた。魔物を退治できるのは人型戦闘兵器NE28だけだ。しかしそれを唯一操縦できる乗組員が死んでしまった。代わりに双子の弟をパイロットに任命したのだが・・・・・・ 第十四話 のぞきの現行犯の取り調べが始まった。その男の証言では、自分は未来人だと言う。 第十五話 手乗り象が欲しくてミニチュアにする装置を開発した主人公。ある日観光バスが自分の家を取り囲み・・・・・・ 第十六話 UFOは本当にいるのか。教授と学生の討論は続く。 第十七話 植物の言葉を翻訳できる機械を開発した。 第十八話 ~
64シン・ジダイ小説
連載中·27·4.8万字
<皆様のおかげでNSP04『読者チョイス賞』をいただきました。> 第一話 坂本龍馬と沖田総司は人知れずマブダチだった。余命わずかだと知った沖田は龍馬にある提案を持ちかける。 第二話 三保の松原に天女が降り立った。羽衣を漁師に盗られた天女はある行動にでる。 第三話 秀吉から無実の罪を着せられた千利休は、町人であるにもかかわず切腹の刑となる。利休の最期の願い事が後に大変なことになるとも知らずに・・・。 第四話 赤穂浪士事件にはふたつの謎があるという。喧嘩両成敗がなされなかったこと、主君の仇討ちが正当化されると思ったこと。大学の教授が生徒にその謎を解き明かす。 第五話 大坂夏の陣で真田幸村は徳川家康を追い詰めた。ではなぜ家康は討たれることがなかったのか。そこには家康の一言があった。 第六話 忍者と勘違いされた(?)俳人松尾芭蕉が東北の旅に出る。 第七話 東京駅を設計した辰野金吾は孫にねずみの居場所を訊かれて困ってしまった。とっさにいま建造中の物件を思い出して・・・ 第八話 小林一茶は長男にもかかわらず、東京に奉公に出されてします。ストレスを抱えた一茶は次第に俳句の世界にのめり込んでいくのだった。 第九話 ある生徒が堀越二郎に自分が零戦のパイロットであることを明かす。 第十話 北条と豊臣のどちらにつくか決めかねていた伊達政宗は、一世一代の芝居を打つことにした。戦国での生き残りをかけた政宗のパフォーマンスを描く。 第十一話 金栗四三は日本人で最初にマラソンランナーとしてオリンピックに出場した。 第十二話 香川県がうどん県になった由来は空海の壮絶な人生と共にあった。 第十三話 外国人のお客の依頼で、招き猫の寛太が招き猫の歴史を説明をする。 第十四話 島原の乱で不本意ながら副隊長に任命されてしまった主人公が密かに幕府軍と密約を交わす。 第十五話 法律により平民も苗字を作らなければならなくなった。困った農民たちはお寺の和尚にお願いすることにしたのだった。 第十六話 ある学生がモスクワ中央図書館で、卒論で乃木希典について調べようとした。そこに気のいい掃除夫が声を掛けてきた。